夕日の赤は夕日の赤

他のどの色でもなく



一日の終わり

その美しさの中

 ....
スプレー缶にキャップをつけるのが彼の仕事だ
両手に1ヶずつキャップを持って待っていると
ベルトコ ....

【睫毛の先】

もう
恋なんぞしない
と思って泣き続けたら
はらはらと
睫毛が残らず ....


そのころ、と言っても今でもそうなんだけど
僕の遊ぶベースは六本木で
ヒマがあるといつも
 ....


踏みしあの石の方から坂道が暮れ、くらがりに蟻の殺傷

髪しぐれ飾り窓に広がりて雨にも見 ....
スーパーに詰まれた
無精卵のように
生まれる前に
あらかじめしっかり殺されている
それがわた ....
秋の空は何処か澄んでいて
見慣れた街並みさえも今日は違って見える

遠くで野良猫が鳴く声が響い ....
白い箱を最後に磨きます

かつてその輝きに出会い

見つめ抱いた大切な箱

白いと決めた ....
心が疲れて
何を見ても
何も見えない
誰にも教えられず
ただもどかしさだけが
ずっと残って ....
コスモスがひっそり旅立つあたしに
手を振るように右に左に揺れている

大丈夫だよ
哀しみはあ ....
信号の青き灯りの連なりて道滞る秋の深みに           ─あるいはナンタラ落書もどき


どうも前々から空がおかしい
ミシミシ無 ....
立てないけれど
座れないけど

折れ曲がったままの手だけれど
すり抜ける記憶だけれど

 ....

ほら
ここはいつか来たあの森の入り口。
遠い昔になった思い出だけど、
確かに君と歩いた道だ ....



菩提樹の上で交わるけだものの系譜の果てに立ち尽くす我



吼えるものただ自らに ....
大丈夫だよ。


頑張れ。


愛 してるよ。


そんな 言 葉
君には必要な ....


うつくしいせかい
それは雨上がりの紫陽花が
ブローチのようにも見えた
あのひのきみ
 ....
品詞の群れが
淡青く固まって
規則正しく
埋まっている
あの砂浜の
崩れたお城のあたりに
 ....
夢のよう 眠る傍に いる子犬

忘れてる 死ぬことを 忘れてる

赤い鳥 見えなくなって 飛 ....
あんまり怠けていると明日のことを忘れてしまう。

もう一度だけでいいからここで何かを思い出して
 ....
この街が寒いから手紙をだすよ
風邪なんてひいてないかい
ここは少しだけ寂しいよ
早く春が来れば ....
あれは大阪長居の安アパートに転がり込んできた僕みたいに
公園の木の上で啼いているのを 当時、純朴だ ....


虹を食べ過ぎてしまったか
のように少し大きい女の人が
愛という字を
消しゴムで消し続け ....
キラキラと星達が回る
月は静かにチェロを奏でながら
ワルツを踊る

ワインを片手に
氷のデ ....

真夜中 岸辺に泳ぎ寄る魚は
不吉なほど黒い


昼の海からは
想像もできないほど大きく ....

朝顔の 露に張りつめた花びらは
美しい
しかし 弄れば弄るほど萎れていく
ダイヤは研けば研 ....



枯れ葉に眠る蛾
湯の底の丸薬
動かぬまま 呑みほされようとし
はばたき
のがれる ....
秋の森の中
もみじの壁に沿いながら
生きるうれしさを想いつつ
沼のほとりへと佇む

秋の森 ....
ある晴れた秋の午後
日差しが熱い
夏のようだ
デートの予約

いきなり井の頭公園で
ボー ....
タイプする

昼下がりのオフィスで僕はタイプする

思考の変遷を変換して銀鱗として
 ....
辞書を片手に詩を書く
脳に染み付いたワンパターン
発想力をドーピング
適当なページで指を止め ....
台所に座り込み
勝手口から空を眺めると
柿の葉が広がっていた
とても濃い緑

よく耳を澄ま ....
光よりも暖かく
  この地球を包み込められたら
     どんなに素晴らしいことか

 光よ ....
ねえ 窓を開けて
ねえ ちょっと見るだけでいいの
まるでそれは火の海よ
燃え盛る炎の中で
私 ....
大好きな君を一生幸せにできる力量など
僕にはなかったんだ。

大好きでも、僕には出来ないコトだ ....
文字だけでいいの
声はいらないの
会えなくてもいいの

ふっと思いついて電源を入れて
あの ....
あなたを
一時間も 二時間も
天ぷら に
独占 されてしまうのは
とても おもしろくないので ....
 止まることなく
 車輪は回り続けて
 
 今夜銭湯帰りの空の三日月は
 泣いてるように見え ....

街灯が照らす

オレンジ色した結晶たち

暖かく舞い上がる

見とれていると

 ....
実った実に惜別を

数え切れない憂鬱と

殖え続ける後悔を

たっぷり含んだ柘榴の実
 ....
そして
冬将軍がやがて
この森にも流星を連れてきます
今夜は月のない晩なのでとても綺麗に見える ....



全身の 筋肉痛の 愛おしさ 始発に揺られ 遠く反芻



 ....
  
  
  
  白が白じゃなくなる。
  
  黒が黒じゃなくなる。
  
   ....
 
 
そうです
あれがゾウです

あの巨体の半分は
「優しさ」で出来ています


 ....
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2006年10月16日
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夕暮れささやま ひ...自由詩2*06-10-16 23:59
お仕着せの愛の洪水の中で独りぼっちと呟いたバカヌヌヌ自由詩206-10-16 23:58
もうしません蒸発王自由詩5*06-10-16 23:52
silent moonいとう自由詩17*06-10-16 23:52
赤符号ふもと 鈴短歌206-10-16 23:35
青春青色銀河団未詩・独白106-10-16 23:28
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白い箱mayaco自由詩106-10-16 22:52
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停滞A-29短歌006-10-16 22:16
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森の中でネコ助自由詩106-10-16 21:46
系譜木立 悟短歌706-10-16 21:41
宛て無き返歌。李伍 翔携帯写真+...206-10-16 21:12
うつくしいせかいキメラ自由詩306-10-16 20:52
品詞の活用法吉田ぐんじょ...自由詩606-10-16 20:33
適当な言葉当麻完二俳句106-10-16 19:43
さよなら地球自由詩006-10-16 19:36
時計は今も静かに笑うプル式携帯写真+...9*06-10-16 19:18
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景色たもつ自由詩1006-10-16 18:47
グッド バイ エンドレス ムーンプル式自由詩2*06-10-16 18:11
正義のパトロール杉菜 晃未詩・独白9*06-10-16 18:02
それは あなたの中に自由詩12*06-10-16 17:39
夜とゆくえ木立 悟自由詩306-10-16 16:06
秋の森の中ぽえむ君自由詩5*06-10-16 14:27
my sweetheartペポパンプ自由詩3*06-10-16 14:24
僕の六本の指水町綜助自由詩2*06-10-16 13:42
辞書を片手に詩を書くkw自由詩106-10-16 12:58
丸い空チアーヌ自由詩606-10-16 11:49
光よりも明香璃自由詩206-10-16 10:18
サルビア未有花自由詩9*06-10-16 10:06
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きづきひとみん自由詩006-10-16 6:01
生平FUBAR自由詩3*06-10-16 5:24
安全第一山崎 風雅自由詩406-10-16 2:25
bye-byeネ々コ自由詩1*06-10-16 2:15
樹木霊whippo...自由詩006-10-16 2:08
夜、明けない森で夕凪ここあ自由詩6*06-10-16 1:49
no titleネ々コ短歌0*06-10-16 1:49
【 羊水 】豊嶋祐匠未詩・独白0*06-10-16 1:49
Zoo橘のの自由詩8*06-10-16 1:11

加筆訂正:
荒川洋治を読んでみる(一)『水駅』/角田寿星[23:49]
あまり役に立たない用語解説、追加。
シンデレラ・ハネムーン/恋月 ぴの[00:22]
ちょっと訂正してみました
44rows, 1.04sec.