今夜聖ワルプルギスの為に
父親を百人殺し
その嫁を千 ....
誰もいねぇ誰もいねぇ
歌う4丁目路地裏
餓えた影共と踊る
ドブとアルコール
研ぎ澄まされた熱
ビルと昼を縫う奴
・・・コンコン
黒い瞳白い痂の空
賑やかなガラクタ
火の付 ....
冬なのにヤシが植わってら
起伏ある町の谷間で俺はそれを見上げてる
青い天井の倉庫の中
ジオラマである
ロリコンは嫌いだ
そんな声がタイヌードルの店のヨコを通り過ぎた時
聞こえて
振り ....
→
昨日の雨のつ(いて特に効力発生日が定めら)
づきなんて あの子はいっこう聞(証明する)
き(分けないさ 僕のあげたきれいな赤い(4:24)
靴ど****ろ*******いで***** ....
こんどは雲から
耀く月が顔をだそうとしている
福島第一で復旧作業をする人々は
寝所にもどりながらこの月を見て
なにを思いなにを感じているのだろう
種を継いでゆく
それがしんしんと
照ら ....
かなしみを
かなしみ終えたら
ひとは
笑わねばならない
かなしみが居座って
笑いかたをわすれてしまうから
こころがばらばらにちぎれて
もう一つには戻らない
体じゅうの血が流 ....
きっと
当たり前すぎて前景化しない
大事な「大切」と抵触し続けているから。
しこりというには形はなく
重石というには存在感が希薄。
だけど気持ちの辛さは確かにそこにある。
場面場面 ....
うみから
さかなをとり
はたけから
やさいをとり
ひとから
おかねをとる
うしは
おちちをとられ
そうすることで
いきている
かこも
みらいも
....
どうして
涙が
でるんだろう
いつも そう
泣くなって
言わないよね
一緒に
泣こうか
一緒に
月を見上げて
ね…
また外部とつながるアンテナが鈍くなってきた。意識というのが普通の人がどうなのかよくわからないが、自分の意識が一歩だけリアルな世界から足を引いてしまう感覚になる。普通に息をし生活している自分がゆっくりと ....
取り残されたみたいになって
みじめになって
ずっとひとりだった
そんな気持ちを
久しぶりに忙しなく味わっていた
こころの恐慌は
津波のように水位をあげて
無責任にふくれあがっていった
....
さびしいよさびしいよ
ひゃっかいとなえたら
ちがうさびしさに
かえれるだろうか
ごせんかいとなえたら
あなたの腕の中に
もどれるだろうか
なんかいとなえたって
さびしいよさびしいよ
知りえた価値観の数の分だけ
考慮要素も増える。
ただ人を見るのでなく
背景事情を主に見る。
取るべき反応をチョイスして
取捨選択の結果、神経通じて出力OK。
予想外の反応に、知りえなかった ....
サブカルチャーに骨抜き
失墜 轟音の底へ
頭痛がする どうしようもない気がして
閉塞していく現状
抜け出したくて何かに摑まる そいつが罠
未だ虚勢張る 学習しちゃいない
妄言信じて 妄言吐 ....
眠いんだ
だから設問
くれよそら
問題ダダン!♪
ミシシッピには?
....
ヒソカに 夜に 僕は 二人になって
おはようするするりと抜け出した僕は
ヒソカに 夜に 桜は 粉々になって
さよならするするりと吐き出した嘘は
ヒソカに 夜に 僕は 本当になって
....
道の遠くから
何やら呟き続ける男が歩いて来る
すれ違う瞬間
「答は{ルビ空=くう}だ、答は{ルビ空=くう}」
繰り返す呟きは背後に小さくなってゆき
遠ざかる彼の背なかも小さ ....
その線の上に
乗っていた人です
手放しては
いけない人です
踏み入ることは出来ませんから
静かに閉じました
想いは続きますから
どうか
....
高萩の本家の近くの墓場はいつもナビから外れた場所に存在していた
だからかどうかわからないけれど
父親の一周忌も三回忌も墓参りに行くことはなかった
父親の納骨以来の墓参りは
奇しくも母親 ....
死をやる
と決めたので
いろいろなものとうまくやっていくことが
もはや困難になってしまった
死をやると決めたので
折りあいつかなくなってしまった
そのようにしか生きられなくなった
内 ....
やきゅうが
すきなのか
じゃあ
やってみろよ
からだが
あるなら
からだが
あるから
ソメイヨシノが
さいている
脱線した銀河鉄道
すべての希望は失われ
我々は炎を呼吸する
腐敗したお月様
春は自らのこめかみに銃口を向ける
もう何も届かない
宇宙から隔離されたこの街には
ゴールデンバットの匂いする男参上
なんもねーぜ
なんももってきてねーよ
やるだけやって
どっかいっちまわれに来たんだ
踏み潰されに来たぜ
あんたらは
なんかあれだな
アリのよう ....
あなたは甘い言葉を与えてはくれない
男らしく在りたいから
「云わなくても解るだろ」
私はつらい時我慢しない
女らしく伝えたいの
「云わなきゃ解らないでしょ?」
九州の男と東京の女
....
今わたしの
長年の夢を
叶えるために
唾を吐きかけてください
(叶えると吐くって似てるよな・・。)
この顔面に向かって
「ゲス野郎!」って
罵声を浴びせながら
白い唾を
吐きかけてく ....
りろんぶそうした
はたらきありが
はたらくことをやめた
りろんぶそうさえすれば
はたらくことから
にげられるのだ
そのきになれば
はたらかなくてもいきられる
そのわ ....
僕は漢文を読んだりしているが
女の子といっしょに
チョコレートパフェを食べたことはない
などの
ことを
いうと
それは
とりかえしの
つかないことであったり
するが
聖天令などを
....
いのちふわふわ風の中
いのちふわふわ風の中
命いっぱい風の中
ふわふわふわふわ
空の上
ふわふわふわふわ
風の中
いのちは心の写り映え
瞬くうちに消えて逝く
いのちを持った我 ....
魚屋の片隅にあった目薬を買う
お店の人と角膜や水晶体等について
少しだけ話した
すぐ側で魚介類はそれぞれに
幸せそうな形で整然と並んでいた
それから帰りの駅ではお腹が痛くて
膝 ....
むかし、むかし、
世界なんて滅びちまえ
って切に願っていた少年がいたんだ
でも、
いざ、世界が滅びる
その日に
彼は
僕とお母さんとお父さんと
あと、同級生の千絵ちゃんだけは
救って ....
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