すべてのおすすめ
昇った月
真円の月
紅に染まった木々
紅に染まった頬…

淡い月の光が
雲と絡んで微かに
陰影を浮かび上がらせる
空にそっと手を伸ばす

体を預けて
微かに感じる冷気を誤魔化す
 ....
自分、行きとるか
真面目に働いとるか
まあ、僕の事やから
きっと転職してるんやろう
今の仕事はどないや
こっちは毎晩残業やで
残業代もらえん会社で残業や
奥さんと子供、大事してるか
今 ....
親友だと思っていた友人に
押し付けだと散々な言葉で
床に投げられた

当たっているのか

おもいやりとおせっかい
相手の気持ちに無知で
ひび割れたおせっかい

本気で話すことをため ....
高校生のころお気に入りの詩集があった
人に優しく、という詩集だった
わたしはその詩集をずっと持っていたかったけれど
あいにく制服のポケットにはその詩集ははいらなかった
わたしにはあんまり優しく ....
声帯の下から胃の入り口まで癌が拡がっていると
入院して一週間目の兄が一本目の点滴を受けながら
病室で静かに語る

声帯が大丈夫だったことに安堵した様子で
芸大の声楽科に入って声楽家として
 ....
過去など何処にもありはしない
ちょうど幼い私が失禁して
呆然と佇んだ道端の
あの豆腐屋が
とうに消えて無くなっていたように

私はいつ、大人になり
いつから老い始めたのだろう
私はいつ ....
埼玉から都内の西に越して
一部屋減った

3LDKの都民住宅

なにも家具が入ってない
下見のときは
とても とても
広く見えた

が!!!

おとな5人と成猫2匹には
狭い ....
あり合わせの野菜と特売の豚ばら肉で作った野菜炒め
ちょっと辛めなのは彼の好みで
できたての熱々をふたりのお皿に取り分ける

彼はと言えば相変わらずのパソコンに熱中していて

彼のお皿にはお ....
久しぶりに母に電話した

聞くと 家で転倒したいう
もう1ヶ月だと
結局 インドメタシン入りの
塗り薬と痛み止めでしのいで
整形外科には行かなかったと

あぁ 医者嫌いの母らしいな
 ....
ふたりぼっちのさくらんぼ

みんなのはなしをきいている

そばであなたにみまもられ

やわらかこころをまもってる


きいろやあかやみどりの、ね

まあるいかわいいこころで、ね
 ....
優しくない
人を妬む気持ちが
ドロドロと溶けだす夜
私はまた罪をおかしそう

もっているものをあわてて確かめる
人並みに揃っていればいい
多少足りないぐらいなら
コンビニにいって買おう ....
いのちを軽く人生を軽く

かんがえていた訳じゃない

十代のころ

自殺と未来がいまよりも

そばにあった

ただ

いまよりもずっとそばにあったんだ

そんな生死の

 ....
ふと 横を見ると
あのひとがいた

1年前 
恋こがれて
夜の渋谷の坂を
走って追った ひと

横顔 今もすてきだ
30センチも離れていない
ところにいる

あっ

彼は  ....
青き薄手の衣に馳せる
真の美への想いと
寒空の下で肌に感じる暖かさ
柔らかな美の面影の眼差し

冬陽に祝福されし
この寒空の下で
ただ…この子を愛している…
ただ…精一杯愛している…
月が好きだということは

ひかりが好きだということです

太陽みたいにどぎつくなくて

月にあたってやわらかく

はねかえってくるひかり

そんなひかりが好きなのです


緑 ....
                大きなまつぼっくり
                拾い集めて
                クリスマスツリーを作るの
                おもむろ ....
自転車で 頭上を流れる
   
   白緑の葉桜が

  
天井をすべるように
 
        すり抜けてゆく
支えとしての音を失って
私は迷うと思ったが
踏み出す足の先は
同じなんだとわかった

空間を歩く
私は心細いけど
それは なにかがないせいでなく
だれかが いないせいでもない

ど ....
絡み合う2匹の軟体動物さながら愛し合う
舌と舌とが唾液を攪拌しながら弾かせる
無声子音の破裂音
こうやってお前を吸い込み食べちゃいたいよと
賞味し合う前菜じみた聖餐の
静かな咀嚼音

そ ....
何かしら対価を見出したので愛するんだと思う
男のひとなら性欲の捌け口だとか

下心で膨らんだ股間を隠し
君だけを愛しているなんて恥ずかしくないのかな

女のひとだとしたら
無性に巣篭もり ....
あたしは
妊娠がわかると すぐ
あかちゃんのことを
愛称で呼ぶクセがある

あーちゃん

息子の病状が安定した頃
2番目の子供を授かった

今度はきっと
女の子だ

そう決め ....
詩を読んだ日、
見上げると満月だった。

詩を聞いてもらって,
「いいね」と言われる。

詩を読んだ日、
見上げると満月だった。
人類は実に
新たな生命の存在を
吐き気でもって知るのだ
吐き気でもって

つわりは悪阻と書く
なるほど悪詛に違いない
ふしだらに股を開き快楽に耽溺した
メスザルへのささやかなる天罰か
 ....
お兄ちゃんは アッキー
妹は あっちゅ

ふたりとも「あ」から はじまる

あっちゅの舌たらずを
利発で達者な女の子にかまわれて
いつのまにか ついていたあだ名
「あっちゅ」

語 ....
愛猫たちの大好きフーズ
チーズ入りのふっくら
カリカリ

あたしは
その横で三角カマンベールチーズを
かじる

そしてハイボール!

猫たちは
チーズの封を開けると
寄ってくる ....
どうして
秋の晩は
うらさみしいのだろう

年を重ねるごとに
どんどん
さみしがりに
なっていくように
思う

父と母と双子の兄
4人の食卓は
いつも話し声で
にぎやかだった ....
つまらない嫉妬と妄想に七転八倒して

別れをきりだしたのはこっちなのに

永遠の愛、なんてものはない

永遠、なんていう発想自体愚鈍なのだ

真実はひとつ、とかいうのとおんなじだ

 ....
 土屋さん
 百日咳ではありませんでしたよ

あぁ
長引いた風邪は
大人の百日咳ではなかった

そう言われて
病院を出たとたん

おなかが空いてきた

朝 家をでるまで
ずう ....
風邪と初冬の寒さは
欝をつれてきた

朝 起きるのはやっと
かろうじて
娘のお弁当を作る

冷食でチン

もう 1週間
こもっている

貴方の匂いのする
枕を抱きしめて
夕 ....
言葉、歌、思い出した事、仕事の事、
夏の事、服の事、寒さの事、
途切れない日の光、みずたまりの虹、
ガラスに列ぶドットの規則性

さ迷う
思考の宿り場を選べない
清浄な空間
混沌

 ....
こころゆくままさんの自由詩おすすめリスト(253)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 一 二自由詩310-12-2
十年後の自分へ。- プル式自由詩1010-12-2
ひとりよがりだった- Wasabi 自由詩310-12-2
ポケット- ニュート ...自由詩410-11-30
明治製菓のアポロチョコレート- 板谷みき ...自由詩5*10-11-30
_今日- salco自由詩7*10-11-30
リビング- 森の猫自由詩20*10-11-30
取り分けるひと- 恋月 ぴ ...自由詩34+*10-11-29
今年の冬はあったかいね- 森の猫自由詩7*10-11-29
ふたりぼっちのさくらんぼ- 吉岡ペペ ...自由詩110-11-28
夜の口笛- 朧月自由詩310-11-28
自殺と未来の十代のころ- 吉岡ペペ ...自由詩610-11-26
と・き・め・き- 森の猫自由詩8+*10-11-26
冬の中の夏- 一 二自由詩210-11-25
ひかり- 吉岡ペペ ...自由詩810-11-23
クリスマスが来るから- 鵜飼千代 ...自由詩10*10-11-23
風光る- Wasabi 自由詩5*10-11-23
あいらぶゆう- 朧月自由詩510-11-23
《楽典》_粘膜上皮- salco自由詩8*10-11-23
愛するひと- 恋月 ぴ ...自由詩31+*10-11-22
あーちゃん- 森の猫自由詩14*10-11-22
詩を読んだ日- ナカツカ ...自由詩12*10-11-21
つわる- salco自由詩9*10-11-21
あっちゅ(改訂)- 鵜飼千代 ...自由詩14*10-11-20
猫もあたしもチーズがすき- 森の猫自由詩6*10-11-20
哀愁- 森の猫自由詩6*10-11-20
男ごころ- 吉岡ペペ ...自由詩410-11-20
うどんはどこだ- 森の猫自由詩17+*10-11-18
- 森の猫自由詩6+*10-11-17
様々な思考が頭の中でまわる(未詩・独白)- プル式自由詩510-11-11

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