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サイドブレーキを
ぐいっと引いて 
信号待ちをしていた 

隣の車線に停まった車の窓に 
取り付けた 
バネ仕掛けの手のひらが 
びよ〜んびよ〜んと手を振った 

顔も体も無い手のひ ....
泣きはらした様な空が
広がり
あたしのうちまたを
細い暖かい体液がまたながれて
玄関の先の土を濡らしてる
うすぎたない腕を
切れそうな糸のように伸ばし
母が若い稲のようにふさふさとゆれ
 ....
充電したい
携帯電話みたいに充電したい
奴は電源が入ったままでも充電できる
つまり力を蓄えながら働けるのだ
俺もできれば充電しながら働きたい
仕事中にこっそりエロサイトを見てる奴がいた
で ....
                  080527




立葵
夾竹桃
烏瓜
筍掘り
ミドリムシ
やなぎかげ
水の玉手箱
嬉しいたより
小判10枚
偽小判  ....
電球の切れた部屋は薄暗く
机の上のランプだけが部屋の隅を照らす
ゆれる煙草の煙
歪む視界の隅
眠気を切り裂く犬の遠吠えとクラクション
思い出すように右手で銃の形を作る

エアギターエア合 ....
ことばを交わしたい人がそばにいるのに
壁に貼られたメニュー表ばかり見ている
生ビール550円
横顔を見るタイミングだけうまくなる

「いい人」になんかなりたくない
「大切な人」になりたいの ....
おれはひたすら待つてゐるのだ
一筋の沈黙が駆け抜ける瞬間の
余韻に満ちて味わひ深い感動を

たつた一振りで息の根を止める
一瞬の為に費やせる数多の余興
前座どもを一思いに吹つ飛ばす
至高 ....
 
 
 
広告のなかで
おばけみたいな女が
笑う
 
きっと今日も
教卓のうえで
聖典が晒されていて
 
朝飲んだ牛乳の
白さだけが
清廉でしたねと
 
地下鉄をくぐる ....
腹に溜まった塩酸を 
真っ赤に中和する勢いで

盲人の丘で 警官たち
血の混じった小便をしている

妙に赤い月が
たまにあくびをする
シードルを口にしながら
彼女はポラロイドになった
白い科白を口に留めて
何を思ってロックを聴いていたんだろうね

空白なら埋めてくれよ
哀しいなら泣いてくれよ
欲しいものがあるなら
世 ....
ああ
レジよ
世界中のレジよ
全世界のお買物よ
日常の消費よ
不断の反復よ
支払い前の人々よ
支払い済みの家族たちよ
おつりよ
払い戻しよ
計算違いよ
反応の悪いバーコードよ
 ....
この部屋は
血みどろです
ふわふわのハムスター
食べかけの菓子パン
ぐつぐつ煮える血みどろ
ねえここでわたしたち
ちゃんと生きて行こうね
バス停で
クラシック、
まきちらす

そばで懸命に
愛を拾ってる妖精
かわいいねきみ
ふんずけてやるよ

ぎゅるりと
目の前で
車が爆発してゆく。
素敵だよね

重なる人間 ....
部長室にはいつも
風が吹いてる
日あたりのよいところで
書類の端がめくれている
窓を開けているのは
たぶん部長さんだと思う

机の上で
ピストルが少し色あせてる
微笑みながら毎日 ....
娼婦の夢あてがう
ひと肌の恋しさ

蛍光灯
コンクリートで
青い影焼いた

泣くのではないよ
どうせ凍る

なら
くるぶしまで熔けた

あの発熱を
思い出せばいい
街に堕ちた爆弾
君の棺には白い花を入れよう
重油の涙を
燃やしてあげるよ

地に還る屍
其れすら越えた先を飛ぶのさ
いつかの誓いを
救ってあげるよ

瓦礫の向こうに続いてゆく空
 ....
 くるるるるるる・・・ 


羽ばたいて 
空へ吸いこむ
黒影の 
鳩の言葉は訳せない 


 one は one 


   一 は 一 


 「愛」 は 「Lo ....
ねぇきいてね
だれもみんなわたしの元を去ってしまった
そのあとでしずかに寄り添って
落ちてくる空の下で

いつもたよりなくって
いつもだらしなかった
雑然とした日々のなかで
たしか、ち ....
意味なき意味を詩人往き
あとにつづくは詩人のみ
素材の味はそのままに
繁る葉食うも便にそのまま
渡る連々 わずかに空

意味なき意味を詩人往き
あとに残るは意味ばかり
砂利も詰草ものけ ....
明日のことなんか気にしなくていい
もちろん昨日のことは何ひとつ記憶していなくていい

愛されたければ擦り寄って
肌の隙間に丸くなって
煙いと思えばドアに爪をたてて
合図

部屋を抜け出 ....
                070913



ぼん ぼん ぼん
ぽろろん ぽろろん ぼろろんろん
ぼろぼろ ぼろろん ぼろろんぼん
ボボボボ ボボボボ ボボボホボボ
ふーふる ふ ....
銀座の路地裏に入ると 
色褪せた赤い{ルビ暖簾=のれん}に 
四文字の 
「 中 華 食 堂 」 
がビル風にゆれていた 

( がらら ) 

曇りガラスの戸を開くと 
「 イラッ ....
のどかな煙突のある
工場町
It is only a blue sky.
丘の上で
おにぎりを食べる

天使の天下り
綺麗な光線
くしゃみをする
少し寒い

停職処分を食らい
 ....
いつまでも たえる ことなく ともだちで いよう
きょうのひは さようなら またあう ひまで


燃え殻の香る賀茂川を北へ
祖父の居た家はずっと前どこかに消えた
いつからか二十 ....
                  070830




南の風に紅い旗がバタバタと
アブラゼミの騒がしい群れが
大手を振って街角を占拠する
懐かしい夏の風景と
酷暑が去ったふりを ....
幻は所詮幻だと
嘲笑う雨のメロディ
耳に痛いリズム
もうなんにも聞きたくない

あなたの居ない部屋を
満たしていく雨の気配
水圧が増して
なんにも聞こえなくなる手前


性器がこ ....
さあ
いいこと考えた
きもちわるいこと考えたぜ
オラァ

串刺し
梅干し
僕の星屑

徹底的に腐らせて
磨くほどに小さくなって

作業中はいろんなこと考えます
昔いた街とか
 ....
あの彗星を追い抜くには
おれの命はあまりにも遅すぎる

もっとスピードを

もっとスピードを

摩擦熱で燃え上がって灰になるまで

もっと軽やかになるために
おれは足の小指を切り落 ....
あなたはわたしのことを
とりあえず丸呑みにしてくれていた

易く消化できる部分は
笑いとともに吐き出した
易く消化できない部分は
嗚咽とともに吐き出した
おかげで
易々と呑み込むことが ....
「普通に生きていくのって思ったよりも難しいんだね」
ほんとうのまる、ほんとうの直線は、
人の手には描けないんだよ
太陽が揺らいで溶けそうになっている
輪郭線をごまかしている
 ....
菊池ナントカさんの自由詩おすすめリスト(240)
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