すべてのおすすめ
此処は左回りの回転磁区
あらゆるモノが左回りに回転し
あらゆるモノが互いに先回りし合う回転磁区
回転磁区、地磁気の乱れに弱く
回転磁区、老人には辛く苦しい高速回転
回転磁区、遭難死も ....
めのなか 海 しかいのなか 海
鼓膜のそば 耳 鼓膜のそば 耳
歌なのか 歌のなか 歌
誰かいないのか えてえでえてえでえて
眠い 這いつくばって 出て行って
激しい火の粉に 反れて ....
自分のことを
とことんまで嫌いになりましょうとおっしゃる
ナルシストの私にはむずかしい道だ
どこまでも 嫌いになれないのは この顔
味が ありす ....
高校生のころから
やりたい女BEST10を
ノートにつけて
楽しんでいる
ずっと
小泉今日子が入っていたが
三年前にやっと圏外に去った
と、思ったら
最近19位に再ランクインし ....
月夜の陰に隠れて
語り部が謡う
囁くような言葉が耳に届いてくる
名も知らぬ弦楽器の調べが
低く高く・・・まるで泣いてるようだ
パンドラの箱は開け放たれた
禍が渦となって押し寄せ ....
汚れてしまった
そう思ってみても
よく見てみれば
この汚れも、アートみたいに見えなくもない
穢れてしまった
そうとしか思えなくても
よく考えてみれば
この穢れも、ジャンプ台だと思 ....
ドリンクをいくら飲んでもまるで足りない何か
何も足らないというのは変な言葉
それでも毎朝飲んだ
無きにしも有らずと言い聞かせる
革靴で日々歩いているせいか土踏まずがなくなり
靴底だけ磨り減 ....
お前とチューが出来るなら俺は死刑になってもいい
無論軽いフレンチなやつじゃなくて
真剣にエロい
心臓と心臓でセックスをするようなやつだぜ
....
無だけだった
光も音もなにもない世界
始まりはだれも知らない
気の遠くなるような時間だけが流れる
*
今日は平日だが、代休で感覚的には日曜の気分だ
余り良い気分とはいえない
明日 ....
四方の壁が 昨晩から私を見つめている
あるいはさりげなく置かれたひとつの椅子を
私の脳のなかで形を失いつつある、
アメーバ状の夢を……
その闘牛士は朝食 ....
僕はサイトに詩をアップした
たぶん 書いていたのだ
それは一日中 なぜ書かれたのか 詩なのだが
ひどい産物 それは 暇な日だった
素敵な僕であるはずの虚しい一日が過ぎていくとき
寂しい音楽を ....
オナホール購入には
課税しないという
オナホール免税措置法案が
国会を通過する見通しとなった
国会周辺では
これに反対する人妻が
少子化担当大臣の解任を求め
身悶えている
最近は眠れていないのか
毎朝目覚めが悪く起きられない
観る夢はスピリチュアル系
眠ったまま何かを学び
成長し続ける日々
昨日とは違う自分がそこにいる
眠れているはずなのに
眠 ....
雨のように舞え
雷のように歌え
烈しく、きらめけ
かくされた星空は
雲のうらがわで さんざめく
月は涙をながす
三千世界の鴉が はばたく
はじけろ、吼えろ
....
朝だろうが昼だろうが
捨て置かれたように涼しげなひかり
空港から街までの夜を
ゆくとき車窓に映るようなひかり
晴れの日も雨の日も
いろんな朝昼晩に来たことがあるけれど
....
欄外に繰り延べられていく夜を
空欄の中に込める
この世界に最も必要とされている
無意味という名の希望を生産する
巨でありながら虚
虚でありながら響
かまびすしくあるような沈黙と ....
「僕」は
悠久の遊びを
悠久かくれんぼを追い駆けてきた
ボビーを、背後のケインを追い駆けて
“次”の
かくれんぼを防ごうとしてきた
「僕」のしてきた行為は
無意味だったのかも知れない
....
905ヘクトパスカルって
血圧に例えると
立ちくらみするぐらいの
低血圧じゃないかと思うのよ
それに比べて
俺の血圧は
気圧に例えると
300ヘクトパスカルぐらいだから
山下達郎が ....
小さな灯りにため息は漏れて
不安だというように
二つの瞳は一点を見つめる。
手をつなごうと差し出せば
暗闇の中で迷子になり
泣いてしまう私がいる。。
(大切にしたい ....
一体何をしているのだろう
そこへ行くには 言葉はいらない
歩く どこへともなく
向かう先の遮られた その 言葉を乗り越えて
理想の自分を思いながら生きてきた気もする
そんなことを考えて ....
屋上に出ないと
月は見えなかった
実際、現実、考えて
うまくいってないことばかり
月は
結局雲で見えなかった
汚いガムを
踏んだ、から
地団太を踏んだ
....
忘れることのない忘れ物
もどることのない道程
いつまで経っても
忘れることのない思い出
それでも帰れない道程
帰りたくない道程
時計は過去を写さない
それでもお前は ....
トゥーアーリー、トゥフォガット
(ノートの隅に、死に際のさよならを書いた
意地汚くも弱々しいこの本音は、墓場まで持っていく)
指先の色も
まるい肩も
あの黒い月が ....
私は今日も汚れた生糸を手繰っていました
手持ち無沙汰の暇つぶしでした
宙に消えていく煙草の煙を見ていました
過ぎていく日々を長く見ることしか出来ないのです
私はもう夜に眠ることが難しいです
....
渋谷の街を歩いて多くの人とすれ違いながら思うこと
すれ違った女の人たちの中に一人くらいは下着を履いていない人がいたかも
すれ違った男の人たちの中に一人くらいは小学生とセックスした人がいるはずだ
....
あんなに近かったというのに
今ではこんなにも 遠い
その手に触れること 簡単な距離
なのに こころ あまりにも 遠い
君をまっすぐに見据える
視線 けして 交わらない
....
ふっくらとした頬の可愛らしい少女
今はもう わたしの愛した 少女ではなくなった
違和感 誤魔化して
ああ かわい、頭撫でてきた
少女 うっすら微笑んだ
知らない人の笑 ....
愛が始まったのはいつでしょう
セックスばかりしていたけれど
どこから愛は始まったのでしょうか
いまいち、わからない
聞けば愛というものは
純粋に崇高らしいので ....
大きく両腕を広げて君は深い海へと誘(いざな)われていく
君の長い髪は美しくゆらゆらと乱れる
水を掻き分ける僕の手は力強く伸びていく
君の微かな声は僕の体に触れる微小な泡沫
どこまでも君 ....
そんなわけで今日の空は白い
高原から降りてきた雲は
光を通すけど後雨になる
今日の空は白い
あの肌も白い
整えられた
痩せた入れ物
咽喉がつまる
ありふれた惜別
しかしか ....
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