一  アンタレス disk1


君と夜の海辺を散歩していた、
はずなのにいつのまにか
空を歩いていた

頭上に、海
でも今日はよく晴れていたから
涙の一滴も落ちなくて ....
Ser immortal es baladi;
menos el hombre, todas las criaturas lo son, pues ignoran la muerte;
lo  ....
思った
弾いてみたいと
ふれてみた
ぎこちない指で
鳴った
小さいけどせつない音が
もう一度ふれてみた
今度は少し大きく鳴った
はじいてみた
いい音が鳴った
はじい ....
ああ、ぼくらの恋、なんてのは
もう風車だ
風車
五月の風に、さ
混ざり合ってもいつか
止まって
色は、分かれて
ぱらぱらと降っていた雨の間に
少しだけ見えた
澄んだあおいろ

絵の具屋さんには売っていませんでした

とぼとぼと帰る道
水たまりの中に
もう一度そのあおいろを
見つけました
ポイントなんていらない。
ポイントなんて、いらねぇよ、初夏。
ポイントなんて どうでもよくない? よくなくなくなくなくセイ イェーッ!

、、、嘘です!
ポイント欲しいです!
ポイント入れ ....
         2007/05/16


キンモクセイ
ギンモクセイ
火星の顔した
みどりいろの
緑の花の下の
地球にはない
美しすぎる色
きんもくせい
ぎんもくせい
春に咲 ....
携帯はコンパクトに似ている
電車のなかで
そして街角にたたずみ
見つめる先に映っているのは
わたしであったり
わたしの知らないわたしだったり

お気に入りに登録した
サイトを巡る

 ....
ゆれる水面
熱帯魚の揺れる背びれ
ゆれる赤色
書類の山を照らす明かり

時間だけがうつろに過ぎる
タンバリンの音
流行の曲を口ずさむ
余韻だけが響く

私の性感帯が背中である事を
 ....
まっすぐにそそり立った夜から
はねあがるようにおきた明け方
まだ覚めきっていない体の白身を残して
黄身だけが流れだし
キッチンの冷蔵庫におさまってしまう

白身は悠長に時間をかけ ....
地獄の沙汰どころか
こうやって生きているときから

あの人は言った

ひとと獣の違い
それは
困ったときに
頼れるものがあるかないか

思いとか信じるとかのことなの

そう尋 ....
いまさら詩人になりたいなどと
言われたって遅い
きみのして来た事がきみの今だ
時間が過ぎれば何だって腐る
ロープだって約束だって


あの顔をまた見るようになった
自分でも忘れていた悪 ....
心配事の多い夜に
あなたがまつげを上に向けて
なにもない灰色を
そっとめくる


そらのうらがわには
てんごく なんてものはなかった
ただ
春めいたゆうやけがとろけていて
おも ....
母が縄跳びをしている
僕はしゃがんで回数を数えている
あんなに腰が痛い
と言っていたのに
背筋をピンと伸ばして
交差跳び、綾跳び、二重跳び
次々ときれいに跳んでみせる
既に数は百回を超え ....
花冷えのころ
すきとおるあおと
ぬくもりをさがしながら
蝶のようにとびたち

風の声をとどけに
あなたの耳で
蕾になって

向日葵のだいたんな喜び
わすれな草のブルー
おしろ ....
ことばは
かけらだ
かき集めて
かき集めて
つくる砂の城が
ひかりを浴びて
窓に飾る花の叫びだ
レースがひるがえり
それは、かけらだ


宿酔いだから
洗濯に行こう
宿酔 ....
淡く
夢にいた人は水彩でした


*


(あ、)


こめかみとシーツの間に
かすかに染み入り、そこから
まぶたに明けてゆく一筋の朝の滲みに、すっと
打 ....
遠い
遠い言葉が
この近さで生まれる
形を変えていく音の
はじまりが揺れ続けて
廊下に落ちていた
誰かの笑い声を思い出す


+


夕暮れが残る夜
潜みの中の湿った皮膚へ
 ....
コーラやガンジャが
ふみ潰されたコンクリートの上で
カーテン越しの光も
橙になってはだか

コニャックの上等も
空になっちまえば
抱かれ果てた
おんなの腰の辺りみたいだ

そう、あ ....
どこまでも続く桜並木の先に在るものを
確かめたくて
あなたと手をつなぎ歩く

親子ほどにも見られそうで
控え目なあなたの腕を
胸元にまで引き寄せ
歳の差なんてね

桜は潔く散るから美 ....
本屋で写真集を買って売り出し中のアイドルと握手した。
机の下で何度も掌をジーンズにこすりつけているのを目撃した。
私は負けない。


吉牛で奮発して卵をつけた。
おもいっきし卵の殻が入って ....
この指先の ちぎりたる
その花びらの 薄匂い
一度にすべて 散らそうか
淡き涙を 惜しもうか
風は遠くに 行くばかり
奪う事さえ よしとせず
ぼくがまだ見つけない 明日の
呼吸の波は、かぎりなく無音で
おしよせては、
皮膚のあいだに刻まれた旋律を
からめとりながら
引いていく


奥深い場所で対流する
なまぬるい記憶、ある ....
卒業したと思った
証書も確かにもらったのだけど

ナイトブルーの雨と
アスファルトが
セックスした後のにおいにつられて
水たまりをはねてみたくなった

石ころ蹴って
空に向かって
 ....
風のなかに
釣り糸を垂らしている
それはおぼろげとなってしまった古い
記憶をせめて呼び醒ますよすがではなく
かなしい決意でも無邪気な思いつきでも
その日の飢えをしのぐための
投げやりな衝 ....
いっしょに
空を飛ばない?という声に
ぼくは怯えた


だけど
あの雲のうえには
どんな花が咲いてるのか
ちょっと知りたかった


そういえば
この ....
掛け違えた光だとしても
あふれかえることに
消えてはゆけない
肩だから


 底に、四月はいつもある


泥をかきわけて
そのなかを親しむような

見上げることの
はじまりに ....
夜中
水道から
ぱたぱたとなみだ
海になんか辿りつかないのに
机の上で
しまい忘れたサラダが
哀しい彩りで居場所をなくしてる
きれいに一人分だけ残して
あたたかみをなくしたイスが
部 ....
嫁の腹が日に日に膨らんでゆく。
検診に行くたびに倍の生命力で大きくなってゆく。
嫁は四六時中続く気持ち悪さを懸命に我慢している。
風邪を引いてもなるべく薬を飲みたくないという。
嫌いなニンジン ....
明 日 手 放 す 夜 空 に
日 々 を そ っ と 焼 く
手 を 伝 う と 失 く し
放 そ う と 思 う 望 み
す っ と 思 う 平 遠 の
夜 と 失 う 平 和 写  ....
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