すべてのおすすめ
傷口に触れないこと、これは治癒するためには大切なことなのかもしれない。会話を発することで、何かが変わるとは思えず、私と妻は口を開くこともなかった。
土曜の早朝、私は五時前に県境の無人駅に出向き、 ....
今年の冬は暇な時間が多くあり、読書に勤しんだ。本来、読書は楽しむものであり、勤しむものではないだろう。
平井図書館長は本好きであると紹介させていただいたが、繰り返し少々彼を紹介する。図書館長とい ....
シーアスパラガスというものを見つけて身請けした。イスラエル産らしい。
植木で見るような、ガサガサした葉で、初めて見たとき「なんかえぐみが強そうだな」と思った。完全なる偏見であることは後に判明する ....
八月十五日、登山道の除草を開始した。四カ所の登山道コースを一人で受け持っている。トータル十日以上はかかるだろう。
人は「大変ですね」と言う。しかし、大変なことなど何一つない。思い悩むことはないし ....
雜文
オレはただ寢ていた
朝、何度かドアチャイムが鳴ったと思う 無視した
もう午後だったと思う
そのうち
うるさいサイレンが聞こえた
....
もう無理はできないな、と最近感じる。年々、暑さが身に沁みて体を痛めつけているのが解る。昔はそうではなかった、というのは誰もいずれは知ることである。私も老いつつあるという事なのだろう。
三週前から ....
ヒグラシが鳴きはじめ、アブラゼミからミンミンゼミと蝉の声は種類を増し、最終的にはミンミンゼミが最後となる。里では秋に鳴くツクツクホウシなどがあるが、こちらではあまり聞かない。また、これから八月の声を ....
ね、みんなは、恐竜だったころをおぼえている?
むかし博物館に家族全員を、父がつれて行ってくれた。幸せな会話で窒息しそうな電車、はやく終わらないかな。
父はティラノサウルスが好き。わたしはトリケ ....
・あの日
母が壊れてしまったのは、今から15年ほど前の冬の出来事だった。
当時高校二年生だった私は、北海道での修学旅行から帰宅し、うかれた気分で玄関の扉を開いた。
父は海外出張中 ....
詩を書く時、自分の場合どんなふうかを少し書こうと思います。時々、こういう変な気まぐれをおこします。
まず
銀河、という言葉がすきだから銀河ということばをよく詩につかいます。
魚とか青色と ....
今日、先年の水害で何もかもが水浸しとなった地区に行ってきた。路肩に植えらていた筈のマリーゴールドは尽く引き抜かれ、その代わりに黒い農業用マルチがのっぺりと施されていた。
ちょうど一年 ....
大白川登山口に着くと雨となり、当然誰も居なかった。レンタル簡易トイレがのっそり立ち、周りには雑草やらススキが生い茂っている。雨は次第に本降りとなり、雨具を着る。
今日を逃がすと次回はいつ行けるかわ ....
コロナの影響で家業はさっぱりだったが、昨日は久々に朝から厨房に立った。昔から来ていただいている県内客の四名様。この人たちは少人数でやってきては、楽な場所で楽に山菜を採りたいと色々と突っ込みを入れてく ....
四月二十三日、若い女性看護師Aの説明を受けながら、跳ねる川魚のような指先で打つキーボードをぼんやりとみていた。柔らかい声で適切に私の話を聞き、それを一切漏らさずキーで打ち込んでいる。血液検査の注射針 ....
クリスマスソングを嫌いな理由について考えを巡らせている。なぜそんなことを考えるのかわからない。嫌いなものについてなど考えなければそれで済むし、実際に多くのことはそうしてやり過ごしている。でも嫌いなも ....
{引用=・歴史家 李光洙
歴史家よ
きみの歴史は嘘つぱち!
われらの愛が誌されてない歴史
そんな歴史があるものか、
われらの愛の破綻が誌されてない歴史
そんな歴史は知れたことさ、嘘八百 ....
さまざまな妄想は 書き物の中より現実の方が多い。
というか 書き物は現実の一部でしかないと思う。
ひとりひとりの妄想は プラスされマイナスされ
本当の事などは無力のように思える事もある。
勝て ....
よしみさんは普通の女の子でしたが、勉強がきらいで遊んでばかりいました。
そしてお父さんやお母さんに叱られる度に、
「ああ、嫌だ嫌だ。どうにかして勉強しないで学校を良くする方法はないかしら。」 ....
久しぶりに短い文章を書きたくなったので書いてみる。短い文章を書いてみると何だかいつも久しぶりだ。嘘だけど。
先日、乗換駅のホームでセミを拾った。まだ生きていた。木のない駅で、人に踏まれるよりは草地に ....
ぼくむかし美術館に勤務してたことがあって、えと、その業務内容はといえばまず朝出勤して館内の蜘蛛の巣をとったり(ある通路の非常灯の下には小さな蜘蛛が毎日のよに巣を張っていた...)、それから学生、カップ ....
短い文章を書いてみる。時間も遅いしなったけ速攻で書いてみることにする。
所用で、久しぶりに都心に出た。すると、アレンジメントやコールドフラワーだらけの小洒落た花屋に昔ながらの七夕飾り。笹には既にいく ....
バンペイユという果物がある。確か晩白柚と書いたと思う。最近ではスーパーでも売られている。要はでっかいザボンである。因みにザボンはでっかい蜜柑で、つまりはザボン、バンペイユともに柑橘である。食する機会 ....
映画本編の内容には一切触れないDVDコレクターの戯言なので、興味のない方は読まなくていいです。
* * *
今年に入ってからデヴィッド・リンチ監督作品が立て続けにブルーレイ化され、ファン ....
詩などの投稿掲示版を利用させて頂くようになって
十年くらいになったのだろうか。
ほんとに無料で投稿してもいいの? 好きな詩に投票?
ポイント? 感想は書きたいけど ポイントなしだと
がっかりな ....
19歳の頃好きな人がいて、当時はまったくありえなかった逆チョコをあげようと思ったのであるが、やはり黒山の女子しかいないデパートのチョコレート売り場は恥ずかしく、そうしてついにとった行動が、 ....
わたしは男のくせに、何も出来ないのである。これでも妻と息子を食わせているつもりであるのだが、殊、家のことになると別問題である。
先日用事があって、妻が息子を連れて仙台の実家に帰った。 ....
「蓮根って変な植物だね。」
「…確かにそうかもね。」
「俺さあ、美容室のなんか、ヘアーモデル?の以来きたんだけどさあ。髪染めるのが嫌過ぎて断っちゃった。」
「バージンヘアだもんね」
「俺黒 ....
13:55に日本を出発。大韓航空でソウル経由、トランジット時間は50分程度。シェムリアップに着いたのは21:30(日本時間で23:30)でした。
日本からソウルは案外近く、搭乗時間はおそらく1時 ....
東雲リバーサイドテラス自治会副会長、アイパー{ルビ四方山=よもやま}(47歳)は702号室の住人だ。
ちなみに会長は404号室の磯山幸八郎(66歳)、ちなみに輝かしいルーフバルコニーに並べた植木の水 ....
まず、母親の妹、俺のおばについての話からはじめようとおもう
よくある話
母親、妹ともに、幼少期より、父親(俺の祖父)より、暴力による虐待を受けていた
おばは持ち前の美しさもあり ....
ふるるさんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(365)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
雨の日の憂鬱
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山人
散文(批評 ...
2*
22-3-20
読書における娯楽性と読破という苦痛について
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山人
散文(批評 ...
2*
22-3-14
珊瑚草を喰ふ話。
-
46U
散文(批評 ...
10
21-9-17
山の中の孤独
-
山人
散文(批評 ...
5*
21-8-17
顛末
-
墨晶
散文(批評 ...
3*
21-8-17
休養
-
山人
散文(批評 ...
5*
21-8-1
夏はもう秋
-
山人
散文(批評 ...
6*
21-7-20
卵化石
-
田中修子
散文(批評 ...
15+*
20-12-25
母が壊れてしまったあの日から
-
健
散文(批評 ...
12*
20-12-11
詩を書くこと
-
道草次郎
散文(批評 ...
9*
20-10-28
洪水のあとに
-
道草次郎
散文(批評 ...
10*
20-9-17
雨はきらいじゃない(落ちの無い話)
-
山人
散文(批評 ...
5*
20-6-14
厨房に立つ(改題しました)
-
山人
散文(批評 ...
7*
20-5-17
気が付いたらボロ雑巾のようにベッドに転がされていた
-
山人
散文(批評 ...
6*
20-4-28
褐色の濃いあたりに
-
深水遊脚
散文(批評 ...
3*
16-12-8
思考散歩(デモから思いついたこと+引用・コラージュ集)
-
こひもと ...
散文(批評 ...
7*
15-9-18
知略崩し
-
砂木
散文(批評 ...
7*
15-1-1
牡丹
-
ねむみち ...
散文(批評 ...
4
12-11-28
久しぶりに短い文章。
-
小池房枝
散文(批評 ...
8
12-8-29
美術館に犬を侵入させてしまうということ。
-
ツ
散文(批評 ...
6*
12-7-21
短い文章、久しぶりに。
-
小池房枝
散文(批評 ...
5
12-6-28
久しぶりに短い文章。
-
小池房枝
散文(批評 ...
6
12-4-26
ワイルド・アット・ハート_[Blu-ray&DVD]
-
古月
散文(批評 ...
3*
12-4-22
真_機能
-
砂木
散文(批評 ...
10*
12-3-4
バレンタインデーの思い出
-
小川 葉
散文(批評 ...
4
12-2-24
プライド
-
小川 葉
散文(批評 ...
9*
12-2-23
C'm'on
-
榊 慧
散文(批評 ...
1
12-2-3
カンボジア旅行記1
-
チカモチ
散文(批評 ...
2
12-1-28
ぼくらのヒーロー_アイパー四方山
-
salco
散文(批評 ...
4*
12-1-27
叔母、人と人、人
-
ガマパッ ...
散文(批評 ...
5
12-1-16
1
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