夜は静かだからいいのです
夜は星がなくてもいいのです
夜は月がみえなくとも
夜は月があるのです

空のはしっこ探す旅は
空の切れ端見つけて終わる
空の切れ端ってつまり朝のこと
空のはじ ....
やけくそになるいがい

じぶんをつなぎとめることはできなかった

だからそれをみてやるために

いちばんみじめなことをしようとしている

たとえばおまえのドアノブに

オリーブオイ ....
森のざわめき
深緑の風の音
ざわざわと穿われた痕
真紅の血の跡、ずきずきと

深き黒き森
光は射さず
昼も夜もなく
血を喪い
茫漠と歩き続ける打ちのめされた魂

倒れこむようにし ....
君と会うため
黒服を着た 男たちをさけて
繁華街をライブバーへ向かう

半年ぶりに会う君は
また ひと回り細くなっていた

バーへ入り君を目にして
ハグし合う

いつもと同じ
申 ....
 すれちがったトラックには
 零れるほどのいのちが
 ひしめいていた

 通勤車両ではこばれる
 ひとみたいに
 いっせいに体をゆらしていた

 くろい体毛
 くろい顔
 ....
自分、行きとるか
真面目に働いとるか
まあ、僕の事やから
きっと転職してるんやろう
今の仕事はどないや
こっちは毎晩残業やで
残業代もらえん会社で残業や
奥さんと子供、大事してるか
今 ....


 言語学者の間で、パソコンの「マウス」の語源が「魔臼」なのか「舞う酢」なのかについて議論がなされた。マウスの動き方が、臼が回る動きなのか、舞う動きなのか、が主な論点となった。僕は「マウス」は ....
旦過市場を抜けたはいいが
山を越え
谷を過ぎ
ここはどこやねん
ぐるぐるぐるぐる
廻る道
これがニーチェの言っていた
永劫回帰か
あほんだら


天と地におけるありとあらゆるも ....
 
 
(あ)

あかんぼうが
ないている

あー
あー

それはぐうぜんにも
ひらがなの
さいしょのおとだった

こもりうたをきかせると

いー
いー

と、わ ....
 
 
さかながいちび
びじんをあいし
しばえびこいしい
いえなのさ
 
 
いつも
おそろしいよかんにおわれているので
せなかをまげてしまう

せを1センチでもひくくすればそれで
ひょうてきになりにくくなる
だがかえって
おうぼうなものの
ぶつりてきなせめは
 ....
新世紀。
 とは言いながら
殺戮の大義に明け暮れの
墓穴堀りは相も変わらず
{ルビ典籍=てんせき}{ルビ天窓=てんそう}に{ルビ堆=うずたか}く、
歴史は繰り返すと錯覚させるが
掘り返せる ....
ずっと低いところで、流れの勢いがない所で 悔しさも報うこともない中で 君ら二人とけてしまえばいい 優しい眼をしている。街角で行き交う
人たちはみな忘れている。周りにある
危険を。ふいに背後から、あるいは前
から、加えられる危害を。そうでなけ
れば互いの距離を取らないで、どうし
て正気でい ....
晴れて定職に就いた暁には
俺はもうこんな作風は卒業して
聖人君子のようなツラして
聖人君子のような視点から
聖人君子のような詩をかいて
あなたって聖人君子なのと訊けば
私なんてそんな全然で ....
眠るとき
いつも思う

地球は誰のことも
抱き締めてくれる

さみしい人も
犯罪者も

億万長者も
名優も

美人も
ふとっちょも

凡人も
偽善者も

それは人だ ....
冬がすぐそこまで
足並みを乱しながら
昨日の寒さを駆逐する
新たな季節を告げようとする朝
新聞を郵便受けから出そうと
外に出ると
東から紅く頭に血が上った太陽が
ゆっくりとこちら ....
ミミズ君が群れる
糸こんにゃくのドンブリ
俺は 君が欲しいよ
スコッチウイスキーの縞模様



黒色の思いが
水色とオレンジに混ざり合って
群青色の体から
レミオロメンのメロ ....
満月か? 14番目の月か?  

星座と月の輝きに見とれて、身体が冷えた


もうパン屋には灯り そろそろ焼き始めるのかな
 
 
煌々と月や星が輝く
夜空が明るいと 真夜中であ ....
あたしは
妊娠がわかると すぐ
あかちゃんのことを
愛称で呼ぶクセがある

あーちゃん

息子の病状が安定した頃
2番目の子供を授かった

今度はきっと
女の子だ

そう決め ....
哀しき俗物

ロバヲくんは詩的なんである
つねづね自分でそう思うから
ロバヲくんは道徳好きなんである
道徳は安全かつ安心だから
ロバヲくんは理想家なんである
方法論については考えたことも ....
              101114




今ではかなり以前のことになりましたが
或る詩のイベントに参加いたしました
そこでの雑談の折りに驚いたことに
参加者の殆どが
幽体離 ....
背のちっちゃな女の子
男好きのする笑顔が印象的で
逢う度に違う男の子と一緒だった

背のちっちゃな女の子
いつも彼氏の背中に隠れてた
風が吹けば彼氏の体を風避けに
雨が降れば彼氏の差した ....
ひとりでふたりぼっちになるよりも

ふたりでふたりぼっちでいるほうが

あったかくてやさしくてなつかしい


今という時間に

ふたりでいれば

集中できたんだ


ひとり ....
北風が冷たい
夏にセミがいたなんて
すっかり忘れてしまう

すっかり気弱な太陽
それでもマンションの窓に反射して
自分の分身を生み出している

カラカラと枯れ葉が舞っている
吹き溜ま ....


凍ったような青空の中を一艘の船が
西から東へ進んでゆくのを見た
おそらく西に沈んだ月を
東の定位置へ戻す船なのだろう
さざなみが白く航跡を描いて
航跡はそのまま雲になり

ま ....
ももたろうが
かめにのる

きびだんごを
ぜんぶあげたから

かめはすこし
とまどいながら

りゅうぐうじょうへ
しんろをかえた
きみがいなくなったら
わたしは
おかしくなるとおもう
けど
わたしがいなくなっても
きみは
だいじょうぶだと
おもうんだ


つまらない女だから
わたし
村田さんと 大谷さん(17歳〜27歳の女子2人組)

『 ヒーローインタビュー 』
 

* : * : * : * : *



村:もし男に生まれてたら 何になりたい?

大 ....
天から星が降ってくる。
杞憂の憂い
鬼が笑う。
今日を生きる。

星は流れ
月日は経ち
年を取る。
毎日精一杯

苦しい
ギブアップ
日が悪い
出直そう
yumekyoさんのおすすめリスト(293)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜空を君と- 朧月自由詩310-12-14
やけくそ- 吉岡ペペ ...自由詩410-12-14
見えざりし空には星が満ちている- 一 二自由詩210-12-14
壊れているのは僕だ- 森の猫自由詩20*10-12-9
運ばれた先で待っているもの- 石川敬大自由詩19*10-12-2
十年後の自分へ。- プル式自由詩1010-12-2
日々2- 葉leaf自由詩8*10-11-28
イン・ザ・祭り- 真山義一 ...自由詩18+10-11-28
あいうえお(「五十一のデッサン」インスパイア系)- 小川 葉自由詩310-11-28
さ・び・し・い- 小川 葉自由詩210-11-28
背を1センチでも低くすればそれで標的になりにくくなるが- a自由詩310-11-27
日常茶飯- salco自由詩5*10-11-27
借家にて- 山岸美香自由詩210-11-27
優しい目をしている- 北野つづ ...自由詩7+10-11-27
来年から本気出す- セガール ...自由詩610-11-27
大きな揺りかご- 小原あき自由詩6*10-11-27
太陽と北風- 寒雪自由詩310-11-27
スタバな女学生とトリップしながら- 番田 自由詩4*10-11-27
マイナス1.4等星のシリウス- 北大路京 ...自由詩21*10-11-27
あーちゃん- 森の猫自由詩14*10-11-22
俗物ア・ラ・カルト- salco自由詩5*10-11-15
プレゼントは遠慮するから幽体離脱したい- あおば自由詩4+*10-11-15
初冬の夜空に歌ううた- 恋月 ぴ ...自由詩26*10-11-15
ふたりぼっち- 吉岡ペペ ...自由詩1210-11-15
冬のある日- うずら豆自由詩6*10-11-15
褪せてゆく秋の或る一日- 吉田ぐん ...自由詩2210-11-15
手違い- 小川 葉自由詩410-11-15
もし- こころゆ ...自由詩310-11-15
ヒーローインタビュー_(村田さんと大谷さん)- 北大路京 ...自由詩12*10-11-14
枯葉- ペポパン ...自由詩4*10-11-12

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