マイナス30度樅の木裂けます


わたしいぬになります



でんし透明になって天使
お ぶってわたしを


おなかすいているので蜜いりりんごたべさせてください


「太陽はまさか断行する ....
ビー玉を掬って
いくつか掬って

ポケットに閉まってみる。

ビー玉はすぐに
旅を始める。

地中へ潜ったり
宇宙を旅したり

ね。

でもさ。

行き着く先は
み ....
空気まで

飲み込んで

ゲップで

吐き気まで

覚えたで

イヌイットの喉歌で

http://www.youtube.com/watch?v=wEk5odW6KGY
歩いても
歩いても
前へ進んでいる気がしない

そんなあたしは
焦っている
焦っているから
後ろ向き
たぶん守りに入っている

なぜ
いつから
見失ったのか

今日 新しい ....
小正月花束抱え終列車 どこかの
寂れた海岸で
練炭を使って
死んだ人がいた

夜寝床について
一日を振り返る
ほとぼりを使って
その人を
火葬する

根を
泥土と
苔を使って ....
雪なんて当たり前だった幼い頃

道南の辺境で借家の玄関の硝子戸を開ければ

一階はすべて雪の壁だったこと

なにせ長万部が唯一町の体裁をそなえたようなところで

物流の届かない ....
人参に歯型をつけるロシア美女 セックス好きかと聞かれて
まあ、好きは好きなんだけどねえ・・・
なんて点々つけちゃうのはね
やっぱりこの歳になると
あっちこっち痛かったりさ
ちょっと動いただけで
すんげえ疲れちゃったりす ....
中学生の僕は
同じクラスの
ノリエちゃんが好きでした
ノリエちゃんはとても綺麗で
僕は一目惚れしてしまったのですが
廊下でアホ仲間と猪木対ハンセンを
やっていると
ノリエちゃんが通り過ぎ ....
昨日汚れた
白い食器

それをシンクに
溜めたまま

母は朝から
テレビゲーム


理想の親を
想像しながら
幼いボクは

小さな身体で
大きなため息
一つ吐く

 ....
ほんとうにさまざまな椅子があります。家具屋
わたしはひとつに腰掛けて
にっこり笑う。おそれる
広いまどには一羽ずつ天使が張りついて季節を監視しているので

おそれる。
とるにたらないこ ....
私は今日法廷に立つはずだった
どうやってそこから逃れられたのか
あるいはこの人気のないプラットホームこそ
私の足に踏み潰された新聞は明日のもので
線路の上に猫が一匹迷い込んでいる
友人の携帯 ....
過ぎ行く早さに驚きながら
ため息ついて寝返りをうつ
青いカーテンから白い世界
今日もさっさと朝が来てしまう

眠れないのは誰のせい
妙にざわつく胸のせい
寝る前に飲んだ紅茶のせい
頭の ....
封筒の右端に犬小屋を建てました。
赤いペンキで塗りました。
そこで手紙を書きました。
とても短い鉛筆で。

さいしょに友達の名前を書きました。
つぎに夜のあいさつをしました。
あたらしい ....
梅田さんと 佐藤さん(17歳〜27歳の女子2人組)

 

『 サンタさんになりたい 』
 
佐「あんな、私、サンタクロースになりたいねん」

梅「なんやの、いきなり」

佐「12 ....
「あずきー、ねぇ、あずきー。」
 おかあさんがわたしを呼んでいる。
 わたしはいま、絵本を描いているところだから、おかあさんの用事はなにもできないことを知っているはずなのに……。
 ぱた、ぱた、 ....
{画像=121213103901.jpg}

このあいらしい生き物

何をわたくしに問うか

謎が深まるであります

己の寿命を最大に使い

命とは?を訴えるのか

答えを要求 ....
石段の上に腰を下ろして拾った柿を食ったら
随分まずくて捨てた
雲が途切れていく向こうの
群青の空

この静かな空間で
脳が死んでいくような気がして
おもむろにズボンを下ろして
パンツを ....
宇宙が素足で降りてくる  木立からうまれた
 馬たちは渓谷の水を
 跳ねて
 氷の粒のような
 白い息を吐いていた
 
 やさしさからうぶ声を
 晩秋の空にあげた
 手のひらの沈黙を
 コートのポケ ....
言葉を何度か口にした
昔の方が
まだ 良かった 景気は 
それは 一体 なぜだろう 


情報が引き起こした
不景気を 
しかし 色濃い
眠気が 妙に 


朝の 高速道路 ....
できるなら
現場(そこ)でも祝福の気持ちでいたかった
たとえば
生涯一度の自分の家なら
これに関わるすべての人に
笑顔で労してほしいじゃないか


+ + +


行きの渋滞を避 ....
遊びってものをわたしゃ
ほとんど経験ないんだよね、これが
今だって、真面目に
考えようとしてるし

義務じゃなくただ楽しいこと
リアルじゃなく目的がない
ルールがあってもその場限り
有 ....
ドライヤー両手に持って眠ったら夢に出てこぬ妖怪ウェット 歯ぎしりでイルカが集まる 全自動

機械化された巨大な工場から

生み出されていくコンビーフの缶

ねじをくるくる回すように

側面の皮を剥ぎとっていけば

感覚がむきだしにされていく

フォークで突き ....
その日消えそうなわたしは
透明になって歩いてた
通りすがりの犬が
おん!
と、高いような低いような声で
わたしを見ながらひとこと吠える
“しっかりしろよ”

曲がり角を曲がったら
突 ....
ホッチキスでとめただけの簡単な詩集、でもそれを君は本と呼んで、束ねられた数枚の紙でしかないそれを僕に差し出すと、君は下を向いてコップについた水滴を指で撫ぜた。
何気なく開いたページには、立てこも ....
かえるは、いる?












*パッチワークはしづさん作品
まきしむさんのおすすめリスト(150)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いぬ- 阿ト理恵自由詩6*13-1-26
ビー玉。- もずず自由詩213-1-16
の_どのこ_むらが_えり_だでや- 板谷みき ...自由詩1*13-1-15
歩いても- Lucy自由詩12*13-1-15
小正月- 北大路京 ...俳句313-1-15
物語- knit自由詩4+13-1-15
雪の日に- 梅昆布茶自由詩21+13-1-15
人参- 北大路京 ...俳句512-12-17
機械の腰- 花形新次自由詩212-12-17
性事活動- 花形新次自由詩212-12-17
大人の扉- キダタカ ...自由詩9*12-12-17
部屋と椅子- はるな自由詩412-12-16
流刑- 綾野蒼希自由詩5*12-12-16
AM6:42- Mélodie自由詩312-12-16
ジョン、より。- かいぶつ自由詩3312-12-14
梅田さんと佐藤さん『_サンタさんになりたい_』- 北大路京 ...自由詩14*12-12-14
あずきの恋人_(連載①)- たま散文(批評 ...13*12-12-13
ねずちゅうとわたし- ドクダミ ...自由詩6*12-12-13
ズボンをはきなおした- 瀬崎 虎 ...自由詩412-12-12
宇宙が素足で降りてくる- 北大路京 ...自由詩412-12-12
河の匂い- 古代 透自由詩4*12-12-12
レクサスは高級車に見えない- 番田 自由詩312-12-12
基礎に埋めたぜんまい- 乾 加津 ...自由詩19*12-12-11
課題「遊」:真面目なちびまる子ちゃん_- 木原東子自由詩8*12-12-9
ドライ- 北大路京 ...短歌312-12-9
歯ぎしりでイルカが集まる- 北大路京 ...自由詩512-12-9
コンビーフコンビナート- 灰泥軽茶自由詩5*12-12-8
曲がり角の金木犀- miruki自由詩7*12-11-27
ホッチキスでとめただけの簡単な詩集、でもそれを君は本と呼んで- 木屋 亞 ...自由詩10*12-11-23
かえるはいる- 阿ト理恵携帯写真+ ...3*12-10-22

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