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文脈を無視して進む身勝手な言葉をぜんぶ君にあげます
寂しいと脳が足りないふりをする
抱かれたいのは骨の奥まで
イッテキマス
90ねんだい 好きだから
迷子になるより
先に恋して
夕暮れてひぐらしの声カナカナと大地と私の火照りを鎮める
我ながら
夢見てんなよ
そう思う
....
歌詠もう晩夏の午後の家々は訪ね回るも留守がちにして
空き部屋がほとんどなのにただ一つ人が住んでて福音伝う
一時間妻と働き汗流しベランダにいて共にくつろぐ
コーヒーの苦い味わい楽しめば ....
真夜中に目覚めて妻も起きだしてどうしたのかと言葉かけくる
昔から所有している聖なる書めくれば心に明かりがともる
起き出せば太陽の光坂本は今日も晴天さあ今朝は
蔦に覆われた家 虹色の蜥蜴がキラリ そしてその残像
実の程を視る手がかりは
出会う人 知ろうとすれば
自ずと判る
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=259343
ゆうるりとただゆうるりとそそがれる刃から青とどろく夕べ
五の橋も四の橋もまた傾きぬ異なる生の軋みあう街
壁ひとつ扉のひとつも越えられぬこ ....
忘れては夏の水底のぞきこみまばたく広さまばたく遠さ
無音から無音に至る無音には尽きた灯の色ただ打ち寄せる
激しくも涼しき雨を走り抜け糸ぬぎ捨てる ....
畳の上
四角い日時計うごいてる今は朱色の長四角
藺草くさい
桃とぶどうと線香とまわり灯篭お盆の浴衣
渦巻の
蚊取り線香の灰落ちて焦げ付いた跡ほじくって
8畳の
カーペッ ....
{引用=
きみに咲く色を今日も決められず温い水に絵具を流した
六時から弾けた部屋の真ん中でわたしもラジオも終わりを待ってる
利き手から最短距離で触ろうとしているきみ ....
もう一度
障子戸にぼた雪のあたるカサカサという音聞いて寝たい
楽器はね
唄うように奏でるんだよ高校二年のヒゲのはえた青年
あのひとの
帰ってきた車の音聞いただけで胸が詰まる愛情の ....
淡雪は炎のように降りつもりきみの素肌の灼熱を知る
凍蝶の滑り落ちゆく黒髪にかかる吐息は結晶化して
性愛の天を凌いで伸びる蔓 凌霄花は空にまみれ ....
夢はゆく
少女のわたし原っぱに
シロツメクサを ふたつ残して
なんでかな
ソンナニ嫌われる理由
親になったら
忘れちまったよ
東京に
人の意のままなる似せ
緑を造って
生きるってなに
マネキンが ....
検査課のパグ似のオヤジ「タカサキ」の
つぶやく声する 今日も「バカバカ」
人様の ミス見つけては小躍りで
バカがバカがと 嬉々としながら
仕事はね ....
俺は只
空を見上げて
こう思う
今日も『生きろ』か、、、
ハイ♪生きますよ
<桃>
夏の夕 シャワーを浴びて 丹念に
君に食まれる 身支度のとき
うっすらと 産毛の肌が汗ばんで
早く食べてと 桃の香がして
摑 ....
こんなのを
読むんですか?と
そう言って
ダッシュボードの
サンテグジュペリ
アジサイは盛りを過ぎて残影をあでやかならずや花の生涯
赤い花ガルシンの書を思いいず夕暮の庭妻の花壇に
色彩と吹きわたる風雀きて心なぐさむ夕暮の家
妖精の帽子を被るジギタリス熱愛示す桃色の花
....
産まれ生き苦しみそして死んでゆく
たった一行闘病短歌
日赤の病棟入り口掲示板
嘆歌とあって朝顔も書く
これからは口語短歌の詩人です
出来損ないの痛みを堪え
銀色に輝け外科 ....
独り身の
暗い我が家に
この夜は
稀な待ち人
蛍一匹
吹く風よ微笑む人の面影よネム絶え間なく船出の風情
朝ごとにアサガオその名に天国を青さに空を映して地上に
花、柘榴。タコさんウィンナ血の味を実に成す前に朱色地に散る
鬼の木は{ルビ ....
こらどけと
俺の寝床にグースカと
寝てたジジィを
起こす公園
みず玉の瓶のむこうの夕立と 風をとおした君の目元と
君は右僕は左を濡らしつつ ちいさな傘をでようとはせず
ためいきを午睡の風に結び付け生温いまま季節交わる
水溜りにかがんだ君のう ....
今日もまた奉仕に行きて帰り途コーヒーにケーキ二人食べけり
格子窓向こうに見ゆる青草の彼方の空は曇り空
コーヒーを啜ればまたき味ブルーの茶碗は陽に光りおり
トランぺットの音色が響き座っ ....
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