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ミンミン、シャララと
朝からセミの声

思いきり
深呼吸して
空を見上げて

ぽかりと浮かんだ
雲に手を振って

よし。
夏を迎える
準備ができた。
思いもよらない

サプライズ。

緊張のあまり

無駄に料理を頼んでしまう。


「よく食べるね。」

って貴方がクスっと笑うから

夜景をそっちのけで必死で弁解。

そんな姿を楽しむ貴方に

焦って ....
遠く虹が見えた

それは
儚く夢のように

あのひととそれを見た
わたしのなかに
さざ波のような
何かが広がって

虹のたもとには
幸せがあるという

探しに行かなくても
ささやかな幸せは

たぶんこ ....
夜があけて
朝が来る

まるで
果てしのない
悪夢のように

けれど
赤い太陽が顔を出して
おはようと呟いて

1日が動き出す

例え
今夜の夢で
また辛い思いをしても
 ....
わたしのなかに
空っぽがあるの

小さな空っぽがたくさんあって
どうやっても埋まらないの

まるでガラスの中の泡みたいに

でも
その泡が
わたしを彩ってるのかもしれない

こ ....
過去の記憶が
感情が
腐食されていく

それは今日の恩寵なのか
それとも
明日への道標なのか

わたしの上には
初夏の青空が広がっている
悲しみを抱えて
苦しみを抱えて
それでも
わたしたちは
旅を続けなければいけない

何処へ?

風がふいた
もう7月
新しい夏が来る
あの
紅く透き通った朝陽は
使い古されることもなく
一日中世界を照らしていく

この光を待ち焦がれる夜も
この光を恐れる朝も

この一日
誰かは泣き
誰かは笑うだろう

わたしはたぶんたくさん泣き
き ....
こんなに寒い夏の朝には
キミをなにかで包みたい

アイかなんかで
このまま、落ちてしまおうか。

ふらり、ふらり、と。

飲み込まれて。

このまま、流されてしまおうか。

ゆらり、ゆらり、と。

海の底まで。
嵐のあと
夜の彼方から
天空の風が吹いている

その囁きは
時に優しく
時に激しく

空へと誘われるわたしは
まだもう少しだけ
地上にいさせてと

それとも夜に
吸い込まれたいと
そっと呟き

天空の ....
太陽が安らげる場所を

雲がそっと作り上げ

それに気付いた夜空が

そっと目隠しをする。
雨が、すぐそこにやってきました。

さぁ、濡れる準備は良いですか?
ほんとに本気?
確かめたくなる。
目があうたびに
ありがとう。

さようなら。
悲しく零れそうな梅雨空に、ハグを。

ムカつくくらい綺麗な夏空に、キスを。

在り続けなければいけない僕たちに、ラブを。
空が段々と綺麗になってきました。

夏です。

気分もカラッとしなきゃ、

ですね。
無理に輝かせなくても、

大丈夫だよ。

ありがとう。
何かに苛ついて。

殴った窓ガラスは粉々になった。

ついでにぽたぽたと赤い液体が流れてた。

痛くないよ。

怖くないよ。

苛々消えないよ。

赤い液体が涙のように落ちた。

勝手に落ちた。
月がめっちゃ綺麗なんよ。

光りもさ、ずっと遠くまで届いとっちゃないかいな。

お前にも見せたいっちゃけど。

今、傍に居らんし。

ホント綺麗かよ。



いつか一緒に見たかね。
夏の兆し。

じわじわと。

ひかる、ひかり。

じわじわと。
ほら、見える?

月だよ。

見えないっていうなら。

もっとこっちに来てみ。
ちょっと前のケータイ。

見付けてしまって。

気付いた。

失ったものの強さと。

空を綺麗に撮れなくなってる、汚さ。

また、いつか。

綺麗に撮れるかな。


撮りたいな。
この、応援が聞こえているか。


届いているか。


応えてくれよ。


最期まで、信じているんだから。
あなたの手は、絶縁体なのですか。

だから、僕と手を繋いでくれないのですか。

優しいですね。


けど、僕の気持ちが無くなろうとも。

繋げれたら幸せで。

そのまま消失しても構いません。

あなた ....
これは、あなたがくれたもの

あなたは栞と言ったけど、

これはわたしのおまもりです

すきと言ってくれた時、くれたもの

生きてきて、あなたに会えた

わたし、知ってるんです

わたしがこの世に生 ....
桜の樹の下、

何にもないよ。

だから、見上げよ。

綺麗な夜桜。
近所の小さな公園で
いっぽんの桜を見つけた


去年のいまごろ
この場所の地名すら
知らずに生きてたの


縁あって、ここで生きる
貴女を知りました


今後とも
どうぞよろしくお願いします
空と海の交わるところに
永遠があると信じていた
だから
大海原へと消えていく舟に
嫉妬した

―――私も連れていってよ
流れて。

落ちて。

滲んで。

消えて。

手を振って。
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