をつよ えの えの  実際問題

 ....
だだッ広く真夜中
合宿中の体育館
暑ッ苦しく白昼
高校生たちの汗
熱く寝苦しい

名前だけの顧問である私はその夜だけ代役で泊まることになった私が昼間健康的な熱気あふれた誰もいない体育館の板 ....
胸に彫刻刀をあてて
誰が家紋など彫ろうとするのか

いづれ君は
かどをヤスリで削って
私は誰でしょう、なんて
笑って(泣いて)

それでも
叩いた音の響きで
君はすぐに見つかっ ....
AKB48の小野恵令奈ことえれぴょんが
今夏限りでAKBを卒業する
そんな夏なんだ

買ったときは三十センチほどだったマングローブの木が
もう一メートル近くに育った
葉を触ると
つるつる ....
発泡酒2缶を勢いに

エアコンかけて
アタマふわふわ

目はすわって
アイロンをかけている

主婦業60%以下の
ダメなあたしには
めずらしい行動だ

あたしは
昔 暗唱する ....
 
 
前田屋というそば屋で
四人でそばを食べた
あれが最後だったと思う

ほんとうは
生まれたばかりの息子と
奥さんのそばに
いなければならなかったのに

遠いところから
会 ....
いつも後ろから私を睨んでいるおばさんへの当てつけで、パソコンのディスクトップはダースベーダにしました。
おばさんは、スーハーってすごい息づかいでみなさんを睨んでは、ランチで、あのコはこんなことをして ....
{引用=
雲烟の中
銀河座標に沿ってゆく
冷たい蠍火
真夏の巡礼
迷うこころが重なってできた
道の途中で
重力だけ頼りに立っている
同じ足で
アクセルを踏む
ラジオから流れる
地 ....
 
 
深い霧は晴れ
街やヒトを形づくる
様々な線たちが
再び姿を現す
言葉は辞書の中で
既に朽ち果てている
「幸せ」という
一語の印字のみを残して
鳴くこともなく
路上に何とな ....
テッポウユリではないのです
夏の終わり
花期をたがえて
今頃に咲く白い花

例えばアカザやブタクサ
夏草でいっぱいの四角い空き地の真ん中に
丈高く唐突にすくっと一本だけ
そんなのがタカ ....
我慢する事が多くなった。
待つことが多くなった。
感情を表現するようになった。
笑うことが多くなった。

黙っている事が多くなった。
人の気持ちを大切にする。
質問するようになった。
 ....
桜の樹の下には雪が埋まっている
焼け残った桜の樹の下には
百年前の粉雪が
いよいよ冷たく固まっている
ほのかに白光を帯びて
樹の根とたわむれ
黄泉と混じり合い
はるかな夢にまどろんでいる ....
手を掴めるまでのすごく永い時間

それは
メールして
電話で話して



会って



話して
メールして
電話して



逢って



想いのほか話しをし ....
転校をした
おかんが皆に渡せってシャーペンをくれて
終わりの会で配った
袋をあけたら裸の男の子の絵と
ちんちんぶらぶらソーセージって書いてあって
めちゃめちゃ恥ずかしくて
ばいばいも言わん ....
イタズラ仔猫と一緒に 紅茶を飲む
空色の空を眺めながら なんて
当たり前の ことなんで

紅茶から立ち昇る湯気を混ぜて
ミルクティー風味に 仕立て上げる

見た感じと 触る感覚 味わいは ....
カブトムシが止まる網戸を見ている  
 
真夜中の渓谷で
岩魚を突いた
むかし父とよく来た川だ
腹が減っただろうと
父は登山ナイフで
魚肉ソーセージを切り分けて
私にあたえた

あの日は二十尾とれた
まだ足りない ....
                 100831





クリスタルの庭園に
カットグラスの彫像を納める
納入予定日は1ヶ月後
手慣れた職人さんは熱中症で入院中
そのお弟子は ....
蝉が死んで
夏が終わる
君の残像
ゆらゆら消えなくて
僕は恐怖する
わたしは弱い
飛ぶことに疲れた6日目の蝉のように弱い


アスファルトで蝉は微かに息をしている
罪の無い少年たちが地面に転がる蝉の腹を踏みつける
痛い
痛いので呻く
少年たちは面白がっ ....
はたして、私は何をしていたのだろう

1人で勝手に思い込んでいて、本当に彼らの気持ちはその通りだったんだろうか

他人(ひと)を分析して、そうにちがいないと断定してて、得意がって居た自分が偽善 ....
妄想の中で恋しているので現実の関係は全くの他人行儀です。
でも、時々それはかぶって、とても危ないときがあります。
小さな、言葉の端々でくすぐりあっているのです。
とっても危険です。心を探り合って ....
 
 
都市の息づかいの奥へと
延びていく砂利道
書きかえられた公図の写しを
大事そうに抱えた男が
小さな石の陰でうずくまっている
眼の中を覗き込む
そこは既にもぬけの殻
わたしの数 ....
あの日、あなたは逝ってしまったと
聞いた
ぼくはドーン・グロウの朝焼けを
小さな宝石にして
ポケットにしまった

憎しみは残り続けるかもしれない
しかし、憎しみとはなんと
陳腐 ....
鏡は嘘をつくようだ

お風呂に洗面所があったから
引っ越す前だ

団地の頃だから
たぶん小2とかそのくらいの頃

「なんでボクはボクの中にいて
 アイツはアイツの中なんだろう」

 ....
愛してる体撫でつつ言うおとこ信に能わず充血のカス
母親と揃いの異郷侵さむと男が入るる指舌ペニス

君のその毛深き脛でなに極む月・エベレスト・女でさえも
脚抱へ腰忙しなくへこへこと何処へ馳せるや ....
見上げると
あの日と同じ青い空


脳裏に描き出された
途切れ途切れのセピア
スライド映写機が奏でる
モノクロームフィルム


ノビ・サドの草原
立ち並ぶ民家
笑顔 ....
あ・うん の呼吸を探していたら
思わぬところに落ちていた
なんと
小学一年生で 宝の地図は
手にしていたのだ

あいうえお の 35文字を超えた時
や行が やってくる
いえ を重ねて
 ....
夜、
手紙を書いてはいけないとタモリが言っていた

夜中にと言っていたな
たぶん。




音楽は魔法だ

創めに言葉があったのではなくて
そこには音があったのだろうと僕は思う ....
民次郎さんのおすすめリスト(338)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ファパム- 十二支蝶自由詩310-9-4
詩は女と代替可能である- TAT自由詩4*10-9-2
__真夜中の体育館- tomtom_poem自由詩210-9-2
セロファン- 瑠王自由詩6*10-9-1
えれぴょん- 真山義一 ...自由詩1510-9-1
アイロンをかける- 森の猫自由詩4*10-9-1
最後の家族- 小川 葉自由詩810-9-1
私たちがいちゃいちゃする理由- 西日 茜自由詩4*10-8-31
遠吠え- 高梁サト ...自由詩9*10-8-31
線たち- たもつ自由詩510-8-31
たかさごゆり- 小池房枝自由詩7*10-8-31
Patient- ペポパン ...自由詩3*10-8-31
桜の樹の下には- 春日線香自由詩210-8-31
手を掴めるまでのすごく永い時間- maumi自由詩2*10-8-31
ちんちんぶらぶらソーセージ(未詩・独白)- プル式自由詩7*10-8-31
雀蜂- 藤鈴呼自由詩3*10-8-31
虫かごの中の少年- 光井 新自由詩210-8-31
三軒目の鴉- 小川 葉自由詩4+*10-8-31
三軒目の鴉- あおば自由詩7*10-8-31
晩夏- 國朗自由詩110-8-31
鳴かぬ蝉- 伊織自由詩410-8-31
向日葵、わたし、彼女- ビビマリ自由詩310-8-30
LOVE_GAME- 西日 茜自由詩210-8-30
砂利道- たもつ自由詩610-8-30
朝焼けの葬送- 真山義一 ...自由詩2710-8-21
かもしれない- よーかん自由詩310-6-9
りディキュラス・アワー- salco短歌1*10-2-18
Beautiful_World- 寒雪自由詩110-2-10
あ・うん- 鵜飼千代 ...自由詩5*10-1-4
やれやれ・・・- よーかん自由詩109-6-15

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12