すべてのおすすめ
のみかけのコーヒーにまた水足して待つ午後の日差し
16分音符じゃ足りないと時間まで切り刻むピアノ白い指
白鍵と黒鍵は隣り合わせの不幸だねって笑うきみ
ドアをあけてから遠い時間をあ ....
ダーウィンはロンドン動物園の小さなジェニーがお気に入り
彼女は言葉を理解しおやつをおねだりし公爵夫人に自分の可愛いドレスを
見せびらかしたり本当に人間の子供のようだった
1832年にビーグル ....
愛という甘美な束縛に身をゆだねることで
ひとはみずからくるしみを選ぶのかもしれない
虚ろな自由よりは五感を満たす快楽が
存在の証となることを
本能的に知っているのかもしれない
国が侵 ....
あさひばり月の弓から放たれて飛び
川面より一筋のひかり朝靄を切る
遺伝子のテーマかかえて君を想うその先にあるのものはなに?
奪われしすべての愛に花を手向けん
回答をさがしてみよ ....
給料日またもや上がる摩擦係数
柿の種噛みつぶすのは癪の種
イエスノー枕最近イエスも忘れかけ
山の神箱根駅伝速いかもね
ダイエットしてどうするのと言いそびれ
幸せにする ....
あるひめざめたら
さびしいにんげんが
さびしいにんげんのあしを
ひっぱっていた
高級なこどくが秤にのって
じぶんの重さをはかっていた
うしろすがたをみるとかみさまだった
あるひめ ....
僕は病んでる自分を疎ましく思ったり
でもいとおしくもある
診察券にはだいぶ慣れてきたし
人間て病んでて当たり前なのかも知れない
検査着に着替えて腹部CTをとる
さ ....
こころは凍えていたね
ねえ
言葉が通じない以上に
冷たいたたずまいの時刻
柱時計は
風の中でぼんと鳴ったね
田圃の上にはオリオン座
ペテルギウスの紅が ....
僕が勝手にホームだと思ってる店がある
マスターはブルースバンドのギタリスト
髭がかわいい熊ちゃん
カウンターで日本酒呑みながらブルースやロックのDVD観ながら
ぼんやりとい ....
巨大な電波望遠鏡は何を見出すのだろう
彷徨える次元の生命体は愛を理解するのだろうか
僕のキーボードは詩を歌えるのだろうか
哀しい女は今日も沈黙の惑星の砂漠にいる
自分の影を ....
僕は何者だろうね
木々を揺らす風ほどにも君に触れない
愛を語るほど詩人になれない
スケアクロウがお似合い
僕の言葉は藁人形の独白
ホイットマンにもアレンギンズバー ....
まるこめみそが母で手前味噌が親父
かにみそがいとこで僕は八丁味噌で野菜炒めをつくる
朝の日差しのなかでふうわりと世界は味噌に征服されてゆく
味噌らーめんが好きだ
夏絵さんの ....
乾いた空をぶっ飛ばしてゆくぼくたちは
武器をもたない天使
光速のロックンローラー
ベルリンの地下のクラブに生まれて
とんがったバラードを歌い続けてアイスランドの火山を
....
坂本くんや夏絵嬢と新年を祝う
今年も風車はまわる
去年はちょっとくたびれた年だったなあ
夏絵嬢が笑う
僕の星たちはどの軌道に乗るのだろうか
運命という星座は色を変えか ....
僕という手品を君に見せてあげよう
きみはつまらないっていうけど日常はとてつもなく
素敵なショウだってね
種明かしは簡単さ
詩人であればいいのさ
世界という書物を書き換 ....
詩人たちよ
雨が落ちてくるように言葉は降ってくるのだよ
時に水滴を凍らせ沢山の結晶をまきちらすのは僕らの魂
手探りで取り出した心臓の鼓動に空の波動と風の色がにシンクロするまで
....
空から降ってくるものたちは
悲しみをたずさえてそっとやってくる
それはアリューシャン列島の凍った針葉樹を融かし
地に降り立つとそれぞれに色を変えて南下してくるのだ
柱時計をぼんと鳴らし ....
僕の御学友のテシ坊は今は御家賃15000円で名古屋の市営住宅に住まわれておるそうな
彼はすでに学生時代から商社マンのオヤジの血を引いて実業家であった
西海岸で待っているスーザンとは友達だし ....
世界の果てには物語が待っていると思っていた
幼い誤解そのままに生きてきた
物語は僕自身だと知らずに
沢山の街を通ってきたし
最後の列車にものった
季節が変わるのを ....
これから人生を刻むモノ
蒼く澄んですがすがしく存在する
そして世界は君らのものさ
ためらいもなく廻して欲しいのだ
世界を宇宙を
1歳だよね
瞳輝いているね
....
親父はけっこう自由だ
無いものは金と彼女だけで時間だけはある
幼稚な恋愛ごっこにも疲れてしまったし
Amazonで買ったダンフォーゲルバーグばかりが慰めなのだ
自分を縛 ....
夜のインターチェンジは光の花がつらなっているように
僕の孤独にしみわたってくるし
それを限りなくかみしめてきた気がする
つれない過去など捨ててしまったほうが良いのかもしれない
....
ひとなみのなかにまぎれて君は息をしている
不毛に時々は悩みながら歌をうたうのだね
小さな偽善の積み重ねが君の鎧
教会の鐘がなっているこの世界で
盲目のままで生きてゆく
....
僕の奥さんになるだろう人は
鶴ヶ島に住んでいるので勝手につる姫とよんでいる
あなたは孤児だった
身寄り誰もいないって言ってましたね
彼がおんなと逃げて消息不明
子供3 ....
僕達は北極星からやってきた
銀河の闇を切り裂き
暗黒星雲や超新星と交感しながら
遥かな光年をやってきたのだよ
オーロラのカーテンをゆらしながら
氷雪を溶かしながら
....
別れた女房に言われたこ
ダメなものはいつまでたってもだめだって
そうなのだろうか
ダメなものだって少しは世界の愛を知っているものだ
生きとしいけるものの愛を栄養にして僕 ....
1 2 3