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誰ひとりみてない笑みがまたひとつ荒川で身投げしたような夜


誰ひとりみてない夜がまたひとつ荒川で身投げしたような笑み
『いつの日か魚になってあの人に食べられることそれが夢です』



海草が足に絡まり動けない傷付け合った二人の代償

唇は奪うものだと知った時魚の情事を悲しく思う

つま ....
先輩の肌に初めて触れたのは卒業式の胴上げでした 出産を終えた私に指立てて「グッジョブ!」と言う2歳の娘 年賀状届く音して走りだし初ラン初怪我初治療 球体の全方向へゆけること水無月の坂はゆるりと続き

七分袖着るか着ないかしてるうちドミノ倒しで夏の到来

夕刻のうすくかげゆく西向きで満ちていくのはクライミー ア リヴァー
キスの日もそうじゃない日も変わりなくおはようのキスおやすみのキス 雨のふる海岸に住むプチトマトあおいあいだがしゅんだそうです


林檎県林檎林檎区林檎町四丁目まで来てくれますか


空に雲泣かないで君もう一度みあげてごらん異国からの風


砂の城な ....
永遠にえいえんということですか{ルビ私=わたくし}の名の下につく子は


空をみる目を失っていたようですきみが燃えているあいだの{ルビ時間=とき}


寄せる波帰ってゆく波知っていますきみ ....
ハイヒールひとつぶんだけ空高くわたしは結句さがしています

かたぐるまされてみたいなかたぐるまかるいっていいなよすぎるな

昨晩の雨はもうすでに誰かの雨でございます

ピアニカを初めて開け ....
さくらんぼ沈んだ緑のソーダ水エックス線で見た大銀河 帰りたいふゆの陽向の命日へ本当はいま骨はどこなの


ちょっと待って。何をですか? パソコンです、ハードディスクが呼んでいますよ。


立ち返る里を持ってはいないから何を捨ててものこしても ....
健康と美容のために早寝する深夜ラジオはいつも録音 コスモスの揺れる想いを風に乗せあなたに届け乙女の真心

窓辺からやさしく香る金木犀秋の気配をそっと運んで

泣かないで悲しんでいる君が好きやさしくできない竜胆の恋

彼岸花燃えろよ燃えろ地 ....
浅茅生の己が命の短きを知りてやあらむ明日のあさがお 佳代
                          
雲の間に出でたる月を眺むまにあけば別れの春の夜短し きみ
             ....
この恋が終われば私は消えてしまう 恋することは息をすること

もう二度と優しい嘘に傷付かないようにあなたを愛し抜きます

夜になり朝顔たちが眠ってもあなたの笑顔が瞼に沁みて

 ....
 妻と居て

 秋の日の午後3時に妻と居て今日は彼女がきれいに見える

 窓越しのゴーヤは枯れて涼しい日空気は清く部屋は静かな

 九月より妻は黒髪あきらめて白髪を抜かずともよしと言う
つじつまを誰かが合わせてくれるのだろう、この人生の終わりに

とりあえずしつけ糸で縫い付けるそこが予定であるかのように

始業式の朝ともなれば小学生が憂鬱のつじつまを合わせて行く

一時間 ....
愛ってたちのよい錯覚ならばそれも素敵な贈り物だね

愛にも慈悲にも権威なんて要らないんだとふと思う

愛なんてなかったという君を思い出にする僕のわがまま

彼女はいつも体と心を売り渡し ....
風鈴の
風さわやかに
響けども
暑き昼間は
ただ眠りおり


唐突な
冒涜をなす
ご老人
後ろに誰が
ついているのか (風刺にチャレンジ。しかし現実の情報がまだ ....
風邪をひいたと言う人の見舞いには行かない きっとまた迷うから

真昼間に蛇口から出た熱い水「お湯じゃなくてさ」と言う君が好き

放課後の少女は三つ編み解きつつ運命などを未だ夢見る

あ ....
潮騒を聞いてあなたを見ていたのあなたはずっと海を見ていた   下(お)りるべき 

      ところに下りる 
  
      その日まで

まだ空を飛んでる  

あま雲
はつなつに絡まる雪がふやけ出しわたしのもとに届く霧雨


{引用=
七月は暑くて、暑くて
水際を探して歩き回っている
運よく見つけた堤防にのぼりながら
そそくさと
身分証明書を書き
 ....
ぼくも夏毛になりましたって そんなアホな 
暑中お見舞い申し上げます   たま

雨の日はほら
また寝ぐせがついてる犬のひげにアイロン だめかしら

どしゃぶりの雨の中しつこく猫をさがす犬 ....
なないろのおもちゃのくにへつれてって いっしょう恋に傷付かないよう


つま先を並べたベッドに月明かり優しく熱を帯びてゆく夜


潔く決意することいきものは愛することで生きていること

 ....
線路脇ヒメジョオンに見送られ次の駅で降ります、わたし

信号にたどりつくたび赤になる 誰かに 急ぐな! と言われたみたいに

夏蝉は耳がないと聞きました だからことごとくおしゃべりなの ....
歌誌よみて見れば向こうの妻しんぶんの束をめくりておりぬ

図書館の向こうの青き林にも何かゆめ見るきょうのわれらよ

妻の死を悔やむ歌からよみとれるそのひとと夫人の関係など

愛の詩集を手に ....
輝きを追いかけ続け立ちすくむ向日葵は今も恋をしている

雨上がり雫きらめく紫陽花の空の彼方に七色の虹

睡蓮は神話の国の夢を見るまどろみながらたゆたう水辺

満月の月の光に誘われて待宵草の ....
 
冷房がしずかにひびく会堂につまとすわりて開会を待つ

新しき背広を着込み気持ちよく歌を作りてみんものかは

梅雨明けぬ空にわずかの入道雲友と話しぬこの雲のこと
beebeeさんの短歌おすすめリスト(140)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜_⇔_笑み- もっぷ短歌414-7-6
海に沈む- 永乃ゆち短歌3*14-7-5
先輩の肌に初めて触れたのは卒業式の胴上げでした- 北大路京 ...短歌514-6-21
出産を終えた私に指立てて「グッジョブ!」と言う2歳の娘- 北大路京 ...短歌814-6-20
年賀状届く音して走りだし初ラン初怪我初治療- 北大路京 ...短歌314-6-15
クライミー_ア_リヴァー- そらの珊 ...短歌8*14-6-2
キスの日もそうじゃない日も変わりなくおはようのキスおやすみの ...- 北大路京 ...短歌114-5-27
「四丁目の時間」2014.05.26_(一〇首)- もっぷ短歌314-5-26
「わたしと本と服たちは」2014.05.25_(一〇首)- もっぷ短歌514-5-25
雨の消息- そらの珊 ...短歌8*14-5-21
さくらんぼ沈んだ緑のソーダ水エックス線で見た大銀河- 北大路京 ...短歌314-5-20
「かおるのおと」2014.05.17_(一〇首)- もっぷ短歌3*14-5-17
- 北大路京 ...短歌412-10-13
Flowers_〜秋〜- 未有花短歌12*12-10-2
別れ- 生田 稔短歌312-9-19
空は晴天- 永乃ゆち短歌3*12-9-19
妻といて- 生田 稔短歌1012-9-4
つじつま- そらの珊 ...短歌712-9-4
ただ愛のために- 梅昆布茶短歌1112-8-28
短歌- 田園短歌212-8-25
その他大勢の中の孤独という事。- 永乃ゆち短歌8*12-8-25
「海辺」_短歌de胸キュン- 北大路京 ...短歌12*12-8-23
おんなのこ- 佐和短歌212-8-7
そのままにする- 佐藤真夏短歌3*12-8-5
ちぎれたしっぽ- たま短歌23*12-7-27
恋をしていた- 永乃ゆち短歌6*12-7-17
各駅停車- そらの珊 ...短歌1612-7-10
図書館- 生田 稔短歌512-7-9
Flowers_〜夏〜- 未有花短歌14*12-7-3
朝の会堂- 生田 稔短歌2*12-7-1

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