夜通しひとり
吉岡ペペロ

どの道進もうが問題は山積みだ

失うことの大きさは分かりきってるはずなのに

待っててくれじゃ足りなかった


外灯に照らされた新緑に

一羽のハトがとまっていた

夜通しひとり番人をして

茂みに眠る友を護っていた

それを僕は見つめていた

あなたも横で見つめていた


どの道進もうが問題は山積みだ

失うことの大きさは分かりきってるはずなのに

待っててくれじゃ足りなかった


自由詩 夜通しひとり Copyright 吉岡ペペロ 2013-05-18 08:07:58
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