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蜘蛛の糸に体重を預けるのは
不安のほうが少しだけ大きい
ここは薄暗くて
糸が切れる音が聞こえない
だから私は気づけない

誰かの巣を壊していること
私の腕を力無く動かす
絡み付いてきた ....
君は私の殺し方をよく心得ていて
いつもその手口で私をやるんだ
私はいつしかそれに快感を覚え始め
今ではうっとりと目を閉じて受け入れる

君がまるで半狂乱の夜には
それはたまに痛み ....
泳げ

泳げ

妨げるもの

異図も可笑しく

泳げ

泳げ。
バファリンの半分は罪悪感で出来ています。ついでに言うと、ケーキもピザも半分は罪悪感で出来ています。今ではもう、罪悪感の無いものはまれで、例えばミネラルウォーターや納豆、それでもある種の人々は、ペットボ ....       光がきれいだといいますが
      朝日が夕日がきれいだといいますが
      太陽で人は死ぬんだと思うわ
                            ....
なんか嫌な予感がして
目を覚ました。

ら、オッサンが枕元に正座しており。
めんどくさいけど突っ込んだら神様だって言う。

これ水木しげるの世界きたよ。
貧乏神か貧乏神だなと問い詰め ....
真っ白な切符が出てきた
何も書かれていない
小銭がなかったので一万円札を入れたのに
お釣りは出てこない

駅員さんに文句を言おうと切符を見せると
カチッとスタンプを押して
改札を通して
 ....
ねぇきみ、今何してる

ぼくはそうだな、陽が落ちるのを横目で見てるよ

ねぇきみ、今何を考えてる

ぼくはそうだ、きみのことを考えてたかも


だってほら、ぼくのてが、きみと話し ....
使い古したような
ソファーに沈みながら
ゆっくりと
足をばたつかせる
 
水中散歩でもしようか
その、一言が
恥ずかしくて言えないまま
そっぽを向いている
 
 
君はきっと
 ....
あいが死ぬ

また

そこで

あそこで

小さな息はいて

誰にも見えないから

簡単に

あいが

しぬ


息を吸って
大声で泣いて
 ....
 死んだんだってさ
 この辺りで一人の年寄りが死んだらしい
 それまで興味など無かった筈が
 急にその人の家の前を通るたびに
 死んだんだってさ
 という 主婦達の声を思い出す
 垣根 ....
もう誰も興味がねーなら 俺達にその台風貸してくれ
倒壊した三味線屋 その瓦礫の下で共鳴中

泣らそう 泣らそう ベベンベン ベベン
泣らそう 泣らそう ニャニャーン ワォーン 

その音は ....
ぺらりきゅる ぽと

めぴゃち こぬぷ
ぴょつぴひ ぺさぱけ

ぱちぱぐききり

そうだね
お前の言うとおりだよ

こんなに長く生きると
後は腹が減るだけで

一心に朝焼けの ....
良く頑張っているよね

そんなふうに
自分を褒めてみるのは
なんだか
むなしい気がする

お馬鹿さんだからなあ

そんなふうに
自分を卑下してみるのは
どうしてなんだろう
ふぅ ....
こんな夜、
一人浅い夢から目覚めて
窓外を揺れる葉擦れのざわめきに
わずかに明るむ緩やかな月光に
胸に満ちて来る何ものか
心を澄ますと潮騒の響きに似て
耐えきれなくなる 抑えきれなくなる
 ....
三半規管が爪弾かれる
静寂の
そっと指先が触れない
おだやかな震えない

涙と休符
はれぼったい目とゆうひ

またしばらく
涙は出ない

しんぞう
はい

ちょう
なみ ....
泣かない女は強いの

でもね
泣けない女は強くなんてないの

とっても弱い生き物なんだよ
とっても哀しい生き物なんだよ

だから
そっとあつかってね
優しくあつかってあげて ....
小学生のころ
仲が良かった友人の家の
お父さんは雨男で
お母さんは雨女だった

家に行くたびいつも羨ましかった
彼女の家の中はいつも雨で
じゅうたんにも床にもトイレにも  ....
舌がある
それで君を舐めようか
冷えた舌先が触れるとき
君の肌で
どんな音がするか
固まった
ちいさな
ちいいさな結晶が
溶ける音がするか
こんなすこし暑い季節なら
しゅと
音が ....
うりうり うりうり
うりぼうず かわいいぞ

うりぼうず、てへっと笑って
へちま顔

米屋の灯りは消えてしまって
もう夜だ

うりぼうず
まあ 風呂でも入れや
ぽかぽかして気持ち ....
こんな
晴れすぎているから
隠されてしかるべき一つの
ほんのちいさなことさえも
道路のうえ
黒すぎる影のせいで
焼けて
見つけられてしまう

かつて
日焼けしない手で
ただ赤くな ....
姫林檎の樹々揺れ
書架の木陰に隠蔽された
女の胸を
神聖に這うトカゲ
 ―haut,ル'taut,arletout
幼子らの求める
乳白色の愛は
智慧の木立に幽閉されて
女の胸をトカゲ ....
娘の胸が次第にふくらんでいくのを
心ひそかに嬉しく思っていた。
と、母が告白する
だけど、ついには大きくならなくて
ちょっとがっかり。
などと、母め

シャツのボタンを上から順に
はず ....
時に
彼の発想は、奇抜過ぎてうとましがられていた。
社会に牙を剥くことと
人には優しくあることを
大切な信条にしている節もあったけれども

彼の語る話には、真実を見抜きたいという
憧れが ....
彼女は死んでいる
悲しくはない
はじめから光などなかった 
彼女は死んでいた はじめから
なにもかもが闇だった 
なにもかもが星でも なにもかもが糞でも同じことだ
彼女は包んで欲しいと言う ....
  夕暮れ色の飛行船、
  たくさん空に浮かんでいたけれど
  空と一緒の色だったので
  誰にも気付かれないままでした。

  *

  毎朝、起きたらすぐに顔を洗います。
   ....
久し振りの友に電話をかけた

女が出た

「現在使われておりません」

と言われた



冷たい声だった
雨が降ったよ


砂漠に降った


とても痛いよ


慣れていないよ





松尾多聞
ピンク通りにゴムホースの束
豚かと思った
人間の半身が転がってればいいのに

抱いてやる

「新宿は庭みたいなもんだ」と言った男が死んだので 
あたしはなんとしても新宿を庭にする

 ....
 実は昨日で18になって
 実感がないまま今日に なったわけですが
 変ですね
 二年前 死んでしまったあなたは
 まだ 22のまま
 なのに私はもう18
 おいついちゃうよ
  ....
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