これ以上
歩かれへん!と言い放ち
おんぶせがんだ
君が居た頃、、、
さく
種から育てたツマベニが咲いた
雨の季節が過ぎた庭先
種から育てたうちの娘が
爪を赤く染めて
わたしにさわらないで
と言った
弾ける前の赤い唇
くつ
爪先と踵が硬 ....
歪んだ世界の圧力で
硝子の心臓は悲鳴をあげる
そんな悪夢は跳ね飛ばそう
僕と君と猫のために
空虚で満ちた風船は
遠くまで蹴飛ばしてしまえ
掛け違えたボタンは
思い切り笑い飛ば ....
大きな右腕のはさみを振り上げながら
あちこちで何かを話し合っている
静かな潮騒になら負けないくらい
その小さな声は辺り一面に満ちている
プチプチと話すのは毎日の事
今日はいい天気ですね
....
あたしにとっては
衝撃的な出会いだった
あたしのキモチは
反転し
燃えあがり
熱くなりすぎた
じれるような日々
会えないつらさ
つのる愛しさ
無機質でも
あたたかい ....
半径1キロは 眉だけちょいと描き
でかけてしまう
基本 ファンデーションは
嫌いだから
細かいピュアパウダーの
薄いファンデを
専用のブラシでくるくる
なぞる
ピンクのチークも ....
こころにもないことを云うあの人の こころはいったいどこにあるのか
待つことは得意で
この部屋に漂うちいさな粒たちを見つめている
名も知らぬ六等星のような
ささやかな薫りでこの額を満たし
右足の小指が凍り付く夜には
息を吸う度に、
わたしの声帯を傷付け ....
{引用=
きみの吸う 酸素にさえも憎しみを 覚えた朝に鍵をかけます。
珈琲と本と煙草とキスだけで 育ててあげる。( it's happiness .)
純情がいない世界は ....
はじめに
僕は一切の宗教を信じていない。信じていないのは、いろいろな宗教にかかわり合いを持ったから。だから、信じてはいないが、影響はされている。小学校の6年間の夏休みの自由研究を仏像研究に費やす ....
いつだって その横顔に見惚れます
恋じゃない ただ側にいて守りたい
かげろうのキミをこの手に かき抱く
テレパシー 今振り向いたら両思い
迷うとは価値の差を見出せないことである
迷った時 左へ行くことに決めている人
迷った時 空を見上げる人
迷った時 怒る人
様々な行動をして 迷ったことから目をそらす
時に ....
あたしはきっと じゃなく
絶対 あなたが好きです
アドレスを知ってたって
メールがこなくちゃ意味がない
電話が鳴らならきゃ意味がない
メールを送らなくちゃ意味がない
電話を ....
君は僕に言った
歩くことには無駄なんてないと
僕は信じた
君を信じた
僕らが歩くこの道には
明日なんて記録はまだおちてはいない
言い逃れできない事実たちが
僕らの肩にまた 手を置 ....
はたらく お兄さんよ
わかいうち 修行さ
はたらく お兄さんよ
下っ端は 修行さ
上からみりゃ まだまだ
頼りないのさ
下からみりゃ なんでも
知っているのさ
はたらく ....
思い出の
ダイアモンドは
あなたです
忘れるために
わざとなくした
通勤の地下鉄
夜のうちに汚れの薄まったいつもの朝
家路を逆走する
生きとし生けるぼくたちは辿る
暇つぶしには程遠くて
たましいを携えて今日もゆく
あさってもあしたもきのうもおとといも
き ....
あるひぷつときえてしまうような
きみのイチペイジにぼくをとじこめてほしい
きみのイチペイジに
ぼくのあしたがどんなでも
いまのぼくが
くれてゆくよるにおびえて
おわりたいから
き ....
蒸し暑く、更けすぎた夜。
物珍しく
夜空に見える
沢山の星。
見上げて笑うのは
三日月に照らされて
一人待つ、私。
雨のひと降り。
....
■チューリップ
包むように咲く花びらは
遠いむかしにわたしの頬を覆った
大きくて暖かな手のひらに似ていた
誰のものだったかは
もうとっくに忘れた
中に隠れている ....
{引用=ふらっと車に乗って家を出たら
振り返ることを忘れてしまった
何処に向かうでもなく走って
走って走って走っていた
気の向くままに曲がったりして
まるで人生みたいだと思った
い ....
珊瑚にも見えた
夜のいっかくに宇宙を膨らませたそれは
いきものたちの銀河だ
ぼくらはあんなとこにいるんだ
こんなところで
あんなとこの一員をやっているんだ
一秒も何億光年も ....
こっちでよいのかな?
中央通りは人波が険しいからと教わった脇道
パソコン自作用のパーツ屋さんとか軒を並べているけど
いまどきのメイドさんとかアニメ系のお店とかが元気ありそう
あの日のこ ....
睡眠薬が処方されて 5年
やっと手に入れた
ゆったりとした睡眠が
また元の覚醒睡眠に戻った
ストレスのせいか?
薬に慣れてしまった身体のせいか?
理由はわからないが
夜中の2 ....
疲れたといったって人生が止まるわけじゃ無し
愛と勇気だけが友達なわけでも無し
がんばりゃいいじゃん。がんばろうよ!
なんて応援は聞き飽きたわけで
へこんだ知人から連絡 ....
買い物は食材も服も
ネットショッピング
ドア to ドア
週末にやおら
詩の朗読に出ると
翌日から引きこもる
ピンとはねた髪
寝ぼけた目
ツヤのない肌
あなたに写メな ....
あなたにとって幸せとは何ですか
仕事、家庭、もしかしたら生きている事
私にはわから無い
ただ
悲しくは無いのに泣いてしまう時や
意味も無く笑える時
もしかしたら幸せなのかも知れない。
抜けるような青空にはそうそう会えない
母の事を考えながらそんな事を合間に思う
父親になって思うのは
母に随分迷惑を掛けたのだと言う事
母は頼みもし無いのに鞄と人生をくれた
しかしその迷惑 ....
指先に
約束された
風景は
ずっとあなたを
待ち続けてる
どうしよう
好きだ!
好きすぎる!
触れるのも怖いぐらい好きだ!
こんなに好きなのに
まだ指1本触れたことないんだ
時代錯誤だね?
誰も好きにならんと思ってた ....
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11