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一つ二つと生きる中で積み上げてきた
意味を持たせ時代と言う時の渦に巻き込まれながら
昇ったり降ったりの繰り返しでも
理由という訳が沢山あったように思う

ふと立ち止まり ....
一夜限りの戯れでも
君の手が{ルビ私=わたくし}の乳房に触れた時
蜻蛉、来たりて
今、この恋は{ルビ私=わたくし}の精神から羽ばたいて
現実のものとなりませう

くれないの紅を塗り終えて
 ....
蓋の閉まった街の水嵩が誰にも知られずに増していく
なんという、静けさ
塞ぎ込む窓辺に君は寄り添って、透き通る視線で景色を
混ぜるように空を、抱えている

明るく、楽しく
昨日のことを語れる ....
てのひらに乗った 雪が
溶け出して、僕の
一部になってゆく
降り始めに気がついたのが
どちらだったか
もう忘れてしまった

雪は
これで最後かもしれない、と
最初に言ったのは君の ....
手に持った小刀に
夕暮れの陽が映り
火をくべる黒ずんだ手が
土の匂いを部屋に広げる
何度も繰り返される
木を削ぐ夕闇色の摩擦
窓からは無秩序な黄金色
顔をそれに溶かしながら
黙々と ....
蒼い空を背景に
独り歩き続ける
足元には踏まれた
蒼く染まった薔薇

悲しみの無い心を探して
迷い始めたのは過去
今を見失った

孤独の扉を開放する
-BLUE ROSE-
誰も ....
帰省の列車の中で
こんな夢を見た


『蜻蛉の夢』


満月の夜
月下美人のつぼみの下で
細身の女性が横たわっている


彼女の肌は
食べ物が喉を通ったら
透けてしまうくら ....
窓ガラスの向こうで夜景が飛んでいく
暗闇の中で街明かりが僕らの後ろに流れていく
鉄と鉄が擦れ合う音が耳の奥底に響く
低音、高音交じりの不快な声が耳元を走り去る
右から左に抜けて、残され ....
つないだ手を
そっ、と離して
春までの距離を
歩数で測っていた君は
三十一歩でくるり、と振り返って
僕に何かを伝えてきた

如月駅を走り出した始発列車が
僕を追い越して
君を ....
海の広さを初めて知った
自分の小ささを初めて知った
築き上げてきた世界のイメージが
音を立てて崩れ去った

蛙は風のない浜辺に佇み
この海を越えていこうと決めた

岸から随 ....
キミが

わざとらしく目をそらして

言った

その一言の意味が分からず

 {引用=それは誰の曲?}

と聞き返してしまった


キミは

気まずそうに

 {引用 ....
その時
あなたと私をつないでいた糸は
切れてしまいましたか
あなたは見失ってしまいましたか
もしかしたら
まぼろしだったのでしょうか
あなたと私をつなぐ糸は
そんなにも細かったのでしょう ....
凍りついた大地の中で
追放された身を引摺り
彷徨う一頭の狐あり

視界が利かぬ白き世界
我が子の飢え満たす為
鉄砲を持つマタギあり

雪原に埋もれているのは
春を待ちわびる草花達
 ....
うにょん

君が言う。

うにょん


好きだ。


声が良い。 音が良い。

うにょん

幸せな気持ちになる。

うにょん



いろはに こんぺいとう
 ....
画布一面に
描かれた椿の
色彩の深みは
凍えた空を思わせて
ひとすじの風にさえ
枝葉のさざめきが
聞こえてきそうであった
重なりあう緑葉の中に
たった一輪きりでも
咲き誇る花は
見 ....
海は凪いで
時折水面の灯りが膨らむ
こんな場面に身を置くと
ゆめを見たくなる

会いたい、の裏側にある
まだ微熱を残した感情から
目を背けずに
鞄ひとつぶんの希望を詰め込んで
夢のつ ....
-永遠-

大地も
地球も
太陽も
宇宙も
その輪郭にすら触れられないもの

-人間-

刹那の命と
僅かな知識で
神の掟に逆らおうとしている
…そして力 ....
{引用=





夜は
地の影 海の影



人は
光りのかげ 愛のかげ

青は
心の翳 かなしみの翳



光りは
闇の陰 空の陰

炎は
木の影 風 ....
凍りついた重たい大気に圧されて
密やかに凍えるお前を
私はそっと抱きしめる
けれどお前は
私に触れられた瞬間
はっとしたように
すうっと空気に溶け込み
私の指の間をすり抜け ....
積み上げた積み木を
いたずらに壊して
感傷にひたれるほど
僕は上手くできてないんだ


優しいだけの自分なら
きっと簡単に作れるけど
ホントは傷付くのが恐いだけで
誰かの為だ ....
山より落ちる一粒の
わずかばかりの水なれど
一つ一つとまた一つ
上から押され下へゆく

岩から岩へ結ばれて
わずかばかりの道なれど
下へ下へとまた下へ
道はつくられ道はある

落ち ....
ゆうら ゆうら
天秤が揺れる
ゆうら  ゆら ゆら
落ち着かない足取りで時間を潰して

なんだっていうんだ
選択っていうのか
それとも、“アット ア ロス”?
誰がこんな時にシャレたこ ....
息をすって
息をはいて
それを一緒に
森の中で

雨にぬれて
森の中で
息をすって
息をはいて

おまえのこころ
いばらのとげに
息をすって
息をはいて

 ....
赤ちゃんがお母さんのミルクの臭いをかぎ分けられるように

私たちのアンテナは
常に
大切な誰かさんに、知らず知らずのうちに
向かっていて

人込みの中では
探しているあなた以外は
み ....
あなたが私の視界から消えたのは
今日のこと
リンク先を失った心はwwwを彷徨いやがて
脱走した後の犬のようにひっそりと手ぶらで帰ってきた

わたしの心の灯火はあなたに分けて貰ったもの
 ....
「 いい娘だったのにね 」

母が ぽつり もらした



「 ね 」

だから 好きだったんだよ
雪が来ないから だろうか
遠い対岸の君を思い出してしまう
風船のひもをつかむ かのように
手を繋ぎあった昼下がりのことも
雪虹を見た冷たい夕暮れも

   私の影は黒いよね
   青い光 ....
ときどき
夢を見る
宛先のない手紙が 今朝も玄関先で雨に濡れていた
拾い上げることなんてせずに
生温く灰色の空を見上げると
隣にいるプラスチツク製の幽霊が
不機 ....
たっぷりと綺麗なお湯を張り
たぷん、とそこへ身体を潜り込ませた
暖かな気持ち良さが
ほんのり心地よい

綺麗な
本当に綺麗なそのお湯を
手で掬ってみると
遠くの飢えたいの ....
カーテンの裏に潜んだ結露を
指でなぞると
するすると雫は流れ落ちて
行き場のない小さな水溜まりは
冬の外気と人の温みのあいだで戸惑っている

わたしはうっすらと冷えた指先を持て余しながら
 ....
彌月さんの自由詩おすすめリスト(149)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
空白の零- 流希-Яuki ...自由詩207-3-5
蜻蛉、来たりて- 北乃ゆき自由詩8*07-2-25
雨から、街を- 霜天自由詩607-2-25
ラスト・スノー- Rin K自由詩41*07-2-24
夜を削る- 及川三貴自由詩10*07-2-19
Blue_Rose- 流希-Яuki ...自由詩4*07-2-18
蜻蛉の夢- 蒸発王自由詩8*07-2-17
終着駅- 海月自由詩5*07-2-17
如月駅- Rin K自由詩50*07-2-15
井の中の蛙、大海を知る- 1486 106自由詩3*07-2-15
Will_you_be_my_Valentine?- 三架月 ...自由詩6*07-2-14
- 渡辺亘自由詩6*07-2-14
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うにょん- 北大路京 ...自由詩23*07-2-13
絵の中の、- LEO自由詩32*07-2-12
マリンタワー- 銀猫自由詩19*07-2-10
呼吸- 1486 106自由詩11*07-2-10
かげ行- まどろむ ...自由詩7*07-2-9
如月- なかがわ ...自由詩9*07-2-8
等身- 優飛自由詩2*07-2-5
一つ一つとまた一つ- ぽえむ君自由詩14*07-2-5
75、迷い_【まよい】- 雨宮 之 ...自由詩2*07-2-1
ふたり- 水在らあ ...自由詩35*07-1-30
- 渡邊永遠自由詩2*07-1-28
【あなたが私の視界から消えたのは】- つむじま ...自由詩1+*07-1-28
- 北大路京 ...自由詩15*07-1-28
雪虹のワヤン- たりぽん ...自由詩12*07-1-27
La_cité_des_enfants_per ...- Utakata自由詩707-1-27
いのちのかなしみ- 小原あき自由詩11*07-1-27
ふゆのさかな_・1- 銀猫自由詩40*07-1-26

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