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こっそりと
ゆびわをかじると きいん とする
ぽっかりと
ちいさなあなのあいた夜

空の一部を
せろはんてーぷのぎざぎざで
ひかりのかたちに
切り抜く


わたしのへやで
ちか ....
            080410




よーかんにお茶ならば
いつでもいいと
杉浦茂の猿飛佐助
警戒が厳重な
四谷の大木戸を避け
代々木あたりでちゃっかりと
江戸の街に入り ....
指先ひとつでクリックするように
リセットボタンを押すように
ある日突然
消されてしまったワタシ


ひりつく喉の渇きも
どんより重い胸の疼きも
置き去りにしていってしまう
アナタは
 ....
ノックをしてみる
と、きちんとノックが返ってくるので
僕は待ってる

春になって数回目の風が吹く
見上げる空の青さも
鳥の羽ばたきも
風にさらされている皮膚も
本当は多分
言葉でしか ....
「全て私の責任でございます」

年金問題も
餃子に毒が入っているのも
空気が汚れていくのも
高齢化が進むのも
戦争が起こるのも
赤ん坊が夜泣きをするのも

「全て私の責任でございます ....
毛を刈るために羊を飼うことを
今、どのくらいの人が思い出せるだろう
つやつや光る糞の転がる野原

綿が種を抱いてはじけるさまを
今、どのくらいの人が知っているだろう
大きな花と土と肥料の匂 ....
あなただけが、俺を解除してくれる。













昼間は無理みたいなんだ。夜しか、集中できない。昼間は敏感になってしまっている聴覚のせいで邪魔が入り、人 ....
冷凍のバナナがどれだけ硬いのかを
私は知らない
しかし私の儚い希望を
打ち砕くことができるくらいの硬さは
持っていて欲しい
そうでないと冷凍バナナを傷つけてしまうから
(それはあってはなら ....
あは
きょうもよってしまつた
かくも
はなはだしくも
わすれたいことがあるならば
そう
わすれてしまえばいいのに
このあるこーるといっしょに
いのなか
だいちょうをとおして
 ....
正直に言ってしまえば
怖いのは他の誰かじゃなくて
この体に住んでいる誰か
それは強引に見せつけてくる
誰よりも知っている誰か


今日、見下ろしたよ
剥製、鳴いていたのはい ....
帰り道 疲れて眠る 君の傍
  愛しい寝顔 可愛くてつい
キスしたい そんな気持ちに なっちゃう
  グッと堪えて 頭こっつんこ
  暑くもなく 寒くもない
  昼と夕の変わり目に見る太陽は
  ぼうやり として
  霞み懸かった空の川を
  漂うように 浮かんでおりました



このように 繊細な秋の日には ....
猫のながぐつ、なっちゃんは
アヒルのくちびるで
せんべいをコリリ
よくきたね
あくしゅ、あっしゅ


星のくつした、さくらんぼ
唄いながらお絵かき
なっちゃんは、ようせい
(たんぷ ....
一。


 キイチのつめは、はやく伸びる。あたしが知っているおとこの中でいちばんはやく、伸びる。いくらふかく切っても、ものの一週間もすれば、しろくてほそいあの指先 ....
貴方は、

私の、わたしたちの標の
星。



(悪魔の概念を指し示せ、けれども溢れ出る優しさは隠さず に)



ショッキングピンクの大気上、10代の熱狂を
詰め込めんだ12 ....
吐き出しても余っている感情に
君は捕まらないでいて
何も知らなくていい
目隠しは離れたらほどけるよ


揺らめくロウソクの灯り
口元に寄せられるスプーン
空腹の夜が音を飲み ....
ただいま調整中 細く締まった自慢の手首を見つめていた。
そこに走る血管を見据えて、
そこから血が溢れ出すのを想像しては自分を慰めた。

あなたがどうしたら後悔するか、そればかりを考えていた。
コーヒーを飲みながら

オレオでオセロをすると

きみは決まって怒る

きみが黒

手持ちのオレオが両面黒になるよう、ハンディをあげ分けているのに

それがひどいとなじる

こ ....
本当は明るい詩を書きたい

ラブアンドピースって歌ってみたい

だけどなんだか虚しくなる

音楽は神じゃない


辛いって言ってはいけない

死にたいって口にしてはいけない

 ....
茨城県の片田舎の
高速道路建設工事現場の赤色灯を
福岡県八女市の
電飾菊のあるビニールハウスの入り口へと
導くことは
僕には容易い

高速道路開通―

それより先にできた
道がある ....
悪戯に誰かがブレーカーを落とす。
それは、
ぼくが自動販売機のボタンを押す
「ガチャン!」に似ているが、この場合
取出し口に落ちてくるのは
缶ジュースでなければ、煙草でもない
一冊の詩集だ ....
週末はいつも、
なんかどっかオカシイ。
楽器が欲しくて。
悪い仕事始めたりして。

おやすみって、
おっきな声で言った。
寂しくなんかないもん。
気分はいいもん。

ご無沙汰し ....
知らない間に溜まっている
財布の中のいらないレシート

レンタルショップ
スーパーマーケット
コンビニ等
合計17枚

中には半年前のもあって
インクの文字が薄くなっている

夏 ....
美とは

美しいことは
それ一つだけで良い
比較すべきBやCはない 
鳩の雛は可愛い
それだけを思うがよい

風に揺らぐ灯芯のように
一つの愛
一つの美が
吹き消さることなく ....
秋から冬へのかわり目だった

昔やった結核のあとも痛んだ

今週はお葬式がふたつあった


まだ午前11時だというのに

夕方の重さを含んだ光だった

曇り空はいい方かも知れない ....
十四歳で月光になってしまった
あどけない少女は、くちのまわりを群青まみれにして
細長くのびる、雲の向こうへ消えた

高架下には、濃紺のスカートが脱ぎ捨てられていた
河川敷には白い靴下が、くる ....
ゴム跳びのループの中で
時が止まったのは
宇宙のどこかで
誰かがゴムを踏んで
時を終わらせたから
ほとんどの人達が
そのことに気づくことなく
永遠であるかのように
演じているだけの
 ....
涙はチロチロと泉へ落ちて
もう両手ですくえるわね
相手がいないとできないこともあるわ
天の川のように涙のつぶは宝石にならないかしら
薬指はまだ空いてるの
わたしの素敵な小踊りを
 ....
永遠に

きみの唇は光って

そこにいる

恋をしている


ぼくは親切になる

首をまっすぐに

遠いしたを見つめて

肩も足も

ひとりじゃ動かない

  に ....
フクロネヅミさんの自由詩おすすめリスト(287)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
月を飼う- はな 自由詩15*08-4-15
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バーチャル・アフェア- 渡 ひろ ...自由詩10*08-3-4
ノック- たもつ自由詩2408-2-27
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忘れたものフォーラム- 小池房枝自由詩1008-1-14
セキュリティ・ロック。- 榊 慧自由詩408-1-14
【冷凍バナナ】- つむじま ...自由詩4*08-1-10
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「無視」- 菊尾自由詩1*08-1-6
こっつんこ- ライチ自由詩4+*07-11-18
秋の金魚と揺れる水- 千月 話 ...自由詩10*07-11-17
なっちゃん- 佐野権太自由詩19*07-11-9
「_ふかづめ。_」- PULL.自由詩9*07-11-9
☆☆≠$- やまぐち ...自由詩507-11-9
「シークレット・ガーデン」- 菊尾自由詩2*07-11-8
CA・STAR〜ヴァニラ・スノー〜- Rin K自由詩23*07-11-8
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苦悩_前編- 1486 106自由詩4*07-11-3
それより先に道がある- プテラノ ...自由詩2*07-11-3
「ガチャン」- プテラノ ...自由詩2*07-11-3
山手線のいろは。- 菊池ナン ...自由詩7*07-11-2
レシート- 1486 106自由詩11*07-11-2
美とは- 生田 稔自由詩5*07-11-2
冬の空- 吉岡ペペ ...自由詩307-11-2
月下- しゅう自由詩207-11-2
ゴムを踏んでる- 小川 葉自由詩207-11-1
ゆっくり星空を見てて- ヨルノテ ...自由詩407-10-29
人生の沿道- 吉岡ペペ ...自由詩307-10-28

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