テキストファイルには何を書いてもいい
だがワードパットドキュメントには真実以外書いてはならない
ゲーテ
IDカードを首からぶら ....
わたしのこと、どれくらいすき?
ってきいたときの
これくらぁい、の両手で
だきしめられるせかいで
パパ、知らないでしょ?
わたしのくすりゆびにつながってる糸、
教えてくれたの、パパ ....
そうだその矢を射るんだしっかりと狙え
手を離してそいつを送り出せそうしたらすぐに
届いて愛せるようになっていくだろう世界以外を
駄目だ力むなそうじゃない思いだせよく聴けいいか
この世界では射っ ....
もう見るのはやめよう
だって恋しちゃうから
できればそんなことはしたくない
あなたは今日も涼しい顔で
わたしに話しかけるけど
すでにもう十分に負けているわたしは
あなたに恋はしたくない ....
頁をめくる指に
降る水がある
温度とそうでないものとが混在し
それは仄かな懐かしさで
やがて積もっていく
一月の末日
漢方の匂いが漂う診療所の待合室
あなたはまだ誰にも知られていない
....
わたしは幼女になって
あなたに誘拐されたい
ひらひらと
垢ずんでいく赤いスカート
ひとこともはなさない
あなたは
それに気付くことも
ない
わたしたちは
いつか家 ....
終電終わってんのにこれから行けるわけないでしょ
酒もかなり入ってるから車も出せません
ぢゃあそういうことでバイバイ
って電話を切った10秒後には
予想どおりブルブルしてるバイブ機能
ハイ ....
俺はオナニーを中断して詩を書くこともある
俺は野性的だと言われるが きみたちにそんな理性はあるまい
意味のない繰り返しなら 俺はごめん
人類や歴史共と さよならしたらどこに行こうか?
続けるの ....
場合によってはあなたのぎこちない指よりあなたの声の方がはるかにわたしを乱す
ぐっとなってそっと言ってもっとぎゅってなんてうっそ
ずっと待ってたってだってきっとやっぱほん ....
電線が星をつなぐと星座になる
ふたつ目の鉄塔で 誰かと誰かのためいきがぶつかる
そんな夜に
鳩をふうとふくらまして、きっぱりと目を閉じた
丸いテーブルをなぞる
角を探す
朝が来 ....
ボディ冷、ホワイト息ですれ違う季節来たる挨拶。深夜に予感ぼくらをひっかけるフック。通りを抜ける救急車近づいて頂点遠のく。光るコンビニ。通過するその頂点で光るコンビニ。残響く/回転る、してゆ ....
ひさしぶりの宙返りで見た地面はこんなにも近くて、
しっぱい。
しょっぱい涙も出ないね。
言われちゃう。
「あんたそれでも元体操部?。」
....
「誰とでも、
っくすするんですか?。」
と訊かれ、
きみとならと応えて、
XXX...
平手打ちをされたのは左。
右の頬を差し出して、
キスをもらう ....
{引用=↓↓ありがとうございます 一番下から空にむかってお読みください↓↓}
☆
....
ピースチーズフォンデュ
おまえがやっとそれ無しで寝れるようになった
おまえのお気に入りのタオルケットは
おまえのアルバムと一緒に
大事にしまっておきます
おまえは
僕の ....
朝が来ない
くらい夢が覚めない
フリルの服を着た
残酷な力を持つ
太った女
私の脳をすくう事に夢中
私は正座の姿勢で耐えている
同じような正座の人々が密集する
この部屋で
私に興味が ....
さくらがみたいのと
おまえは呟く
けれども
おまえの為に
こんな時期に
桜は咲いてくれないのです
ようちえんにいきたいの
とおまえは呟く
しかし幼稚園は日曜日に ....
オミオツケが欲しい、と
書いて送ってみる
あなたと
繋がりたい 繋がりたくない
そのどちらでもない
灰青の砂に
うずもれていく白いかかと
すがる花がらと
たちのぼる月、銀色
行き
来する鳥が
銀盤に あばたをこしらえ
あちらに巣がある、
と君は僕を振り返らない
....
今夜
世界中の
すべての大阪弁の女の子が
ただ
しあわせでありますように
流れ星ひとつ
もう会えないあのこの
しあわせ願うほど
ぼくはおひとよしになりたくない
いいひ ....
キャッチングキャッチングDVD
追いすがるよなひねり出し効果に
器具を掃って自己卑下チョップ
冗談さらせよ一転倒立
腰まげて6ロックB‐BANG
地べたに頬擦りしなきゃ
スコンスコンだるま ....
暗澹と試掘し立役者の前で
砕かれてむらさき
打ち寄せる波予感して震える花
牧師殺しても殺しても白い態残る
人格得て同義語と化す口と靴
布背負う重さ服もその一枚に数え
....
リコは軟体のYにして、
変数Xの虜になりて、
っくすの事情。
難解なXの方程式。
あんな体位もできそうねと、
笑うリコ。
肋曲線Oマイナスπの周 ....
Is that a banana?
No,it isn't.It's a gorilla.
あれはバナナですか?
いいえ あれはゴリラです。
俗にいう一人の少年が英語を見限った瞬間を
....
曇天の空に
はりつめる夏気の
清らかなうとましさ
そして
むらさきのむくげ
気付くなという忠告
それが聞こえる胸のうち
そう、もう気付いている
それでも気付くなという忠告
....
少年少女の斜線部 成長のたび減る
針金で縛られた書簡霞に吊るす
コンパスの上半身を他国から見る
栞は砂しかもサハラの貧しい村
魚の形の輪乱すダンスいつか陸へ
火の粉に礼 ....
カズラが花をおとし
森に住む蝶が
深々と死にゆこうとする八月
砂地から
こころないひとが訪れる
こころないひとは
分銅の肩を持っており
踏み入ると
腐葉土からは
ムクゲの細かいし ....
川辺でグラタン食うソーセージは笹舟で来る
美しい涙に沿って目をさがす
覚えたての言葉で「疲れている」と言う
板立てる音の目覚め深き上海
黒い咳計る無傷のメトロノーム
流れ ....
水際でいきしにくいうつたびおもう
プリンどけて密林の密を吸い上げる
日没とはなんらかの焼却であり点呼
軽石でかかとを削る息ふきこむ
はじめとする蛇の出てきた空腹を
メロン ....
あばらが広がる音木星を抑えきれず
雉逃がして頸動脈を光らせる
きれいな布の折り目からつがいの妻
さながれて時々の口笛で育つ
あと一滴を水筒は滝の如く欲し
リバーシに赤混ぜ ....
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