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何気ない日々が淡々と過ぎていく
何をしていても
何もしていなくても
そんなことは知っているのに
私は悲しみを持て余すばかりで

いつもは無口なあの人が
今日はよく笑っていた
野に咲いた ....
うちの窓から
朝日はみえない
きっとどこかの窓からは
朝日がみえる
みえるのだろう
夕べ
流しの三角コーナーに
食べ残したサラダを捨てながら思った
サラダの中の胡瓜が細かくなる前
の ....
うさぎはおおかみの上着を着て
おおかみの上着の上から
うさぎの上着を着て
うさぎの上着の上から
おおかみの上着を着て
ほっと一息ついて
コーヒーショップなんかで
おおかみの上着を脱いで
 ....
愛される人
愛されない人
他人を憎み
蔑むのは
おそらく後者

愛される人
愛されない人
他人を憐れみ
同情するのは
おそらく前者

人は
平等に造られたはず
なのに
何 ....
某月吉日 某所にて

異議あり、裁判長、今の発言は原告の名誉を著しく損なう発言であると思われます。
被告人には発言の撤回を要求します。

異議を認めます、被告人は口を慎むように。

では ....
明日のことばかり考えてたら
今日のこと忘れてた
電話もごはんも催促も壁紙の張替えも
全部全部全部

食いつきのいいアマゾンの美魚
食いつきのいいメキシコの美魚
食いつきのいいアフリカの美 ....
夢に出てきたあなたは
見たこともない笑顔で
私の前に佇んでいた
そんな笑顔
もう見せてくれないのに
夢の中のあなたは
とても眩しくて
目を開けていられなくなる
目が眩んでしまいそう
 ....
今夜、夜の監視人は居眠りしている
こっそり君を連れ出して
街中で口づけを重ねよう
愛でこの街中を満たす位に

下手な誓いを交わすより
君のその薄い唇に口づけを
二人を今見つめているのは
 ....
愛 愛 愛

愛には
色んな形があって
色んな影が付きまとって
時には
歪んだものも
曲がったものも
捻くれたものもあるけど
やっぱり
どれも同じ 愛

愛 愛 愛

愛に ....
今日は雨だな

職場に

自転車で通っているあなたは

不便だろう

俺は暇なのか阿呆なのか

あなたのことを心配している

こっぴどく

ふられて

電話も

留 ....
なでなでしてよ
そんなところじゃなくて
ちゃんと頭を
なでなでしてよ

優しくなでなでしてよ
大丈夫だよって
なでなでしてよ
もう誰も
わたしを
なでなでしてくれるひとは
いない ....
                  退屈に 
    

 
                        殺される

 

    退屈が
 
        

 ....
冷蔵庫の中には青空が広がっていたので
君は買ってきたゼリーを冷凍庫に入れるしかない
冷凍庫は満杯でゼリーをしまうスペースをつくるために
君は肉の塊を取り出す
いつ買った肉なのかすっかり ....
説明が出来ない
キッチンの片隅
気付かれないように
涙が流れた

想いは
こぼさないように
シンクの横に
そっと置いたまま
君の夕飯を作った

テレビに目をやりながら
明るい声 ....
目を書きます
スケッチブックいっぱいに目だけです
切れ長の目がいっぱいです
瞳は黒く睫毛は長く
目だけだと表情までは分かりません
けれどきっと優しい人です
黒いアバヤの中の愛しの貴女

 ....
クローバーの海に沈みながら
流れてゆく雲を見た
雲がちぎれ また別の雲に繋がり 空の色に染まり 風に操られる
疲れ果て
クローバーの海に身を任せ
四葉を探すついでに
忘れていた涙を地球にあ ....
竹薮に囲まれて
さらさらと
黄緑と白
雨上がりの光
賑やかな静けさの中
下り坂を行くと
後ろから
夕方と夜のあいだのような
ゆらゆらと妖しい紫色の声が


林檎を小さな太陽だなん ....
広さ8帖の部屋の隅にある
広さ2帖のクローゼットの中に
ボクは丸まった
何も考えずに
ただ
せまっ苦しい
真っ暗闇の中で
ボクは丸まった
誰にも見つからない場所
誰も探さない場所
 ....
狭い檻に入れられて
ぼうっと人の足を見ている
スリッパの音がうるさく
臭い匂いで頭が痛くなる

おとといシャンプーを
してもらったので
わたしの毛はつやつや
ショーに出る訳でもないわた ....
自らのおぼつかない足どりに
黙って下を向いてたら

「歩けるかなぁ ・・・
 じゃなくて、歩くのよ!」

隣で僕を支える君が
猫背をたたき
ぬくもった平手で「気」を入れた

 ....
わたしはどこにも行きたくない
許してください
わたしはどこにも行きたくないのです

晴れた朝も
暗い夜も
雨の沼も
光の庭も

どこにも

あなたがここに来て下さい
そしてわた ....
死んだ人の魂
天国か地獄か
誰が決めたのかは知らない
ただの迷信に過ぎない
そんな感じ
天国も地獄も
あるなんて分からない
何の確証も無いのに
誰が言うの
そんな世迷言
周りでたく ....
雪の降る夜
暗い工場脇で
体を探りあったこと
覚えてる?

あなた息遣いが
荒かった

学校帰りの
暗がりで
キスをしたことも?

二人とも
熱くなったね
寒いのに

 ....
指先を
もてあそぶのが好きか
聞けば そんな事は無いわ、と
君はいつも苦く笑いながら 応えましたね


最近ね、よく、虫になった夢を見るの、
虫よ、羽の生えた、音を鳴らして飛ぶ、虫。 ....
今日も良い天気

環状8号線から
ちょっと入ったところ
思ったよりも静かな
住宅地

不思議なデザインの
ブルーのマンション

窓からのぞく
子供の顔に
挨拶しようと
手を振 ....
ずっと泣いていたら
とても疲れて
座った場所から
動けなくなってしまった
       
世の中には
どんなにがんばっても
どうしようもないことが
あるのだと
知ったあの日

た ....
今日の空は
雲ひとつない晴天
なのに
世界の人の中には
暗い影を心に持つ人がいて
せっかくの
満開に咲いた桜の木にも
吹きつける春のそよ風にも
目をくれずに佇んでいる
もったいないよ ....
空に浮かんだあの林檎
照れてすっかり赤林檎
手を伸ばしてほしがった
口のなかでも赤いかな

もしもあなたがこの体
ぽっと赤く染めたなら
すーっと胸に染みこんで
わたしもわらう赤林檎
 ....
肉体を支えるものが骨であるならば
空を支えている骨は人の想念である
人が空を想うかぎり空は空であり続け
けして空は空から落ちてくることはない
つまりそれは
人が人であり続けることと同 ....
かわいらしく盛り付けられた
ハンバーグのお肉の正体を
知らないほど子供ではなかったし

ベイビー
花は美しいから散るんだよ
という漫画の台詞を
くりかえし読んでいた



ヤマト ....
終さんの自由詩おすすめリスト(288)
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