すべてのおすすめ
ブランコに51kgぶらさげて光らすための助走をつける
20歳になったら生きる意味がない崩れるための両足で立つ
空っぽになるのに伴う痛みならどこでなおしてもらうんだろう
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少しだけ死なせて、と
たった一人
君が言った
春の
うつくしい夕暮れだった
ぼくは
君なら死んでもいいと
思ったから
ばんご飯の時間には
帰っておいで、
と言った
ぼくは君が
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渋谷駅東口を抜けるとそこには何もない
ここから見える世界は低すぎて話にならない
こんにちは、
欠乏しているものが少しずつ増えていくことを
僕は成長と呼んでいたの ....
晴天は、たくさん好きな人がいて、その人が死ぬと大声で泣く。
抜歯したあとでミスドの店員と腑抜けな笑顔を見せ合っている
関われる話題がないのでROM ....
占い師のバラードで混み始める市役所
1/60億 分母そんなにいらない
猫おっかけて風になったどうしよう
「人間」だなんて、もっと軽々しい名詞でいい
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1
るるる
時には名もないあなたを「あなた」と呼んでみる
「あなた」 あなたはふりかえる 顔のあるあなたは
時として 「あなた」ではあるものの あなたではなくなってしまう
時がある 「あ ....
C2のボトルが夜の始まりでダストボックスに蝉の抜け殻
「きょうだけはけものにさせて」「けものならすききらいなどないはずなのに」
まっしろなシーツの上の波が凪ぐ 引き攣る指が津波 ....
1 降り注ぐピの静寂
ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピ
ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピ
ピピピピピピピピピピピピピピピピ ....
君の好きな白いTシャツとリーバイスを脱いででも僕とセックスするかい
圏外は僕を孤独にするからさ、わざと知らない番号を打つ
くちばしをとがらせとがらせひからせてさいごのキスにしようと ....
パイの実がすぐ空になる すぐ空になるものがあと一つだけある
一人では食べきれなくて汚された皿の匂いは部屋の匂いで
単純な作業に終われああ今日も八年前と同じ青空
「何」と打 ....
歩き出す 30分で寝るために回り続けた扇風機まで
売春で出会った君が好きだったロイズのチョコを噛んだりしてる
今一度死んでもいいというような気分で英語の授業を受ける
明日の朝、起きら ....