月の明かりを浴びながら眠る少女
氷のように澄み切った心
わずかな時間
心惹かれ 心奪われる ....
印度で ヒトが しにました 神様 もう 充分 です 。
誰でもというわけではないかもしれないが、人は多くの場合、記憶の中に原風景を持っている。それは、その ....
恵みは 希望を膨らませ
たわわに 蓄えられて行く
根ざす 大地は暖かく
不自由さに 逆らう ....
ぼくの終わりが
死というものではないと
思っていたいのだけれど
だとすれば ほかに
一体どん ....
毎日同じ風景 見飽きないのはなぜ
春風が窓から吹き込んで
私の髪をみだす
車の流れる音
....
あなたが美味しそうに、ご飯を食べていると
私は笑顔になります
あなたがカラオケで、大好きな歌 ....
ぼくは何も望んでいないと
言っているけれど
それがほんとうなのか
本音なのか
最近分からなく ....
愛妻 鏡像の窓ットの外・A棟とBeeと兎の塔erからのシャワー
リ兎る・コカ韻の降下のL-ine. ....
放置自転車を片づける人
放置する人を叱る人
放置自転車に跨る人
自転車が無いから歩く人
....
砂の絨毯に寝転び
星々の海に身をゆだねる
金色に輝く衛星も
海に浮かぶ島の一つ
私は ....
しにゆくものなんです
ぼくらは
それだけなんです
ぼくらは
それしかじょうけんが
ないんで ....
2個で150円、
の うたい文句につられて買ったそれは
避暑地の出来事のように
ふわふわと軽く ....
灰をまさぐって 泣きながら
名前のない場所に みどりを
まみどりを植える
花が咲いたら そ ....
初めて見た流れ星は
確か冬のオリオン座
星座盤に描いてある図でいうなら
あの腰ひものあたり
....
私は、ここに居る
あなたと出逢って恋をした、この場所に
別れて泣いた、この場所に
....
睡眠薬を飲まずに
今日は寝ます
たとえ 眠れなくても
夢のなかで
バ ....
好きなものを頼みなさい
メニューを渡すと
娘はしばらくうつむいて
星が見たいと言う
隣の ....
ランブルのデミタスを
すするように飲むと
僕の舌先に
震えるような秋が来た
ドミ二クチノ ....
果てしない
闇を光に
変えてゆく
カーマイン、スカーレットにマゼンタの三人の魔女空で焼かれた
瑠璃色の勿忘草はまみどりに染め ....
僕は願いを持っているから死なない
君も願いを持っているなら死なない
願いを持っていた彼ら ....
何かが変わりそうで
何かがわかりそうな夜に
お金の無い僕は空腹で死にそう
でも半ライスを買える ....
君は気がついた?
今 横断歩道の向こうを右に曲がった風に
何一つ決められない僕たちの ....
僕がじいっと空を見ると
空はもっとじいっと僕を見る
まるで僕は透けてしまうようで ....
その葉の一枚の中に
暖かさが流れていて
触れて私は
その流れの中に浮かぶ
....
砂が生まれる日
冬から白が去り
見える風が座す
冷たいまなざしの
....
■11席のいちばん端に座った私のお客さん
カウンター
座ったその人は "サザン ....
コトリガ ぴーぴー って泣くから わたしも ぴーぴーってないた。コトリガ キーキーって 鳴くから わ ....
言葉が躓いた先
視界の端で海が揺れる
掬ってみれば穏やかに澄み
浸してみれば鮮やかに碧く
....
今までだって
そうだった
今だって
そうなの
何時だって
私は 私に
しっかりと
抱き ....
冷房のままで空き地に棄てられし軽トラックが消えた秋の日
足首に薔薇のいばらをくくりつけあな ....
傷付けてほしくない
私の心は年寄って
もうこれ以上の傷は扱えないと言う
私が若かった頃 ....
朱と漆が混じる頃 名もない丘の墓地
今日も訪れる 独りのピエロ
鈴の音を連れて つぼみを灯した ....
透過傾向にある
あこがれを{ルビ禁=いさ}めて
風と{ルビ心中=しんじゅう}
(危うげに傾倒す ....
羽虫の身震いが
きらきらしている、音
夜の
羽虫への
局地的な雨上がり、のあと
....
学校に持ってきて
わたしが彼に言いたかった言葉
学校を持ってくるの?
彼がわたしに言った言 ....
目をさますと
雪のように朝が降っていて
やさしい手順で
呼吸をおくる
あなたは
ま ....
なんだか わたしに とってこの サイトハ おおきなかうんせらー の ようだ。ずっと ぼーいふれんども ....
あなたが歩きながら右手を後ろにのばすと
それは手をつなぐ合図。
それがうれしくて、時々わ ....
物体の起源をめぐる言葉が尽きない
カルシウムの時代―
十月、化石を探すにはうってつけの季節
ポ ....
わたしには 一匹 いぬがいた 。 とても かわいい いぬだった 。 まーぶるといった 。 キング ち ....
幼い頃のひとり遊びの記憶は
影となって私に纏わり
誰かを愛そうとするたびに
耳元で ....
ことりが 大きく 泣いた あさ
いままで すなおに おやにあまえることが できなかった。それは はずかしいけど親離れできていなかった ....
公園でポカポカしていた。
階段の下から二段目に座って。
子供がヤンヤヤンヤと騒いでい ....
つぶらな瞳が二つ
ちょこんとお鼻
おちょぼ口
おひげがのびてて
りっぱな耳がやはり ....
初秋の真夜中には
静かな鬼がひそんでいる
カラメルの味を口一杯にして
ゆっくり天井へと吹けば
....
「マンダリン奏者(1)」
フロリダな笑顔で
指を震わせる
琴線って
小指 ....
カタン カタン
二度と開かない
扉が閉まり
カタン カタン
と音がして
隣の男は人形に ....
憧れが
ささやかな私を満たす時
ひとつの幸せを見る
あなたは
時間とともに
美しくなっ ....
たもつさんの詩集が届く。注文してから、すでに2ヶ月が過ぎていた。発送元には何の罪もない。メールで注文 ....
東京の空に雪が止まって
カサリ カサリ
ファルトを染める
家路を急ぐ群衆にまぎれては
いつもの ....
モスチーズバーガーと
きんぴらライスバーガーと
ポテトのSと
コーヒーシェイクのMを
....
「読み終わった」
彼女はポツリとそう言って、僕に本を向けた。
「……どうだった?」
「……い ....
加筆訂正:- 運転/こしごえ[14:02]
- すみません。意味慎重は、意味深長でした。訂正します。
- 憧れ/知[01:02]
- 訂正しました。
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