「 空っぽ朝帰り。 」
PULL.







三人泣かせ帰ってきた、清く正しい朝帰り。
麦茶が妙に空っぽい。

虚しくて空しい。
遠い。
遠いんだよ。
俺は、




以下、呟ぼやきます。

罵詈雑言、呟ぼやきますが、
これをご覧になれる方々への言葉ではありませんので、あしからず。

読みたくない方は読まなくていいです。
では!。


















退路を断つなんて、言葉は。
自惚れた馬鹿の言い分。

退路を断った将に付いてゆく人達は、どうなる?。
孤独を気取って玉砕するのはいいけれど、
そいつはとっても自惚れ溺れ。

退路すら準備できないって事は、
所詮それだけの事しか出来ないって意味。

将を気取るなら、
将として、己を律しなさい。

律せないのなら、てめえは役不足。

将としての、てめえの代わりは幾らでもいるが、
友としての、てめえの代わりは誰もいねえんだよ。

退路を断つなんて、言葉は。
てめえの自惚れた言い分だぜ。





あの男におれが殴られてやったのは、
全部無駄だったのかな?。
約束したね?。
手を切るって。

こんど君になにかあったら、
ただじゃ済まさない、
あの男。
この間みたいに、
鼻血鼻水垂らして、
のたうち回って謝るぐらいじゃ済まさない。

これは脅しです。

独り善がりで、
独善的で、
毒善的で、
犯罪的な、
これは君への脅しです。

おれがどんな人間か、君は知っているよね?。

憎むのなら、おれを憎んだらいい。
刺すのなら、おれを刺したらいい。
あの時みたいに、

約束したね?。
手を切るって。





ひとりでいる事に耐えれない人は、
ふたりでいる事にも耐えられない。

どれだけ近くったって、
どれだけ想ってたって、
どれだけ時を過ごしたって、
どれだけ身体を与えたって、

いつかはひとりになるんだ。
みんな。

ひとりで一人で、もう独り。
からっぽで、そらっぽなひと一人。

ふたりでいるために、
空っぽな独りを、ひとり満たさなきゃ。

いつかはふたりになれるんだ。
みんな。

ひとりで一人で、また独り。
からっぽで、そらっぽなひと日和。

ふたりが遠い。
ひとり空、

空っぽ朝帰り。













散文(批評随筆小説等) 「 空っぽ朝帰り。 」 Copyright PULL. 2005-07-10 12:38:22
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