爆睡して昼に駅の周りを覚えようかしら。
ただファザーと同居しているので大学生活がモノトーン色に染まっていってるっぽいのでなんかもう馬以下です。
ホントに私は茶道部でもいいと思ってる。大抵の場合「マ ....
チリンチリン
朝起きて、家を出て、帰ってみると
1・2・3・
1・・2・・3・・
いないいない毛玉がひとつない。
チリンチリン
散歩かしら、散歩よね
お母さ ....
上段から中段 冗談なら中断
下段下段GET DOWN
意味あり桜の散りぬる尾の部分
流れ 滴り落ちる水滴に
ヘッドスライディングのごとく
かぶりついていった
飛行船は飛行せんしオレだっ ....
蜘蛛みでだべ、
あたしの白ぇむなもと、に、
まだ恋してらった。
蝶みでによ、
からまってらった。
もういねえのによ
そこに蜘蛛だば、
んだはんて、
こうやって
ひとりでねらんだ。
私のグラスに小さなチェリーが
ピンクの炭酸に揺れて
開店すぐからハイで
ワインボトルを開けてからの
この様です
閉店後のデパートの
シャッターの前で歌う2人組みに
盛大な拍手とシ ....
飛行船はるか下方に点となり僕らふたりは帰れないまま
「ふらわぁ」と君がひとこと呟けば辺り一面芽吹きだす花
明け方に鏡の部屋に迷い込み乱れ咲いてるきみの朝顔
花園で追いかけ ....
ゆっくりと明るい雲がせり上がり
それ以外の雲は皆うつぶせになる
降り止んだ雨は灰色
降り止まぬ雨は金色
とどまらぬ色とどまらず
とどまらぬ音ふりそそぐ
小さいものが
....
からだが どうん、まばたきしたときの
あのせかいが まっぷたつ から、ゆうぐれて
頭から 地球の中心に ぐん、と押されると
わたし、いつも きまって あやまってしまう
ごめんなさい、ごめんなさ ....
なんか
ごみばこにいっぱいだよ
これ、
ティッシュ
でも、か だから、か
さっきから、ねえ
手も
つながないのねえ
もしかして
これって
きみなりの
誠意
ね
....
まだまだ不器用な
あいちゃんの手では
線香花火の玉が
もう少し
と思うところで
ふっ
と下に落ちる
もう少しで
ひとつの場面が見える
もう少し ....
屋上にスカート揺れてあとは空ばかりが残ってしまう学校
渡される廊下で後ろ振り返るきみによく似た少女が今も
出来すぎた出会いに怖れ隠せない手を繋ぐだけ見つめあうだけ
影追っ ....
夜の商店街走る走る自分の後ろ漂うドップラー効果
追いかける裏返った足音その他
鉄である壁のシャッター光はくれない口も開けない
前にあるのは後ろと変わらぬ黒
トタン屋根でも世界は ....
あまりに懇願されるので
試しに小指を与えてみた
男は急いで口に運び
コクリと飲み込むと
生あたたかい求愛がわたしに届く
唾液に光った男の喉をうっとりと通りぬける
わたしの小指
満たさ ....
いくら扇いだところで
忘れることなどできないというのに
いつまでもうちわで扇いでいる
自分の周りだけ
他のところより夏めいていて
ほんのりとしょっぱい
何本平行線を引いても
必ずどこ ....
うまれいずる君へ
もしくは、ほろびいく君へ
すべてがみえたとか
ウォール街で計算がうまくいって勝負に勝った
或いはマセチューセッツでしのいだ
顕微鏡でみえた、だとか
あたらしい細胞や組み合 ....
占い師のバラードで混み始める市役所
1/60億 分母そんなにいらない
猫おっかけて風になったどうしよう
「人間」だなんて、もっと軽々しい名詞でいい
....
「さけのみ」
さけのみは うわばみ
ぐいのみで がぶのみ
なみなみと さけくみ
おつまみは しおのみ
さけのみは ひとりみ
かたすみで たたずみ
こめかみの しわもみ
....
4歳のこどもを
正面から抱っこすると
つい4年ほど前には
お腹の中にいたことなど
信じられないほど大きい
わたしたちひとつだったはずなのに
分裂したね
さびしいけどもう元には戻れない ....
人恋しさを巻き付けて
八月が
扇風機に踊っている
遠く水玉に散る
記憶の夏たちにシャララ
と手を振って
分からず屋な夢の中へ
颯爽と君に
渇きに行こう
(1)
駅から海へ
雨が落ち
いつもふたり
草のことを話して
(2)
質屋の縁を
魚らが訪問するよ
季節はとっくに
冬めいてね
(3)
義 ....
国会図書館の蔵書を燃やしてしまえ
もっと分かるようになる
百年前の芸術なんて、
今生きている俺に一つも役に立たないじゃないか。
オレはボードレールとランボーと中也とキン ....
来てしまった・・・この季節が
本屋に詩集を探しに行ったはずなのに
ホストクラブの特集の雑誌を
買って出てきてしまった
何をしてるんや、しっかりしろ
とりあえず落ち着け
と
ネット ....
(失うものすら持っていなかった女の子たちへ)
ゆびのすき間から桃の果肉がぶちゅる、
って逃げて行くというよりも追い出すような
だからもう女の子たちはソフトクリームを
溶けるまでしっ ....
お薬より鮮やかな色彩が
夜空に燃えている事に驚いて
あなたの高い胸に匿われたく思い
ぎゅう、と手を握る
遠い轟音
火薬の香り
陶酔して僕は
あなたの喉が震えるのを
待つ
いい夜でない ....
その夜 蝉が部屋に飛び込んできた
すみませんね いつもうるさくて
ジージーと耳障りな声だったが
蝉は 確かにそう言った
私は 尤もだと思いながら苦笑した
蝉はさらに言った
どうせあ ....
「俺って結構まじめなんだよ」
っていう男は多い
ほんとに多い
いったい何が言いたいのか
さっぱりわからない
心の中では
「へえー」と答えてるけど
別に言わない
繁華街のホテルを出た
....
あなたが本当に美しいのは
意味の脈絡からはみ出すとき
風物の呪縛をたち切るときだ
わたしたちはもっと大胆になろう
わたしのささやかな所有がわたしを名づけてしまい
それと知りながらそれを明示で ....
1
るるる
時には名もないあなたを「あなた」と呼んでみる
「あなた」 あなたはふりかえる 顔のあるあなたは
時として 「あなた」ではあるものの あなたではなくなってしまう
時がある 「あ ....
田舎から出てきたばかり
まだ都会に慣れていない
デートの仕方も知らず
ま、若いからあっちのパワーだけは全開
お金も持ってないし
住んでるところも地味
ついでに見た目も地味
でもよく見 ....
横たわった端整な顔が
眠っている 女だ
前景に
積もる砂粒がせり上がって
早く厚く
それを埋めていく
呼吸のように耳へと覆い被さる風
急速に埋め尽くされていく 砂
もはや ....
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