すべてのおすすめ
ビニールの傘持って
忍び寄る夜から逃げて

敷き詰められた落ち葉を蹴って
去って行く夕日を追って

彼女は暗い森の中

ビニールの傘差して
溢れそうな涙こらえて

そしてタバコに ....
綺麗な嘘を重ねて取り乱した言葉
泡沫の外で夢を見よう
天国の外で夢を見せよう

ほら

現実という拘束具がしがみ付いて放さない
僕は君の戯言の様な夢を離さない
出会うことの無い作り物は ....
憧れは
影も落とさず

夢は
薫風のように漂う

想いは
霧のようにつかみどころがなく

諦めだけが
地底を這いずる

日々

記憶さえも
消えゆく

微かな光も射さ ....
気まぐれな
夏の恋に傷ついた
氷の心

{ルビ尖=とが}った氷が
音も無く溶けゆく 
晩夏の宵 

やがて
秋の虫の音は 
一人きりの夜に
無数の鈴を
鳴らすだろう 


 ....
     もはやそこに音楽はなく
           遠雷だけが
     Erosの扇をひろげていた
      regretの沼にむかって

  日常の仮面が剥ぎ取られるとき
根源的 ....
蜃気楼を信じて
砂漠に打ち上げられた鯨

現実から逃げ出して
淡水の夢を見たけれど

安らぎは
もっとずっと
遠かった

求めたものと
与えられたものと

砂粒みたいに
隙 ....
悔しくて悔しくて
あらん限りの力を絞り、握り拳作った
でも僕の拳は虚空を空しく切るばかり

何がいけないのかわからない
どうすればいいかもわからない
暗闇のじっとりとした手触りだけが、切々 ....
いつも掬おうとして
指の間からこぼれ落ちていく
はらり はらりと
そんなふうに

掬いそこなったものが
ゆるゆると
私たちをほどいて
別のものにしていってしまう
何度となく。

何度でも。

聴こえてくる。

君の声。

何で、今頃。

君を思い出すんだろう。

記憶の中の君は、

笑っていた。

記憶の中の君は、

泣いて ....
あたたかな不誠実、
かいまみえる色濃い(恋、来い。)
世界の果てでなら あたしのかおは、
みたこともないほどの美人になるんじゃないかしら。
(だって世界の果てってきっと真っ暗よ。) ....
旅先で出逢ったひとと 
うまい酒を飲んだ日は 
深夜にひとり戻ったホテル部屋で 
まっ赤な顔のまま 
はだかになりたい 

ベッドの上で 
パンツいっちょう 
はだけた浴衣 
へべれ ....
昔、
暗やみがまだ
鏡の名前を持っていた頃は
安堵という美しさが
ありました

魔性は
ていねいに拒んでいたのです
だれかの
定義の外側を
上手に棲んでいたのです


 ....
人は
一人では孤独にはなれない

もし人間が
最初から自分だけだとしたら
孤独という感情が生まれることは
ないのだろう

孤独になれるのは
多くの他人の鼓動と呼吸とを
ぶつけあい
 ....
ラストオーダーは君に。
と言いながら僕らに。
手の届かないあれやこれや、
ただ内に抱えながら歩く姿は美しいのかどうか。
僕の中で耳鳴るしかない言葉が、君には大声で聞こえているらしい。
それが ....
私の心の悲しみは
あなたがいないと鳴く小鳥
私の心の悲しみは
いつまでたっても止まぬ雨

私の心の悲しみは
ひとり寂しく見る夕日
私の心の悲しみは
寄せては返す波の音

私の心の悲 ....
夏の朝
自転車に乗った白い半袖たちが
自分の背中から追い抜いてゆく
夏が起きる

背中にはラケット
自転車の前かごには大きなバック
白い半袖たちの顔は
どこか緊張している
これから白 ....
雨上がりの空に 
星は出ていなくても
月は出ていた

私は鼻歌を歌っていたけれど 
自転車が接近してきたので
鼻歌はやめた

不意に
私の中から勢いが消えている事に
気がついた
 ....
 かがやいてしまう星の名を、
 つなぎ留めたかった
 防波堤



かなえたものは

夜を、
彩ることの、
つづけざまの果て、

失うはずなど無いというのに
のが ....
?.


星を
呼べるんだね
あのロバ
ほら
また流れたよ

願い事三回は
いじわるだね
静かにしていよう
叶わないよ なにも
どうせこれ以上

たどり着こうとして
 ....
祝福のことばには
飾りたがりの
性分があり

僕はまだ
あこがれの盛り


 あなたの階段が
 あたらしくなった日も

 僕は
 初夏の匂いだっただろう

 あいも ....
夏の朝
とうもろこし畑の中に溶けてみた
一直線に並んだ黄緑の
甘い匂いが夏だった
気づけば夏の中に溶けていた
黄色の穂先から見上げる青空は
水を見ているようだった
土から湧き出る水蒸気が ....
降りしきる 
スコールみたいな哀しみを 
突き抜けてゆく 
Poetry

暴力の間に 
道を切り開く 
見えない力の 
Poetry

愛欲の沼に溺れ 
腐った{ルビ屑=くず} ....
続いた雨の音階は消え
訪れた静かな夜
問うこともせず
答えることもなく
過ぎてゆくだけの影に
狭くなる胸の内

満たしていたもの
耳に慣れた雨音と
肌に馴染んだ湿度と
それらの行方 ....
まばらなようで
まったく同じ

涙は
ひとから流れゆく



雨のぬくもりを
手探りつづける日々と

かぜの横顔について
語りあぐねてみる日々と

だれか
上 ....
一人ぼっちだ
花々の中で

麦畑を風が渡って
そこに点在するポピーは
そのひとつひとつが
恋で

黄色と赤の美しい翼を持った小鳥が
巡礼道の真ん中で風に吹 ....
何時も変わらない視線
道標は常に踏み倒し
風吹く方向へ進むだけさ

割と本気で馬鹿な事言ってる
自覚もしてる年齢さ
それでも砕けた音色奏でたい
道も違うことも多い
そんでも
笑えれば ....
ゆら揺れても もう置き去り
そらやれんね やれん空
諳んじる節にあてがえてったら
苦笑いで進んだらよろし

痛い痛い昔々って
いつまでたっても発つ気はねえ
だって厭さ 演厭さ ....
川のむこうにいる君に
小さな僕ができること
ほんの少しでも あるはずだ きっとあるはずだ
だから僕は叫ぶから 君は笑ってもいいから
どうか 声だけ とどきますように

生きてるだけでいいじ ....
明日の予報を お伝えします

明日は森でしょう
明日は森でしょう


明日は森だから
いつもよりたくさん歩こう

明日は森だから
少し深呼吸しよう

明日が森なら
わたしは、 ....
寄り添う民は顔を並べ 
一つの空を仰いでた 

真綿の雲に腰かける  
マリアに抱かれた幼子を 

逆さのままに
舞い降りる天使等は 
丸い顔で母子を囲み 
小さい両手を重ねてた 
 ....
彌月さんの自由詩おすすめリスト(149)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- naho自由詩407-9-11
Contact- 流希-Яuki ...自由詩207-9-11
日々- 風音自由詩4*07-9-6
夜ノ鈴音- 服部 剛自由詩4*07-8-31
皆既月食- 信天翁自由詩507-8-30
創書日和「砂」__ないものねだり- 士狼(銀)自由詩17*07-8-29
空っぽのお空の下、夜の暗闇に融ける- 白川水自由詩207-8-28
分離- 自由詩707-8-28
さよならの残響。- 狠志自由詩307-8-28
夜のこない日曜日- 哀詩自由詩3*07-8-27
はだかになりたい_- 服部 剛自由詩807-8-4
鏡という王国- 千波 一 ...自由詩10*07-8-3
孤独の物語- ぽえむ君自由詩10*07-8-2
耳鳴る- 霜天自由詩407-8-2
私の心の悲しみは- 未有花自由詩27*07-7-25
白い半袖- ぽえむ君自由詩6*07-7-25
【七月の夜_木をつつく】- つむじま ...自由詩5*07-7-5
涙腺- 千波 一 ...自由詩16*07-7-5
星を- 水在らあ ...自由詩35*07-7-5
未完成- 千波 一 ...自由詩14*07-7-1
とうもろこし畑- ぽえむ君自由詩22*07-7-1
eden- 服部 剛自由詩8*07-6-27
真夜中に沈む月- LEO自由詩33*07-6-26
空と子どもと- 千波 一 ...自由詩17*07-6-26
小さい- 水在らあ ...自由詩37*07-6-25
餓鬼様- 流希-Яuki ...自由詩207-6-25
贋作で追う鴎- 自由詩407-6-20
アウトサイダー- 紫翠自由詩4*07-6-20
祈り- 長谷伸太自由詩507-6-20
雲の上の母子像_- 服部 剛自由詩607-6-19

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5