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百日紅の咲かない夏という小説を読みながら

ことしの蝉は鳴かないことに思いあたった

鳴かないどころかぼたぼたと地面に落ちている


地震のせいなのだろうか

それとも放射能だろうか ....
こころよ、からだよ、がんばってくれ

俺はいま

疲れること

めんどくさいこと

そんなことを一生懸命やりぬいて

たましいを高みに運んでいるのだから
なんとなく突発的なことをいわれて

あの日も遠ざけられた

七年まえの夏だった

ぼくはあの頃よりつよくなった

それでも失言したり

気持ちが暴れないようにするには

時間が ....
帰国した彼女に

ぼくは理屈と感情でふられるだろう

だから梯子を急にはずされても

大丈夫なように

ぼくはあらゆる準備をじぶんに教育している



彼女はいもうとに会いに
 ....
いちを超えたら

それはやはり欲望なのだ

どれだけ切なくたって

それはやはり欲望なのだ


それをしずかに見守る者よ

正眼で唇を引き締める者よ

炎を背に剣を手にする者 ....
遠まわしな世界

どこかに吹くあらし

せせらぎのよう

日本語から逃れられないよう

ぼくら国産の愛、おれたちのアムール

ちいさなベッド

ふたりであふれそう

そんな ....
やけくそになるいがい

じぶんをつなぎとめることはできなかった

だからそれをみてやるために

いちばんみじめなことをしようとしている

たとえばおまえのドアノブに

オリーブオイ ....
ひとりでふたりぼっちになるよりも

ふたりでふたりぼっちでいるほうが

あったかくてやさしくてなつかしい


今という時間に

ふたりでいれば

集中できたんだ


ひとり ....
なんでこんなにあふれてるんだろう

なんでこんなこときくんだろう

なんでそんなこといわせたいんだろう

なんでこんなわがままきくんだろう

なんでこんなにあふれてるんだろう

な ....
十一月の凛とした

午前のひかり、風、匂いのない匂い

カーテン越しでさえ

きみの部屋を充たしている

カーペンターズが流れている


ノンビブラート

体温を超えることの ....
夜の地球には宇宙からだと

約20くらいの大きな光が見えるのだそうだ

そのなかでいちばん大きな光は

ニューヨークでも上海でもパリでもなくて

東京なのだと

ぼくはそのことがと ....
yumekyoさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(11)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
蝉の鳴かない夏- 吉岡ペペ ...自由詩511-7-26
生きる- 吉岡ペペ ...自由詩311-7-25
目に見える世界- 吉岡ペペ ...自由詩611-7-25
準備の教育- 吉岡ペペ ...自由詩110-12-23
いちを護る- 吉岡ペペ ...自由詩510-12-22
どこかに吹くあらし- 吉岡ペペ ...自由詩110-12-20
やけくそ- 吉岡ペペ ...自由詩410-12-14
ふたりぼっち- 吉岡ペペ ...自由詩1210-11-15
なんでこんなに- 吉岡ペペ ...自由詩210-11-11
十一月のカーペンターズ- 吉岡ペペ ...自由詩910-11-7
ぼくは夜を抱きしめる- 吉岡ペペ ...自由詩610-11-2

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