リビングでうつむせに戦死をしてると
からんからんとガラスと氷が遊ぶ音がする
目線だけあげて見れば
薬味と素麺とめんつゆをお盆に乗せた母親が微笑んでくれていた


という夢をみた


 ....
目出帽 茂(めだしぼう しげる)
:今作の主人公。
県立握り込み高校一年生の男の子(?)布の塊から細長い手足が突き出しているという風貌のため社会的にアウトになりかけたが、ある日クラスメートのマユと ....
よるというカーテンを捲ればひしめき合う点と点と点と
うごめくような小さな目映さでもって
私は朝に傾倒する

さわさわとする入り口
あるような、ないような私の内坪に
すこしだけかかる重み ....
宇都宮へ行くときも
帰るときも
今日は晴れていたから
ボーっと運転していた
ラジオの
ショートストーリーを聴きながら
頭の中で場面を想像して
そんなことさえ
じゃまされずに済むひとり
 ....
僕が生まれた小さな町では
毎日が大停電の夜だった

プロレス中継がツーカウントで
中断してしまうことは
日常茶飯事だったし
髪が乾かぬうちに
ドライヤーの熱風が
消沈してしまうのを理由 ....
くらくて せまい 箱の中です

(遠くで雨がさめざめと泣いている近くで雷が


わたしは閉ざされた内側しかしらないから
それは怖いものとも思わなかったけれど

日がな一日膨らませた ....
始めに朝があった
僕たちは扉を開けて
靴音鳴らして別れてった



「自分に自信がある男程SEXが下手なんだよね、何故か分かる?努力しなくても良いから。自分に卑屈な男の子の方が自分に ....
携帯が久しぶりになったと思ったら
ママからだった。
女子大生のひとり暮らし なんて
本当はすごく地味で
例えばツタヤのイケメン店員に
なんとなく惚れてみたりして
そうやって  ごまかしてる ....
不意に、もうひとり帰ってくる気がする


母は家にいて
私も家にいて
弟が帰ってきて
もうひとり弟が帰ってきて
それから父親が帰ってきて


机に張り付いて私は耳を澄ま ....
四十路をすぎたわたしに
「きれいね」
と言われることが
たびたびあって
とくに意識していないけれど
そう見えるのであれば
思い当たる節は
かすかな恋心を隠していることか

想うに成ら ....
片手に収まるていどの
小動物の脈拍に包まれながら
トライアングルを一度打ち鳴らし
凍て付いた冬の空気よりも鋭く
高純度な波形が痛覚を透過して行くと
いつのまにか僕はあなたの
やわらかい声帯 ....
 僕はサバンナの中心で死にたいと思った。それはサバンナの中心ならば、よく分からない生き物にモサモサと食べてもらえると考えた末、至った結論だ。
 けれど、わざわざ、そんなことをしなくても良いんだという ....
君は僕とセックスしたかったのかな?
僕は君とセックスしたかったのかな?
「いいよ、好き、きて」ってかわいく言ってくれたものね。
人間不信の僕は恐いけど信じたさ、僕だって好きだもの、セックスしたか ....
昨日の星が
ならんで地平に沈んでいったのを
(それは見つめ合ってるみたいだと)
キミに話したいけれど
それが言えたとして
今日には
また少し離れて
どんどん離れてしまうことの
どうしよ ....
ビーバップ・みのるが好きだ。
ビーバップ・みのるはAV監督だ。
ビーバップ・みのるはすこししゃくれている。
ビーバップ・みのるの声が好きだ。
ビーバップ・みのるはドMだから、
自分のしてほし ....
アイラブユーが、上手く言えない。
愛してるにいたっては、言えない。

彼女は、ニューヨークに旅立って、大きくなって、もう、きっと帰ってこない。

私は小鳥になりたかったし、代々木アニメーショ ....
他人のことは知らない。
自分自身について。


今は41歳だ。もうすぐ42歳になる。
13歳の頃から詩を書いている。
途中、8年くらいのブランクがある。
21から28歳くらいまで ....
私は朝起きたら虫になるのだと信じていたあの日から何日経っただろうか
よく考えれば、そんなことは信じてもいないからどうでもいい

彼女がほしいと友達(7歳年上)(既婚者)(一児の父)(できちゃった ....
波の匂いがする。

まぼろしはわたしをさらうことはしない。

やさしさという風が、角のコンビニエンスストアに入っていった。思わず後を追う。ああ、ここにはいつも、誰かがいる。自動ドア ....
排他的な女の子は空を所持している。
その底のほうには、白くてきれいな宇宙船や、手垢できたない算数の教科書、軍隊の格好をしたキューピー人形や、プラスチックのマニキュアの瓶が、ざくざくとはめ ....
やわらかさ
について
はなしはじめるとき
枝葉や
幹のはなしばかり
きみが
きいているとき
花の
中の蜜から
不用意にそらされた
ひとみが
もしぼくをみつけるなら
ひとつぶ
 ....
 むかし僕は天使だった。
 せなかにつくりものの羽をつけ、そでのすこしよごれた白い服を着ていつも母ちゃんのそばにいた。
 かがみにうつった母ちゃんの顔はまるでペンキを塗ったように白く、やけにまじめ ....
こどもたちが
口を真っ赤にしながら
園庭であそんでいる
誰かをつかまえ
気に食わなければ噛みつくために


こどもたちは
細い睫毛にひとつずつ
金銀の王冠をつけており
その毛並みは ....
きみのナイフはきれいなナイフ
うすあおいろで半透明
ころしてくれといいながら
ベランダからは飛びおりない
きみのことなどどうでもいいが
きれいなナイフはほしかった
だけれどきみの返り血で
 ....
春 春 春!
冬しかないかと思ってた!
ピンクの花とか一杯咲いてて小さな虫も一杯這ってて
作り物みたい!嘘でしょこんなの?

足のさきまで軽くなって今なら空もとべちゃいそう!
散りばめられ ....
    チュチュ
    というもじのかたまりのとおりみちが
    きちんとできてしまった
    チュチュ
    恋人やあるきむしやプリンのソースは
    遠ざけられてしまった
  ....
              白い白い白い
              夏の雲にどこへ
              連れて行かれようか
              桜がスキップをしてかけて ....
揺れる草の歌を
聴こうというのだろうか
歌おうというのだろうか
草の名も
知らないまま
指先が風を求めている
腕が踊りだして
足取りは流れて
太陽の光に浮かれてしまえば
もう
ここ ....
言葉が僕たちを汚さなくなって
久しい
お悔やみに
少し遅い桜の木の下に
鉛の文字を埋めてみた


泥が手にはね
鉛の文字は
薄荷棒のように冷たい
桜は八重だったと見え
あれよあれ ....
また三分持たなかったまた三分も持たなかった…ぼくそうろう。
もう!三分持たなくてもいいからせめて前戯に三十分かけてよ。



吹かせてやるぜ今夜こそゴールドフ ....
捨て彦さんのおすすめリスト(526)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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人物紹介- 竜門勇気散文(批評 ...2*09-7-22
andante- こだま千 ...自由詩109-7-7
桜は桃色じゃない- 蒼木りん自由詩609-4-4
大停電の夜に- かいぶつ自由詩6+09-2-19
初潮- こだま千 ...自由詩509-2-18
革命前夜- 手乗川文 ...自由詩16*09-2-16
正夢。- ゆきちゃ ...自由詩7+*09-2-4
もうひとり帰ってくる気がする- 因子自由詩20*09-2-2
もうすぐ春が来る- 蒼木りん自由詩209-1-29
冬眠- かいぶつ自由詩209-1-14
この表現があってる- がん自由詩708-12-29
「君とセックスのできない僕と君との最大の快楽」- うおくき ...自由詩9*08-12-5
(あいらぶゆ)- 蒼木りん自由詩308-12-4
ビーバップ・みのるとわたし- ともちゃ ...自由詩15*08-11-17
アイラブユーが上手く言えない(発音的な問題で)- がん自由詩308-11-1
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事件がなかったら掃除ばっかりしてる私- がん自由詩408-9-5
ひとつなぎ凪ぐ夏- 紺野 夏 ...自由詩1808-7-23
そしてシグナルタワー、女子- しもつき ...自由詩5508-7-22
北風の誘惑- Hitotsuyanen ...自由詩208-5-23
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鉛の花- フユナ自由詩11*07-5-7
「_、っくすと愛と、でぃすこみにュけーしょん。_」- PULL.短歌7*07-2-15

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