きみを愛する力をなくしたみたいだ
だから今夜も身体をアルコールで満たし
嘘をついて感 ....
買ったばかりのアンティークの電気スタンドを眺める
フレアスカートのように広がった
ランプシェ ....
肺呼吸を上手に行う
グッスリ眠っているときに起こされると、その ....
A fond, A fond,
もっと 振って もっともっと
どこか遠くへいきたいな
おね ....
明日さ、会社サボって
午前中から遊園地に行こうよ
おばけ屋敷で
朝ごはん食べてから
コー ....
エレベーターに乗ると
上へまいります
と声が案内するけれど
ほんとうは
....
ペットボトルを探しているうちに
3年経っていた
中の水は腐っていた
見上げたら夜空で
知らな ....
寒く その 室内に 貴方達がいて
私は 影に乗り込む
小さな 鬱に 花を 渡して
春を 一人が ....
秒針の先に私を刺す続きがあるのだとしたら
それは過ぎた日々を小さく刻む道
巻き戻すことをし ....
地下鉄の風に背中を押されて
階段を下れば
ホームの端を
黄色い凸凸道が
何処までもまっ ....
涙さえ君がくれているものだから生き抜いてみたいこの人生を
花は咲くのが仕事というのなら人は ....
夏休みの
みがき残しの
いちご味みたいな
幼い恋
だったね
プールで泳いだあとの
....
たまった垢をふりはらい
部屋の背中を流してやる
前屈するすこやかさで
画びょうの跡がこぼれ落ち ....
■潜在意識のプロトコルを宇宙に合わせろ・・・
■われわれは受信した
朕深ク世界ノ大勢ト帝國 ....
僕の中に生きる支配者は
冷めた笑みか真の痛みか
無理に抜いたコスモスを水に
投げた 水面揺 ....
・庭園にて
裸足のままならば
何処にでも行けるのだ、と
喉から生えた腕 ....
この花は食べられます
つまりエディブル
この木は詩になります
つまりポエブル
イッヒ ....
世界遺産を遺産と呼ぶのをやめさせられましょう
携帯ナビから愉快な匂いがしてたまりませるる
....
好きときらいがいっしょになっているあなたを
どうしたらいいだろう
どうおさめたらいいだろ ....
純愛はゴム一枚の薄さかな
オレの子か百歩譲って神の子か
何をする所かレディースク ....
意外なことに、人間の感情は科学的に解明されていない。
何故、クオリアが発生するのか。これが解明 ....
<余分三邪鬼>
脂肪
最後に君と食べたネギ塩カルビ
泣きながら飲み干し ....
君と二人で歌いたいのです
肺から喉を通って綺麗な声を君に届けたいのです
君と二人で踊りたいのです ....
愛を感じたことがない人
彷徨って、彷徨って、街へやってきた。
さらに途方にくれた。
....
未明まで続いた雨音も止み
澄み切った青い空と
太陽の光をめいっぱい浴びた白い雲が
冬の旋風を彩 ....
自分を詩人だとは思えない。表現の限界とかいう事ではない。自分で名乗れば、詩人。自分で歌えば音楽家。元 ....
未来があるから、過去がある。過去が無ければ、未来は無い。
人間は、記憶する能力を持っている ....
一人淋しい夜が明け
人知れず 街並みを見つめる
カーテンから零れる日だまりの中で
....
幾つか。
まず、今日も私は悪い事をしてしまいました。反省というよりも、今の状況を打開するには、 ....
顔の無い意識の核に
偏心の円を回してみる
価値の無い意味を探し
理屈の ....
屈折する
夜のとばりの
彼方にみえる
薄い月
約束とは
青天の空に飛ぶ
....
夏日差し ぎゅっと詰った みかんかな
夏日差し こたつに満ちる みかんかな
みかん皮 お座布のご ....
飛行機に乗っていますか
それとも鳥になりましたか
空はあまりに高すぎて
あなたの姿 ....
日溜まりにたまる野良猫さわりたい たぶんすごいあったかいだろう
坂を登ると、
公園に入る道へとつながる。
闇をつんざく白熱灯。
アスファルトが寒々しい。
....
雨霰 空見つめてその表情
風ひたと止んだる木々に雫落ち
曇天の言葉ひびいて立ち尽 ....
唇に触れた雫がしょっぱくて…
泣いてたんだと気付いたあの日。
君が作ってくれた
マーボードーフと
ごはん。
どちらもふっくらしていてね。
口の中で立体 ....
接近した彗星を見つけようと
運命の交差点に、立つ。
まわる、まわる星が
隠していた寂しさを ....
−“Bookmark中心主義”から“検索中心主義”へ至る仮説−
「現代詩フォーラム」という、 ....
そろそろ年かなぁ
そんな思いを抱えながら前足を丁寧にペロペロと掃除する
生まれた時に ....
まるで作り物のような空を眺めてた。
あの月だってもしかしたらあのビルの屋上から誰かが照らしてい ....
ミモザの下でキミを待つ、キミを待つ。
雨は銀灰
傘を打つ音、なる、なる、なる。
ち ....
赤い夕日を浴びたのに
かげだけ黒い、
そのふしぎ。
草木も花も野も山も
おな ....
★
紅葉した山の宿舎を出ると 頭上を雁が渡った。その哀しげな声は、澄みきった大気 ....
とにかく
あっちに向かって
歩いてみよう
朝日が
わたしを
呼んでいるなら
湿潤の大気わが胸巡りゆき
燃えている心の襞に雨強し
うつむいて氷雨ふる朝木の静か ....
100で止めたい気持ちと
100をさらに傾けてみたい気持ち
葛藤することはあるけれど
あなたは ....
曖昧に消される非常線
いくつかの群青が派生してゆく
毛細血管より先に、速い!
欲望を体が理解す ....
神社の駐車場に続く古い道で、ふと、
つぶれた中華料理屋はどれくらいあるだろう、と考える
仰ぐと、 ....
1、2、3、4、5、24!
人間の中の
煙の無だ。場所の復活の、、、
死体!すでに、存在させら ....
少女は生まれつき目が見えなかった。そのかわりに耳がとてもよく、例えば村中の猫たちの鳴き声を聞き分け ....
真夜中
出張さきに着いて
部屋にはいる
FMにあわせると
モーツァルトが軽く ....
都合の良いことばかりを受け入れて
それは甘ったるい愛の言葉とか
満たされるような接吻だとか
わ ....
半蔵門って何処だ
紫の帯の地下鉄が開通したとき
まず思ったのはそのことだった
銀座/丸の内 ....
地面が安定していない
耳障りな笑い声と不愉快なセリフは武器となり
僕のすべてを壊そうとする
....
ヒトのかたちを持たない
友だちが
殖えている
わたしのマイミクシィは
ついに五十を ....
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