すべてのおすすめ
【有無】
恋人の有無気にしないお年頃 好きだから好き 好きだけど好き

【墓】
墓穴を自分のぶんも掘っておく いつでも誰か呪えるように

【丈】
身の丈に合わないギャグをしたために オレ ....
とどくきみ電話の声にねころんで
正しく蒔いたわたしの母音


はじまりの予感にまみれ匂い立つ
いとおしい小さな過ちよ


今日もやっぱり晴れたよねわたしたち
多摩一番の ....
湖のほとり

水面に揺らぐ波間に鴨泳ぎ神おわします琵琶の湖かも

山かすむ対岸の雲眺めつつ今日も二人でささやかな席

テーブルにコーヒー二つ今日もまた喫茶に興ず夫婦のきずな

青草が緑 ....
こころさえ、雲を光を追い越してひるがえる風みずいろをよぶ


雨はやく言葉を奪い流れゆくたどる指先このうすみどり


風だけがよんでいる道二人ぼっち朽葉いろした秘密かぞえる


頬杖 ....
持ち前の笑顔とやらの裏にある疑心のやり場がまだ見当たらず


舞い込んだ平穏にさえ整合性 求めてしまうみだりなユーウツ


孤独だと自惚れるより幸福を受け入れるほうがよっぽど難儀


 ....
山道を行く
 
水流れ青き木立の杉林曇り空には静けさがある

オレンジの紅葉咲きけり西教寺気恥ずかしげに四人で歩む

敷物を広げて座り妻語るハンミョウという道しるべ虫

山道はなだらか ....
【漕】
自転車のペダル漕ぐ足弱ってる 若いころならすぐ着けたのに

【芯】
よく飛んだ 真芯で打ったホームラン 子供相手にフルスイングし

【なう】
「恋なう」と君がつぶやく毎日を  ....
【さっぱり】
さっぱりとした後味のタイカレー そんな男になりたい私

【至】
舌肥えた彼女の心掴むため腕によりかけ至高のメニュー

【寿】
寿の文字が遠くへ消えていく おひとりさまに慣れ ....
【洗】
洗っても落ちぬ返り血どうしよう 犯人オレだと解ってしまう 

【でたらめ】
でたらめに女抱いても虚しくて彷徨っている恋愛砂漠

【蜂】
休もうよ死んでしまえば終わりだよ 働き ....
二人して並んで座る公園のベンチに印す秋の秘め事

お手紙にほのかに香るスミレの{ルビ香=か}可愛い人とからかっちゃ嫌

セーラーの襟にはらりと舞い落ちた紅の使者秋を運んで

お揃いのリボン ....
【電】
電流が流れるように始まって終わった恋に何も流れず

【町】
君が住む町をひとりで訪れて君に会わずに帰っていった

【奇跡】
奇跡とは二度も三度も起こらない だけど諦めきれない想い ....
【ゲーム】
国民がオレだけのためマスゲームなにやらせても満ちないココロ

【堅】
ひとつずつ手堅く勝ちを拾ってく 負けぬ勝負を焦らずつくる

【故】
愛故に君に別れを切り出した 後悔して ....
【初】
初めては好きな人とがイイんだよ 後に改ざん自分の記憶

【幸】
幸福を感じてたのはいつの日か思い出せない もう何年も

【細】
「細くなれ 細くなれよ」と念じれば痩せていくよ ....
奥琵琶湖周遊ドライブ

若き日々たちまちに過ぎ妻ととも湖畔を走る老年の日々

薄き陽の雲広ごりて平年の23℃の秋のドライブ

稲はみな刈入れは済み黄葉となり一年過ぎてまた歌を詠みいる

 ....
出鱈目で意味も不明でハイファイさ
夢でキスして蹴飛ばすラジオ

意地悪な従姉がくるよ日曜日
すぐに逃げたい宇宙旅行へ

淋しげなコラージュセンス武器にして
カウボーイたち家を出るのさ
 ....
『曲者!』と 座敷わらしを槍で刺し あれから彼女 音信不通

マンションの隣の部屋は家賃安 やたらめったら自殺ある部屋

驚いてもらえぬ私 幽霊をはじめて5年 まだ未熟者

気がつくと起き ....
秋最中産湯の部屋に坐しており産湯つかいしわが子思ほゆ

初恋の妻とちぎりし路地の家今は荒れ果て人も住まざり

卜伝の人生短し剣をとりあゆみし道のけわしかりけり
踏み出せず 躊躇する君の背中を{ルビ戦=そよ}がす 小粋な潮風 秋風に

どうしてか白き花咲く蕎麦の花食料になる花は素朴だ

萩の花庭に散りいてゆうこくの秋風が吹き妻と帰宅す

ローマ書を書き写しつつ楽しみて次は更級日記写さむ

未来には何が待つか ....
恋しくて雨のソーダ水飲み干したはじける泡よ恋しくてまだ


ものがたり、は続いている泣きながら夜そして昼あなたの時間


たわいなく戯れ過ぎる風としてもふりむかないで首筋にただ


 ....
花火、風。立ち尽くす夏 陸橋で麦わら帽子は抑えずにいた




日に焼けた腕に食い込む荷の持ち手 両てのひらで生かした金魚




向日葵が燃えない程度に咲いていて息継ぎの度ちらり ....
中三の冬に耳朶刺し安全ピン漿液{ルビ瘡=かさ}がパンクを塞ぐ

高一で曲がりいし次女称号が遅刻の女王その親教諭

筆跡を真似て風邪引き飛び歩く我ゆえ母の土曜午後飛ぶ

ひねくれたひよこが騒 ....
湖の花火

湖のもに光り漂い夕暮の花火大会家族ととも

夕焼けの鮮やかに映え今宵楽し風の吹きいる湖畔に坐して

街の灯がくっきりとしてあと数分打ち上げ花火の始まるを待つ

子の夢と親の ....
夏の湖

やや曇る空を見上ぐるしばしの間魚跳びはぬる夏の湖にも

三上山かすむ彼方は雲おおくどこまでつづく湖のひろごり

人の身に災いおおくせまき門入りゆくごとく今日も歩めり
とくん、とくんときみはうなずいて
真昼の空をひろげてみせた

背伸びして手をのばしてもまだ遠い
青の時間につつみこまれる

目をふせて きみは何かを想ってる
雲にかくれた月に似ている
 ....
涙なみだ花のつぼみを押し抱きながれるままの失語の春の


ほしいまま虚空をすべる鳥にこそつばさに適う言葉も持たず


指さきを染める苺のいじらしさキスするほどのかわいい夢を


見残 ....
肌よりも少し涼しい風が吹き漂う香りは秋の色かな

快晴に晴れた真昼の金木犀せせらぎに似た郷愁を誘う

可愛いね小さく咲いた花びらを集めて香る道端の枝
折り返す列車は濡れて雨粒の数の約束待つ河原町


烏丸のホームで制服のリボンを揺らしてあの子は白線を踏む



閉じかけた夏の絵日記直線では描けなかった桂の警鐘



高 ....
■ミッドナイト・シャワー■


  ミッドナイト
  月のナイフで切る指に怖いほど、まだ滴るカシス


  甘い、赤
  舐めて
  瞳に翻る
  純情、孤独、叫ぶキラメキ ....
かの本を読み終えたる吾に光速で牽制球を友は放てり


幼げな男女が笑う喫煙席壁向いてミラノサンドに挑みぬ


真四角に豆腐のフィルム剥ぎ取りぬ手品覚えたる子供のごとく
beebeeさんの短歌おすすめリスト(140)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
題詠blog2011_061-070- 北大路京 ...短歌15*11-12-17
多摩のうた十二月- たちばな ...短歌1811-12-13
湖のほとり- 生田 稔短歌411-12-8
Colors- 石瀬琳々短歌7*11-12-8
憂鬱になれる内が花- faik短歌9*11-12-1
山道をゆく- 生田 稔短歌1011-11-28
題詠blog2011_051-060- 北大路京 ...短歌18*11-11-20
題詠blog2011_041-050- 北大路京 ...短歌17*11-11-14
題詠blog2011_021-030- 北大路京 ...短歌13+*11-11-4
秋の秘め事- 未有花短歌9*11-11-2
題詠blog2011_031-040- 北大路京 ...短歌13*11-10-28
題詠blog2011_011-020- 北大路京 ...短歌9*11-10-23
題詠blog2011_001-010- 北大路京 ...短歌13*11-10-17
奥琵琶湖周遊ドライブ- 生田 稔短歌711-10-17
ねおあこ- 北大路京 ...短歌16*11-10-13
おかると- 北大路京 ...短歌27*11-9-30
妻の家- 生田 稔短歌311-9-25
やさしさ- subaru★短歌12*11-9-24
秋風に- 生田 稔短歌7*11-9-12
恋しくて- 石瀬琳々短歌6*11-9-7
summer- 佐藤真夏短歌2*11-8-19
- salco短歌4*11-8-18
湖の花火- 生田 稔短歌211-8-9
夏の湖- 生田 稔短歌511-7-27
夏空のうた- 橘あまね短歌1211-7-22
失語の春- 石瀬琳々短歌8*11-6-9
金木犀の香り- あきな短歌6*08-10-6
「快速特急〜阪急京都線Ⅱ〜」- Rin.短歌26*08-9-21
夏の鋭角- Rin.短歌19*08-8-26
好日- ポッケ短歌2*08-8-15

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