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夕暮れ時わたしは足元が見えなくなるまで歩いた
足元が見えなくなると笑いながら歌った
お腹が空いて寂しくなったので
知らないガチョウを食べた
残していったものが
背中でまだ疼いている
一日の始まり
蝶のような揺らめきで飛び立っていったのは
形にならない荷物を抱えた人
遠くへと呼びかけた
朝の挨拶をすり抜けて


ここで何か ....
はっぱをめくればなめくじ

みんなにきらわれて
しおをまかれたりする

おまえなめくじ

うまれてからずっと
からだじゅうでないている

おれだっておなじ

みんなにきらわれて ....
俺は仕合わせだ
今日も煙草がおいしい
俺は不仕合わせだ
マッチがそろそろ無くなる

俺は仕合わせだ
一緒に電車に揺られている
俺は不仕合わせだ
身近な人を愛せない

俺は仕合わせだ ....
悲しい夢を見たあとに
声を上げて泣いてしまったのは
その夢が悲しかったからではなく
その夢が現実にほど近い
記憶だったからかもしれません

昔のことですから
もう数えきれないくらい繰り返 ....
誰かのシアワセが
ゴミ集積所に
捨ててあった

家に持ち帰って
磨いたら

結構使えそう
だった

コンセントを
入れたら

シアワセが
動き始めた

君はなぜ
捨て ....
毎日たくさんのものが
あなたから生まれることを知っている
それは言葉であったり、声であったり、感情であったりする、けれど
それらはあなたの分身でしかないことも知っている
そのことをあ ....
お母さん本を読んで、何の本を、まだ読まれてない本を、読まれてない本を? アクリルの拡声器は、振動している、口髭の男は、去った、両手を広げて。防滴加工がなされた拡声器で、雨の中で、アクリルに包まれて、防 ....    欠落している記憶

      淡い水彩画
      
             
   身体の刺激の記憶より

      海馬の記憶


   目を閉じる
  ....
青い鳥が青いのが
当たり前だと思ったら

僕らは青色を見失ってしまう

手放しても惜しくもなく
逃げてしまっても気づかないままに
そしてまた
青い鳥を探すのさ

見つけるため ....
「何でこれがこんなところにあるの?」
「あ・・・片付けます{取消=って私は使っていないのに}(失われた言葉がある)」

「どういうつもりなの?」
「申し訳ございません。以後気をつけます。{取消 ....
パーッと行こうよ
と言いながら
道に倒れて男の名前を
叫んでみた
冷たい男が好きなのは悪い癖で
妙に愛されるとすぐに飽きちゃうから
不幸なのは当たり前なの
同情しなくていいよ
と言いな ....
春の夜は楽園の匂い
夏の夜も楽園の匂い
楽園の匂いは花とココナッツと夜の匂い
大好きな人の体の匂い
体がふるえちゃうくらいイイ男の匂い
ふらふらとしていつのまにかしていたいの
考えるのはキ ....
メール


メール大臣


反メール


メール子



にわかには信じがたいことかもしれないが、育児の最中に、自宅の電話線を抜いている主婦は多い。同時に彼女たちは、インター ....
なぞる
ことしかできないんじゃないかな
あなたの窪みに合わせて
指先でゆっくりと
なぞる
あなたの言葉の輪郭を
胸の中の悲しみを
胃の腑を
なぞる
すると
何かが
うつってくる
 ....
はら
  はら
    落ちる
       散る
風邪をひいた 熱 まだ、散らない
生まれ、愚鈍の、花
さっきまで
     五月まで
         月までの遊覧飛行、
乱費す ....
敗者には 栄光も 敢闘賞も 名誉も 光すら 無いのだ

弱者に 栄光あれど 敗者には有らず


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ....
からめた指の隙間から
抜け出してしまいそうな熱を
くるもうとする沈黙

慣れない会話のように
確かめあいながら寄り添う
同じ名前の違う指

細い線を並べてゆけば
固い絆に生まれ変われ ....
天動説の子どもが増えてるらしいのですが
それはまったく自然なことです

地球が回っているのだとしても朝が来るのは退屈なのですから
僕はお布団で魚になって
箱舟に乗ったかあさんとはなしをします ....
君に会って何と言う?
「愛していると 言ってくれ」
君に会って何と言う?
「キスをしても いいですか?」
君に会って 何を言おう?

昔の事だけ輝いているような言葉なんて要らない
これか ....
安っぽいヒロイズム 
何て言うか  嫌いじゃ ないよ
吐かせる為の本も 泣かせる為の歌も
カラダに悪い ムラサキの煙も


諦めたらそれまで さようなら
不条理に迎合されたら 俺はどうす ....
似合って無くても着たいモン着て
身体に悪くても吸いたいモン吸って
悔しかったら男泣きに涙を流して
下らねぇモンには鼻クソつけて歩く


確かなモノは己の欲望だけだけど
理性を捨てちまう訳 ....
「ノンアフロ会社員 田中」

お前が言ってるカッコつけと
かウソくせぇっての
は”若さの話をして見知らぬ中年の精神を殺した”
と懺悔室で泣いて悔や
む一昨日キャバクラデビューの会社員 田中 ....
若い!!のに 独り善がりの世界平和的願望
たったひとつの詩を書いて 疲れたツラして
修羅場を幾つも潜り抜けてきたみたいに
”闘うのもラクじゃないね” だなんて…


若い!!のに カッコウ ....
からだじゅう
メロンだらけ
まくわうり詰め込んで
生きる日常
愛してますか
わたしのこと
不安でたまらないときは
メロンナイト
メロンナイト
メロンナイト
瑞々しい感情など
とうの昔に失くしたと思っていた

ワイシャツの襟汚れに
靴下の泥汚れに
石鹸を塗りつけ
揉み洗いをする手

夕飯の買出しに行っては
20円の値引きに目が留ま ....
この背中に
烏のような
黒い翼
つけて下さい…


気が狂いそうな
激しい歌が好きで さぁ!
でもお前には聞かせてやんない
俺の大好きな歌 だよ

生きている事が
楽しくて仕方 ....
液晶が 関東平野を東へ走る青年 を映す 速度にまつわる素朴な
感嘆は冷気にあてるとしぼむ はずだから「ああ」という呼気をふ
くらまさず口のなか でビールと混ぜてのんでいる 速度よりも  ....
春は日本に飽きたら夏に押し付け
夏が日本に飽きたら秋に押し付け
秋が日本に飽きたら冬に押し付け
冬が日本に飽きたら従兄弟の春にお下がりとして与えてる

四季は美しいように見えて
我侭兄弟な ....
雨降り
バス停

ザーザーとうるさい雨の音の中で
今、生まれたばかりの泡が産声を上げ
早くも、言語を取得し
俺に向かって 叫び始めた

「俺はもっとでかくなりたいんだ!」

そう言 ....
終さんの自由詩おすすめリスト(288)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
知らないガチョウ- チアーヌ自由詩5*05-6-7
着地点- 霜天自由詩1105-6-7
めくるめくなめくじ- ベンジャ ...自由詩37*05-6-2
雨降り空の下の、小さな。- 虹村 凌自由詩9*05-5-31
悲しい夢を見たあとに- ベンジャ ...自由詩7*05-5-29
シアワセ- 043BLUE自由詩505-5-23
あなたから生まれる- ベンジャ ...自由詩14*05-5-16
流体アクリル- 黒川排除 ...自由詩205-5-14
- ナガシー自由詩3*05-4-29
青い鳥が青いことを知っていても- ベンジャ ...自由詩6*05-4-22
失われた言葉- 自由詩4*05-4-20
本能の食物- チアーヌ自由詩805-4-19
楽園の匂い- チアーヌ自由詩405-4-18
メール/リトルネロ- チアーヌ自由詩705-4-6
なぞる- チアーヌ自由詩605-4-3
薔薇の虐殺- 岡部淳太 ...自由詩5*05-4-3
求めた_週末_(皆の詩)- 虹村 凌自由詩2*05-3-24
つながれた手- ベンジャ ...自由詩7*05-3-16
天動説の子ども- 窪ワタル自由詩22*05-3-9
愛を下さい(みんなのうた)- 虹村 凌自由詩4*05-3-4
どうしよう(みんなのうた)- 虹村 凌自由詩3*05-3-4
正直な詩(みんなのうた)- 虹村 凌自由詩4*05-3-2
3つの章節(みんなのうた)- 虹村 凌自由詩1*05-3-2
うそつき(みんなのうた)- 虹村 凌自由詩6*05-3-2
メロンナイト- チアーヌ自由詩305-3-1
欠片- さち自由詩6*05-2-26
背中(せな)の翼- 虹村 凌自由詩7*05-2-23
散乱- 田代深子自由詩805-2-22
四季- くしゃみ自由詩4*05-2-21
- くしゃみ自由詩3*05-2-13

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