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ははにてをひかれて
いえをでていく

ぼくがかぜを
ひいたことにして
びょういんへ

びょういんには
ここちよいくうきがながれていた
まちあいしつで
いきてることやしに ....
ゆうひかとおもったら
もうあさひだ

しずかなときが
ここにある

いきている
いまもどこかで

たいようの
ゆめをみてるひとが
たなかさんが
さいている

とおもったら
さくらがちった

さくらがさいたのか
たなかさんがちったのか

ひとにはもはや
わからない
したをむくことも
たいせつだ

うえをむいてわらえる
そのときのために

うえをむくことも
たいせつだ

したをむいてかなしんだ
そのときを
わすれないために

 ....
お代り、と言って
空の茶碗を掌に持ち
伸ばした腕がどこまでも伸びていく

伸びきったところで
祖母が茶碗を受け取って
傍にある炊飯器のご飯を茶碗に盛る

おばあちゃんのお代 ....
しぜんを
かんさつしたいけど
このしろいたてもののなかで
はたらいてばかりいるから
しぜんをかんさつすることは
できないとおもっていた

なのに
このしろいたてものの
な ....
ためらいのサイドブレーキ
科学者は断然の希望で
反応を破産しに来ていた

ちりとりの細やかさで
トナカイを訴えにひとりごちたがる
それともの暖冬を
またの九月を選択するために ....
 
 
(あ)

あかんぼうが
ないている

あー
あー

それはぐうぜんにも
ひらがなの
さいしょのおとだった

こもりうたをきかせると

いー
いー

と、わ ....
 
 
さかながいちび
びじんをあいし
しばえびこいしい
いえなのさ
 
 
ももたろうが
かめにのる

きびだんごを
ぜんぶあげたから

かめはすこし
とまどいながら

りゅうぐうじょうへ
しんろをかえた
ようじもないのに
ころがっていく

さかみちを
みかんが

さかみちの
はてのはてまで

それが
ようじであるかのように
 
 
ものがたりが
おわる

すっかり
いみをなくして

それでも
いみがあったのだ

あとがきが
みずのように
 
 
 
 
わたしが
しあわせになるために
ぎせいになった
きみへ

わたしより
としうえというりゆうで
きみはいのちを
ゆずってくれた

うまれなかった
あによ
いつからわた ....
 
 
わたしがみてるせかいは
サンプルだ

たくさんのサンプルをみて
えらぶのだ

ひとつだけの
わたしのサンプルを

だれかのためによういされた
サンプルをすてて
 
 ....
 
 
やねのうえを
あめがあるいている

なかにはいりたくて
しかたがないのだ

しめわすれたまどから
なかをのぞいて

さんのあたりを
なみだでぬらして
 
 
yumekyoさんの小川 葉さんおすすめリスト(15)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
通院- 小川 葉自由詩211-5-15
太陽の夢- 小川 葉自由詩411-4-26
田中さん- 小川 葉自由詩411-4-25
道程- 小川 葉自由詩411-4-6
お代り- 小川 葉自由詩911-1-24
あったそこにあった- 小川 葉自由詩511-1-8
[実験作品]クリスマス- 小川 葉自由詩1*10-12-20
あいうえお(「五十一のデッサン」インスパイア系)- 小川 葉自由詩310-11-28
さ・び・し・い- 小川 葉自由詩210-11-28
手違い- 小川 葉自由詩410-11-15
みかん- 小川 葉自由詩8*10-11-11
水のあとがき- 小川 葉自由詩410-11-6
犠牲者- 小川 葉自由詩410-11-6
サンプル- 小川 葉自由詩210-11-3
- 小川 葉自由詩1210-10-31

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