猫 聞いて
きのう わたし
乗り越えた柵
おきたらまた
目の前に柵
猫 ねそべって
聞いてない
あした わたし
終わりをみに
いこうかな
猫 おまえ
やさしいひとに
拾 ....
  元気がないから
  ぼくたちはただ
  夢のどこかに広がる
  だだっぴろい草むらに
  黙りこくって穴を掘ってる



  そんなような
  お別れの時がきて、
   ....
ぱたぱた ぱたぱた
 ぱたぱた ぱたぱた
  ぱたぱた ぱたぱた
           ぱたぱた ぱたぱた
            ぱた ぱた ぱた

蝶 超

ミストの
ただよう樹 ....
干からびた海に浮かべた船でわたしは舵輪を取る

祈りの形に凍りついた手

そんな人々を見送りながら

抜錨

伝声管から

機関よろし

声がかかる

土煙を上げる

 ....
母のおむつと尿漏れパッドを買う
要介護度3でデイサービスと訪問介護で
助けてもらっている

食べ物にたいする執着がつよくなっているようだ
それが生きるということなのかもしれない

子供た ....
野良猫が生垣から顔を出して
じっとこっちを見ている

  /かけとび
  あやとび/
  /ステップとび

去年はできなくて癇癪を起していた
ふふふ、まあ頑張れよコワッパ と思った ....
わだかまりの小石を
ランゲルハンス島の砂浜に
捨てたところで
塩辛いもやもやは
寄せては返す

しがらみから逃れようと
前頭連合野の深い森を
彷徨ったところで
粘っこいもやもやは ....
雨あめふれふれ
傘ひとつで
遊べるこどもたち

うつむいて歩く子は
全身できいている
気にしてる

車内の私に
なにもできることはない
雨にまかせて
通りすぎるだけ

雨あめ ....
大嫌いだ
人の話は聞かないし
自分は絶対正しいと
思っている。

部下はロボットだと思っている。
人の気持ちなんて関係ない。
自分の妄想で生きている。
男にもてない独身娘。

お陰 ....
へやじゅうに散らばるこまかいつぶを一つぶずつ拾いあつめ
へやの
左がわにもっていき
さいごの一つぶを左がわに置いたところで
いちばん左がわの一つぶから
右がわへ
もっていく
死ぬまで ....
人の抜け殻を集める男は

人が集まる観光地や駅の周辺をうろうろして

うっかり落としてしまった抜け殻や

ふと自分の人生に疑問を感じ脱いで畳んで置いてある抜け殻や

もうこのままでは生 ....
子供のすがたのまま
死んでゆけたなら
毎日が
暑い夏の午後で
おわらない
夏休みのはじまりであってほしい

冬を越えるたび
人は年をとる
心に積もった苦悩や悲しみを
顔のしわに変え ....
傾いた街灯、その足元は
海底と繋がっており
一回の視野の中で
復元されたサンタマリア号と並ぶ
その奥で
ガラス張りのビルが
頭、胸、腹を平らに
ものとものとを繋げている
それは1995 ....
<1>

これがなければ
生きることができなかった

これがなくても
たぶん死ねなかったけれど

これがあったほうが
人様に迷惑をかけない
はずだった

これがあったほうが ....
どこでもない幸せは
どこからやって来るのだろう
何も見えない心の奥底か
からっぽの場所に吹く風か

何気ない言葉は
どんなに深く軽い想いから生まれるのか
この思いは誰も知らない 見つから ....
毎年ダイエットや、
禁煙の誓いをするひとがいるように、
ぼくも、
今年こそ、
風俗断ちを誓いたい。

もっとも、
ダイエットや、
禁煙は、
健康のためなのだろうから、
むしろ、
 ....
例えば、現代詩フォーラムを見ます。(当然、現代詩フォーラムは例です)
今日、たくさんの詩(まぁ「たくさん」なのかわかりませんが「たくさん」とします)がアップされます。
アップされた詩には、ポイント ....
年が改まり 今日から新年なんだ
モソモソと布団から這いずり出して 袢纏を引っ掛け 
いつものように 新聞をポストに取りに行ったら
電話帳みたいな ぶっとい紙が捻じ込まれていた

こんなもん、 ....
一年の仕事を終えて 
家に帰った年の瀬の夜 

テレビで久しぶりに 
「ガソリン値下げ」のニュースを見て 
はじめて(嬉しい)と思う自分に少し驚く 

僕の顔に似た赤ちゃんを 
今夜も ....
最初から
ジェットコースターに乗るつもりだった
受精卵のころからね

福笑いの人生
ちょっとおかしくても
笑い飛ばしてもいい
こんもりと雪に覆われた朝
夢中でついばむすずめたちは
埋もれることもなく
枯草を折ることもない
だがまんまるの愛らしさは鋭い冷気への対抗
食糧不足は天敵も同じ
生きることは戦い
いの ....
クリスマス・イヴでおもいだすのは
てんちゃん

むかしの彼女
会ったことないけど
クリスマス・イヴに
死んだってゆうから
自殺で

去年
好きだったバンドのボーカルが
死ん ....
冬至に至るのだなあ
ゆずだ かぼちゃだ 

忍耐を希望へ切り替える

あとは冬を乗り切るのみだ
小さな種を埋めておくこと
冬至の後は
明るさが増すのみだから

きのうまでとは大違い ....
今日は焼肉食べに行こう
ユッケ塩タン上カルビ
にんにくホイルは真ん中に
ハラミ豚トロ上ロース
私はビビンバ
あなたは雑炊
最後はつるんとシャーベット



今週はどこへ行こう
 ....
あったかいコーヒーが飲みたい。
あたたかいコーヒーは偉大なのです。ほかほかでいい匂いがして、マグカップをもっているだけでふにゃあとなってしまいます。
飲んだらほうっと言葉にならないためいきがでて、 ....
 
 
月工場で
おじさんたちが
月を作っている
その日の形にあわせて
金属の板をくりぬき
乾いた布で
丁寧に磨いていく

月ができあがると
ロープでゆっくり引き上げる
くりぬ ....
まきしむさんのおすすめリスト(150)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
猫聞いて- はるな自由詩912-5-17
小雨のあと- 草野春心自由詩9*12-5-16
わたしたちは・・・- 草野大悟自由詩2*12-5-16
カレタスフィア- 高原漣自由詩4*12-5-9
買い物- 梅昆布茶自由詩2412-5-8
なわ跳び- 壮佑自由詩28+*12-5-3
窓を開けて- nonya自由詩29*12-4-28
雨の歩道- 朧月自由詩512-4-13
パワハラの上司- ペポパン ...自由詩2*12-2-2
月曜日には- はるな自由詩1112-1-27
抜け殻- 灰泥軽茶自由詩6*12-1-10
越冬- マフラー ...自由詩6*12-1-7
神戸におけるコントラスト- 中川達矢自由詩612-1-6
仮面- nonya自由詩27+*12-1-6
おとずれ- 加藤自由詩8*12-1-6
もう風俗には行かない'12- はだいろ自由詩912-1-5
詩のリミックスについてえええええええええええええええええええ ...- 反現代死散文(批評 ...9+*12-1-4
【_お正月は嫌いです_】- 泡沫恋歌自由詩27*12-1-1
家族の船_- 服部 剛自由詩712-1-1
ジェットコースターに乗って- マフラー ...自由詩4*12-1-1
MISSION- ただのみ ...自由詩32*11-12-25
イブ- はるな自由詩711-12-24
大好きな冬至の日,讃歌- 木原東子自由詩23*11-12-23
カニ食べに行こうー- 木屋 亞 ...自由詩3*11-12-20
喫茶店- 鈴木みか散文(批評 ...811-12-9
月工場- たもつ自由詩3809-4-7

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