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月の滴り糧にして、
傾くが儘に流れ征く。

果ての浄夜は音も亡く、
地を這う我影、
唯ひとつ。
「あなたはね。
 卵から生まれたの。
 それはそれは痛くって、
 とっても大変だったのよ。」

それが母の口癖だった。

嬉しいことがあったときも、
悲しいこと ....
隣の白蛇が、
皮を脱ぐ。

彼は失恋すると、
いつも絶食して、
いつも脱皮する。

センチメンタルなのだ。

脱皮する少し前から、
蛇の目は白濁しはじめる。 ....
救急車が来ない。

だから、
ないてみた。

ぴぃーぽー。
ぴぃーぽぉー。

ぴぃーぽー。
ぴぃーぽぉー。

救急車は来ない。

周りには、
こんな ....
ガラパゴスで恋をして、
ガラパゴスで眠りたい。

わたし、
ひとになれません。


きっとね、
こんこんこん。
と、
扉がいったので。

とんとんとん。
と、
返しました。

外に出る。
と、

誰もいませんでした。








 ....
沸かしている。

こんな朝には、
カフェインが欲しい。

紅茶が飲みたい。
紅茶は飲めない。
願を懸けているから、
飲んではいけない。

だから、
珈琲を ....
地底人さんの朝は早い。

日の昇る前から働いて、
せっせせっせと働いて、
日が暮れたって、
月が笑ったって、
まだ働く。

地底人さんは穴を掘る。
くる日もく ....
おおきなお空の、
でっかいおめめさん。

まんまるね。
あかるいね。
あったかいね。

お空を見上げたら、
いつもあなたがいるの、
いつもあなたが見ているの。 ....
午前三時。
君はまだ喋ってる。

冷えたパスタを、
フォークで突っついて、
ぺちゃくちゃり。

ワインを、
手酌で注いで、
ごくり飲み干して、
ぺちゃくちゃ ....
純粋ならざる錬成から生まれ、
おぞましき獣となりて、
いまだ人ならず。

異物、
或いは汚物を喰らい、
蛆と成り果て、
蔑まれようとも。

いつか人と呼ばれる ....
僕らは離れた丘に立った、
三本の木。

それぞれの丘で、
大地に根を張って、
太陽に手を伸ばしてる。

空には三つの太陽。

奴らは、
気ままに回って、
 ....
すいかだった。

真っ二つに割られたすいかが、
テーブルの上に、
どでんと置かれている。

どこを見回しても、
スプーンがない。

仕方がないので、
そのま ....
それが誰なのか、
記憶を探れば出てくるが、
誰が誰であったか、
この部屋では関係ない。

窓の向こうに手を伸ばそうとも、
扉の向こうに声を掛けようとも、
ひとつも ....
知らないホテルの片隅で、
丸くくるまって君の寝顔を見てる。

ひとりでは眠れないというから、
毎晩、君が寝付くまで色んな事を話す。

あの鮮やかな初夏の想い出を、君 ....
太陽を盗んで、
穴に落ちて、
暗闇で、
空っぽで、
誰もいなくて、
誰もがなくて、
誰も待ってなくて、
遠くで、待って、くれなくて、
悲しくて、
苦しくて、
 ....
そんなに強くしないでと、
君はいう。

構わず痕を付ける。強く。
あいつの知らない場所に、おれの痕を付ける。

おれを愛した唇で、
あいつを愛撫して、
おれが愛 ....
三人泣かせ帰ってきた、清く正しい朝帰り。
麦茶が妙に空っぽい。

虚しくて空しい。
遠い。
遠いんだよ。
俺は、




以下、呟ぼやきます。

罵詈 ....
夜のアンモナイトは仄かに蒼く光る。
海の恋人を想い出し、蒼くさめざめと光る。


遙か遙か白亜の海の底、アンモナイトの恋人達は。
手をつなぎ、心をつなぎ、ちゅらと散歩。
 ....
アルマジロな午後。
僕は転がる。


あるまじき僕は正午。
ごろごろとアルマジロと転がり、
ヒジキを食べている。

ヒジキはあるまじき美味しさで、
もぐもぐとアル ....
うぽぽぽ。ポっポポ。ぽこぽこポっ!。
ぽいんと。ぼいんと。すぽぽぽん!。

うにゃらごもごも、うんぽこぽっぽっ!。
うんぽこにゃらにゅら、にゅらぽこぼん!。

ぽいんとぽいんと ....
5がつ4か。
ふぉーらむ、753ばん。ぷるるん。

ぼくはわらうひとららいすきれす。
えがおをみるろ、とれもうれしくなるのら。

ぼくらはごかいら、おもいこみれ、けんかをしらす ....
らりりりり、るるりらり。
らりりるりり、るるりらりら。
らりらりらりりろ。るるらりりるるる。

こんにちは。こんにちは。こんにちは。

らりり、らりり。
世界はPink。
 ....
TVを付ければ、
新聞をめくれば、
今日も、また幼児虐待事件。

この種の事件が起こると、
いつも僕は不思議な・・
簡単な言葉では表現のしようがない「感覚」に取り憑かれる。

それ ....
ばかばかばかばか、ばかばかば。
みんなでばかになりましょう。

君は一階の住人で、
僕は一介の住人だ。

ばかばかばかばか、ばかばかば。
みんなでばかになりましょう。

君は ....
カリカリカリと書きまして、
カチャカチャカチャと打ちました。

スイスイスイと推敲後。
やっぱり駄目ねと書き直し。

リライト、リライト、リリライト。
リライト、リライト、リリライト。
 ....
知りもせず、癒すと云うな、バカタレが。 “ 「 ”と、
“ 」 ”。
二つ合わせて殻にする。

行間は、読まないで。
息が出来なくなるから。
感想は、書かないで。
もう書けなくなるから。

“ 「 ”と、
“ 」 ”。
 ....
雨の夜。
アスファルトに横たわり、死人になる。
鼓動。
鼓動。
鼓動。
停止。
そして、緩やかな死の沈黙。

溶け出した。自我が流れ出す。
私は、液体の私達。
水の様に、蜜の様に、 ....
プライド。ブライド。ブラインド。フライト。フライドポテト。
ブッシュ。プッシュ。モッシュ。ハッシュ。パニッシュ。パニック。パラノイド。
シット。イット。ビット。バット。ファット。もっと。ファック。 ....
ふるるさんのPULL.さんおすすめリスト(90)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「_夜旅。_」- PULL.自由詩12*06-1-16
「_たまご。_」- PULL.自由詩15*05-12-11
「_皮を脱ぐ。_」- PULL.自由詩16*05-12-8
「_ぴぃーぽぉー。_」- PULL.自由詩13*05-9-25
「_がらぱごす。_」- PULL.自由詩13*05-9-20
「_こんと。_」- PULL.自由詩16*05-9-16
「_沸騰しない。_」- PULL.自由詩11*05-9-14
「_地底人さんがんばる!。_」- PULL.自由詩13*05-9-11
「_おめめさん。_」- PULL.自由詩11*05-9-10
「_それからどしたの?仔猫ちゃん。_」- PULL.自由詩13*05-8-31
「_異物、或いは汚物を。_」- PULL.自由詩16*05-8-25
「_空には三つの太陽が。_」- PULL.自由詩9*05-8-23
「_すいかぶり。_」- PULL.自由詩12*05-8-20
「_冷たい紅茶。_」- PULL.自由詩17*05-8-12
「_そして祇園祭が終わる。_」- PULL.自由詩11*05-7-16
「_人でなし。_」- PULL.自由詩10*05-7-12
「_残酷に。_」- PULL.自由詩6*05-7-10
「_空っぽ朝帰り。_」- PULL.散文(批評 ...5*05-7-10
「_夜のアンモナイト。_」- PULL.自由詩8*05-6-1
「_アルマジロな午後。_」- PULL.自由詩14*05-5-30
「_うぽぽぽポイント。_」- PULL.散文(批評 ...4*05-5-9
「_みんらららいすきです。_」- PULL.自由詩1*05-5-4
「らりり」- PULL.自由詩205-1-5
「きょうも、また・・・」- PULL.散文(批評 ...8*04-4-6
「ばかばかばかばか、ばかばかば」- PULL.自由詩4*04-4-6
「詩人哀歌」- PULL.自由詩5*04-4-5
「癒すな!」- PULL.俳句8*04-4-4
「殻」- PULL.自由詩1*04-4-1
「Composition_MySelf.#1」- PULL.自由詩104-3-31
「だろ?」- PULL.自由詩104-3-28

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