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ゆふぐれに君とふたりで春の墓地ここでひととき幽霊しようか


「五千年前の約束忘れたの?」花火しながら妹が問ふ


昆虫がふたりの為の出会いなど知らづに運ぶ花粉かな


警報機こわし ....
信号機青から赤に変わるごと雨の中咲く紫陽花な君

水死体に隠されたラヴレター燃えることのない恋の終焉

スリープしながらないあがら滝に美体花季たぎりましょう世界を
居るような君の気配を探している沈まない陽の五月の駅で

不意に出るひとつ外れたアクセント「そやね」と夏がちかづいている

このまちが逆さにうつる残り水その向こう側に居るはずなのに

あ ....
たまらずに叫び階段かけ降りるスカートが邪魔 放課後スタート

あの角を曲がれば君が先輩に手を握られてるの知ってるって罰

退屈と憂鬱の違いは画数と春思う頃の湿った溜息

白球を追って過ごし ....
マイペースってのはね

     走りたい時に走って
        
        歩きたい時に歩いて

           止まりたい時に止まる事だよ

            ....
フィオレルロ・ボドニのやうに
閉ざされし部屋にて翔ばむ

赤き火星よ

   ☆

異常巻き
アンモナイトぞ
精緻なる

整数よりも
無理数を選り

  ☆ ....
カラダならどんなふうにもなれるのに彼女んトコに帰ってくんだね

心まで見えないと言い寄る眉根 目蓋に落ちる影ばっか見てた

暗いから「貴方だけだ」と言ったのは声が少しだけ似てるらしいから

 ....
見上げれば寂しい夢のふきだまりキャラメルの箱のようなマンション

値上がりの前の定期を三月分買っておくような恋をしている

私にもあったの君と同じ頃Aカップに夢詰め込んでた日
サンサンと 輝き昇る 太陽に また恋をして 地に咲き誇る 気がついて ここはどこだと ふきのとう きらめく空に 大きくのびして 夕暮れに 春の香りに 誘われて 振り向けば咲く 沈丁花かも いつまでたってもピクミン食われっぱなしでもう慣れちゃったごめんよ

のうのうとこれから孕みに行くのNO.NO.と言うけどそれは嘘よ

ちゃんと愛してくれないと死んじゃうよわたし ....
荊棘(ばら)を摘む掌のなかにだけ朝はある
  そのまへの夜そのあとの夜

     *

駆けている 少女は服をぬぎすてる
  むねにはことば あしあとはきへる

     *

 ....
散る花と天馬のかたわら舞い踊る
         あなたの名前わたしの名前



一日に何度もひとりで水族館
         イルカ生きとるクリオネ死んどる



 ....
・おはなしは枕のそばでひそひそとくすくす笑いそれからそれから?

・浴衣着て金魚を下げて夜店来て気合いを入れて「ティガ!」と叫ぶ

・ひだまりときんもくせいに頬よせてイヌもボクも咲くむせかえる ....
・華の笑み太陽のごと、こんこんと、僕を生かすチカラ僕を壊すチカラ

・深夜には心臓ありき僕の背に薔薇はモノクロ君とシンクロ

・ぬくもりは太陽のごと、フレア、イタイ。赤い赤い赤い君イタイイタイ ....
薔薇色の雲なる東の竜たちは入日めがけて風に真向かう

アルカリでとかした葉脈標本の栞のごとき一樹夕焼け

暮れ残る空は僅かに緑色月よりも低くフォーマルハウト
白い朝 サンタクロースを 待ちながら 小さく君の 名を呼んでみる わが傷は暗黒の形にえぐられて遠い砂漠に見知らぬ人影



{ルビ落葉=らくよう}の赤錆色に濡れひかる秋の位牌の冷たきエロス



長崎のペテスブルグの上海の凍える窓濡れたるすべての窓
 ....
肌を刺す自転車の風アマルコルドままよ抜け切る踏切の溝

満月と見紛うばかりに丸時計ゆくりゆくりと短針の夜

クラクションパパラパパラに道路際過ぎ去る豚の色彩の妙

暗闇に減速する性からから ....
笑っている彼女がいればそれだけでいいと感じたあの寒空に 雨 止めば 頬の雫 も 消えるのか
    拭えば広がる 悲しみ は 要らぬ

振り向かぬ背中に 言葉は何も出ず
    冷えたくちびる 押しあててみた

うつむいて 茜にふやけた頬 閉ま ....
秋の{ルビ陽=ひ}を そっくりそのまま はね返す オレンジ色の 宝石ひとつ 秋深く 山を染めにし {ルビ紅葉=もみじば}に 涙も忘れ 想ひくれなゐ

今日限り 失うものと 思ほえば 愛しくもある もみじの散るも
「笑う君の手の甲に浮かぶ血管を見て恋に落ちました。(まる)」
背の高い君が体を折り曲げてあたしを覗き込むその目が好き
この恋は本物なんて思わないけど本気だってことはわかるわ
ばらばらに砕けたあた ....
夏が行く もう届かない 青春の テッペン目指して キラキラと行く   

  制服の短いスカートから伸びた二本の白い柔肌の足

  繭糸を紡いでできた足の線混ざりけのない清潔な線

  きず口を塞ぐかのように押し込んだあなたのそれは何かを語った

  ....
はじめてのくちづけ熱くこの天も地も知ろしめさせ響け和音よ

こまぎれの短歌かたかた細切れのねぇねぇそれは美味しいですか

死者誤入されて冥土もこの世にも居場所がなくて北風となる

さぁ ....
ほんとうにあるかな机の引き出しが開いて君が来てくれること

薔薇よりも裏切らないでかすんでく視界の空は限りない青

カチワリはカチワリだからいいんだねシロップ氷じゃ意味ないんだね
ほんわかと 私の心に お湯がわく 冷めないうちに 君の心へ
たもつさんの短歌おすすめリスト(60)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
廃失者- 本木はじ ...短歌2604-5-24
花水- 本木はじ ...短歌204-5-20
君を探している- たにがわ ...短歌704-5-13
放課後スタート- yozo短歌204-4-19
君に託した言葉- HEDWIG短歌4*04-4-19
ブラッドベリに捧ぐ- 佐々宝砂短歌504-4-19
繁華街- yozo短歌304-3-12
無題- マグダラ ...短歌604-3-11
—夏- 短歌104-3-5
ふきのとう- 春日野佐 ...短歌9*04-3-2
沈丁花- 春日野佐 ...短歌104-2-24
いのち- いとう短歌504-2-21
我が処女へ- 音阿弥花 ...短歌304-2-19
ノート(戯れ音)- 木立 悟短歌504-2-11
【短歌三首】Arata、笑った- 川村 透短歌2*04-2-7
【短歌六首】太陽の恋人- 川村 透短歌1*04-2-5
夕日影の空の底にて- 小池房枝短歌3*04-1-29
クリスマス- 春日野佐 ...短歌303-12-24
冬の日- 青色銀河 ...短歌303-12-20
午前1時のさざんか泥棒- nm6短歌303-12-9
うぬぼれ。- 千翔短歌203-12-8
ひねもす- 短歌303-12-7
- 春日野佐 ...短歌5*03-12-6
もみじ- 春日野佐 ...短歌303-12-4
恋に落ちた- 冬野ナツ ...短歌4*03-11-27
青春のテッペン- 春日野佐 ...短歌303-11-22
シーツの赤月- 容子短歌803-11-20
天と地の狭間にて- 白糸雅樹短歌503-11-8
夏休み- 冬野ナツ ...短歌103-11-7
ポット- 春日野佐 ...短歌503-11-5

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