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花の{ルビ陰=かげ}は柔らかな光に包まれている
そこは決して暗くはなく
日差しを柔らかなぬくもりに変えて
まぶしさを穏やかさにする

花の蕾に包まれて私は眠りたい
ベッチンの様な花びらの中 ....
日常が置き換えられていく
有ったはずの違和感が消えて
無かったはずのものが
何かに置き換えられていく
たとえばそれが命かも知れない
あるいはそれは運命かも知れない
しかしそれは忘却かも知れ ....
スマートフォンを手にして
花壇の隅、おじさんがぽつん
RPGにも飽きて動画とか見始めて
キリが無い二十三時
月に五千円の小遣いを貯めて貯めて
欲しい物は飲み代に代わる

終着駅間で際すれ ....
ここにあるのはただのがらくた
偽物で繋ぎ止めた
僕の透明な城
見える奴にしか見えない
はりぼての城

僕はそこでしか呼吸ができない
僕はそこでしか物が見えない
僕はそこでしか声を出せな ....
何かをしようと思うのですが何をしていいのか解らず
家に一人でじっとしているのも寂しいものですから
出来るだけ服を着込んで嵐の様な風の夜に
月を見に出かける事にしたのです

月には雲がかかった ....
誰かいますか
この声が聞こえる人が
誰か
いますか

小さな花のように
かわいらしさも無く
大きな雲のように
穏やかでも
達観している訳でもない

この声が聞こえる人が
誰かい ....
雨上がりの
キラキラとした
雫を集めて私は
宝石を作って
いるのです。
様々なほつれが
絡まり
絡まり
新しい網をつくる
それは思いのほか
大きく強く

抗えない

ああ
感情よ消し去れ!
全ては事もなしと目を力強く瞑り
握りこぶしをポケットに隠せ ....
貰ったキーホルダーを見る度に
僕の心は体を離れる
ずっと遠いあの街まで

丘の上には大きな桜の木があって
公民館と図書館と体育館と
少し行くとスーパーがあった

公民館には児童館がつい ....
疲れた時に疲れた事を疲れたと
言える場所が欲しい
嬉しい時に嬉しい事を嬉しいと
言える場所が欲しい
悲しい時に悲しい事を悲しいと
言える場所が欲しい
静かにしたい時に静かにしたい事を静かに ....
coffee

JAZZ

h.i.s.t.o.r.y

word

fly away

作り物の言葉

深呼吸

頭の上には空

and more
 ....
冬の私はミルフィーユ
甘くて優しい食べ心地
やわらかヴェールをしっとり重ねて
あなたが来るのじっくりを待つ

めくる時間がとろけるクリーム
一枚一枚味わいながら
焦れったいのを我慢して
 ....
自分、行きとるか
真面目に働いとるか
まあ、僕の事やから
きっと転職してるんやろう
今の仕事はどないや
こっちは毎晩残業やで
残業代もらえん会社で残業や
奥さんと子供、大事してるか
今 ....
言葉、歌、思い出した事、仕事の事、
夏の事、服の事、寒さの事、
途切れない日の光、みずたまりの虹、
ガラスに列ぶドットの規則性

さ迷う
思考の宿り場を選べない
清浄な空間
混沌

 ....
妻は月に一度か二度
四、五日ずつ実家に帰る
その度に
暗い家に帰る度に
僕は何故ここに居るのかと問う
知らない土地と言葉
何をして居るのかと問う
湿気を吸い込んだ紙の様に
心が少しずつ ....
僕は、それを、思います
それ、は、空、を、思います
空、は、雲、が、浮かびます
雲、は、遠く、に、流れます
遠く、に、心、が、向かいます
心、が、きしり、と痛みます
きしり、と、君を、思い ....
転校をした
おかんが皆に渡せってシャーペンをくれて
終わりの会で配った
袋をあけたら裸の男の子の絵と
ちんちんぶらぶらソーセージって書いてあって
めちゃめちゃ恥ずかしくて
ばいばいも言わん ....
大きな右腕のはさみを振り上げながら
あちこちで何かを話し合っている
静かな潮騒になら負けないくらい
その小さな声は辺り一面に満ちている

プチプチと話すのは毎日の事
今日はいい天気ですね
 ....
はじめに

僕は一切の宗教を信じていない。信じていないのは、いろいろな宗教にかかわり合いを持ったから。だから、信じてはいないが、影響はされている。小学校の6年間の夏休みの自由研究を仏像研究に費やす ....
あなたにとって幸せとは何ですか
仕事、家庭、もしかしたら生きている事
私にはわから無い
ただ
悲しくは無いのに泣いてしまう時や
意味も無く笑える時
もしかしたら幸せなのかも知れない。
抜けるような青空にはそうそう会えない
母の事を考えながらそんな事を合間に思う
父親になって思うのは
母に随分迷惑を掛けたのだと言う事
母は頼みもし無いのに鞄と人生をくれた
しかしその迷惑 ....
物語の始まるみたいな
ぬるく湿って小雨がまじった風の朝にパタンパタンと鳴る看板と
何処からか聞こえる気がした
アンプの無いエレキのシャカシャカというセンチメンタル
雲は低くうねりながら
その ....
公園でひなたぼっこ
菜の花がふるふると揺れて
時折まだ寒い風が吹く

公園には誰もいない
イヤフォンに交じって風の音
まるで流れる血潮の様な音

子供の頃を思い出す
耳を塞いで歩いた ....
月光輪は白く
外灯は虹をかがやく
世界は青く
白い道をしめす
道端に手向けられた花は
誰をしめすでもなく語りかけ
僅かな戦慄と蜘蛛の糸のような
儚い残存を与える

あぁ、夜だ

 ....
靴下の 穴をかがれど またかがり

箱を開け ケースを出して また仕舞い

生乾き 取り込み部屋に 再度干し

夕方に 音のみ見える 人の業
久しぶりに散文を落とそうと思った。なぜってまぁ、仲治君の散文を読んだから。途中までだけど。面白かった。続きはまた読もうと思う。なんだかんだで、僕は仲治君の散文が好きなのだ。あと、イカイカさんも。イカイ .... 夜の
電車の
少し開いた
窓から、

夜の
多摩川の
水と
森の
匂いが、

染み出した
夜の
小さな
祈りから、

僕と
君が
右と
左の、

熱が
抜け ....
愛を奏でるちいさな小鳥
  ちいさなちいさなちいさな小鳥
あんまりちいさなお声だもので
  愛のおうたが届かない

夢の実の成るちいさな木の芽
  ふわふわふわふわふわふわ木の芽
あんま ....
赤ちゃんの握りこぶしには
沢山の希望が詰まっていて
それを逃がさない様に必死に掴んでいる

あのね、僕はそう思うんだ
僕らは生まれてきて
自分で生きる事を選んだんだよ
だから自分で死ぬ事 ....
口紅口紅口紅口紅口
紅口紅口紅口紅口紅
口紅口紅口紅口紅口
紅口紅口紅口紅口紅
口紅口紅口紅口紅口
紅口紅口紅口紅口紅
口紅口紅口紅口紅口
紅口紅口紅口紅口紅
口紅口紅口紅口紅口
紅 ....
こころゆくままさんのプル式さんおすすめリスト(58)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
花の陰- プル式自由詩1113-9-18
明色に混ざり行く雲溶け出して今は薄鼠の元も分からず- プル式自由詩413-2-12
風邪をひくなよ。- プル式自由詩412-8-6
蕺草(未詩・独白)- プル式自由詩812-5-14
君の明かりで眠る- プル式自由詩17*11-12-24
- プル式自由詩811-11-10
ポエジー(未詩・独白)- プル式自由詩311-7-21
あたらし(未詩・独白)- プル式自由詩411-5-16
扉の向こう側_(未詩・独白)- プル式自由詩8*11-5-1
空白_(未詩・独白)- プル式自由詩9*11-4-6
君の髪が風に吹かれて顔にかかるから。- プル式自由詩4*11-2-3
アフタヌーンをもう一度。- プル式自由詩410-12-6
十年後の自分へ。- プル式自由詩1010-12-2
様々な思考が頭の中でまわる(未詩・独白)- プル式自由詩510-11-11
春待ち暮らし- プル式自由詩5*10-10-25
溶ける影と雲の残像- プル式自由詩710-9-21
ちんちんぶらぶらソーセージ(未詩・独白)- プル式自由詩7*10-8-31
シオマネキ(未詩・独白)- プル式自由詩5*10-6-24
死後の世界についての考察- プル式散文(批評 ...3*10-5-8
わから無い事- プル式自由詩4*10-4-14
空の青く- プル式自由詩3*10-4-13
砂の上の棒倒- プル式自由詩3*10-4-2
早くて懐かしい匂いがする春- プル式自由詩2*10-3-18
世界の中には一ミリのメルヘンが浮かぶ。- プル式自由詩10*10-2-1
繰り返し- プル式俳句209-11-1
絵描きと詩人- プル式散文(批評 ...2*09-10-21
「夜の」- プル式自由詩5*09-7-14
小鳥と木の芽- プル式自由詩509-6-7
力のかぎりを振り絞って生きている事を知る- プル式自由詩7*09-4-10
文字。- プル式自由詩3*09-3-9

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