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このへやは
にしびがまぶしくて
とだれかがいった

だれかはもはや
ひとではなくて
それでもひとのつもりで
あるようだった

にしびだけが
つよくそのあたりを
てらし ....
せみがいないとおもったら
いないのは
せみだけではなかった

それではなにが
いないのかとおもったら
せみだけのようなきがした

せみだけをおぼえてる
ひぐらしの
かな ....
このよに
おばけがいるとしたら
それはにんげんだ

だから
ほうっておきなさい

ひとたび
たすけたならば
そのひとは
あそびほうけていた
だから
ほうっておきなさ ....
うみから
さかなをとり

はたけから
やさいをとり

ひとから
おかねをとる

うしは
おちちをとられ

そうすることで
いきている

かこも
みらいも
 ....
やきゅうが
すきなのか

じゃあ
やってみろよ

からだが
あるなら

からだが
あるから

ソメイヨシノが
さいている
りろんぶそうした
はたらきありが
はたらくことをやめた

りろんぶそうさえすれば
はたらくことから
にげられるのだ

そのきになれば
はたらかなくてもいきられる
そのわ ....
したをむくことも
たいせつだ

うえをむいてわらえる
そのときのために

うえをむくことも
たいせつだ

したをむいてかなしんだ
そのときを
わすれないために

 ....
きっとわたしが
しんだあとに

そのへんじは
くるのだろう

はるになれば
つぼみがふくらみ

なにごとも
なかったかのように
こんやはなにもないのかな
と、きみはひとりごとをいった

ぜんぶあるよ
いましかないものが

こんやがこたえた

すうせんねんまえ
おなじしつもんをした
かいわのつづき ....
 
 
前田屋というそば屋で
四人でそばを食べた
あれが最後だったと思う

ほんとうは
生まれたばかりの息子と
奥さんのそばに
いなければならなかったのに

遠いところから
会 ....
 
 
真夜中の渓谷で
岩魚を突いた
むかし父とよく来た川だ
腹が減っただろうと
父は登山ナイフで
魚肉ソーセージを切り分けて
私にあたえた

あの日は二十尾とれた
まだ足りない ....
民次郎さんの小川 葉さんおすすめリスト(11)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
西日- 小川 葉自由詩811-8-2
蝉のいない夏- 小川 葉自由詩711-7-19
生きたおばけ- 小川 葉自由詩411-7-19
収穫- 小川 葉自由詩511-4-15
ソメイヨシノ- 小川 葉自由詩311-4-12
理論武装- 小川 葉自由詩511-4-12
道程- 小川 葉自由詩411-4-6
返事は遅れてやってくる- 小川 葉自由詩5*11-3-21
ひとりごと- 小川 葉自由詩311-3-10
最後の家族- 小川 葉自由詩810-9-1
三軒目の鴉- 小川 葉自由詩4+*10-8-31

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