吟じます
なんて冗談を言うけれど
私の中には日々吐き出す物がありまして
ダラダラしながら戸惑いを軌道修正し
矛盾した世間の中で自分を作り出す
母が亡くなった時は
セ ....
からりからりと晴れた空
君は何を思うのだろう
溜まった洗濯物は風が揺らし
休日の私は君に揺らされる
いっそのこと
忘れてしまえば良いのに
忘 ....
腕に
注射器の後
レニー・ブルースは
裸で死んだ
多弁で
雄弁で
皮肉なスタンダップ・コメディアンの口を―
死だけが塞いだ
かれは
言ったものさ
―こうあるべき ....
{引用=
麻酔の切れた
風見鶏は
錆びついた羽で
取り戻したくて
逆回りを始める
けれど
優秀な風見鶏は
一度たりとも
選択肢を誤ったことは
なかったので
わからなかった
西な ....
{引用=
(ポエトリーリーディング:http://www.myspace.com/slymelogue)
}
こどもをつくろうぼくらはなんて
そんなに強くはなれません
愛する痛みをおしえ ....
{引用=
(ポエトリーリーディング:http://www.myspace.com/slymelogue)
}
ちいさな星屑見つけるちから たからもの青くひかる夜の闇
のばした手の平からだ星 ....
幸せは飽きる
不幸は慣れる
飽きもせず慣れもしない
今日が、楽しい
歯を磨いたら
ダヴだった。
そんなとき
誰かをおもいだして
胸がきゅっとなる
{引用=
(ポエトリーリーディング:http://www.myspace.com/slymelogue)
}
あいすることはしんじること
しんじることはいきること
太陽の温度ほてる今日も ....
ぽかぽか
陽だまりのなかで
アキはねむる
優しくて
それよりもっと
優しくて
あくび
ふわっと
浮かべて
目をこする
ネコが慎重に
せのびをしては
その路地を
て ....
ぼくは潜水艦になる
押し入れのハッチを閉じて
ながいながい航海にでる
まっ暗の中のひとすじの光は
消えることのない流れ星
ぼくは潜水艦になる
黒いごみ袋に入って
埠頭についたパパとマ ....
膝のこぶには
小鬼が棲んでいて
はたちの誕生日に
こぶを切り開いて
出てきたの。
こんにちは
10年間お世話になりました
膝の中はとっても
ぽかぽかだったよ
僕は今から旅にでます ....
いつもの席でいつものように
始めましょうかと手を鳴らす先生の
その指先を見てる
思考は明日のその先を見てる
今日の考え事なんてとっくに終わった
私は明日もその先も生きてる
君だって生きてる ....
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