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{引用=街}
街は
灰色にかじかんで
遠くを見る


{引用=鳥}
丹念に編み込まれた
木々のレエス
鳥が壊す


{引用=画廊}
画廊の扉は
今日も閉じられて
あの絵も ....
浜に打ち上げられたクジラは
良く見えなくて
そこだけ先に行けなくて
みんなよけて行く

サクリファイスは悲しい響き
どうしてその意味が
犠牲なのか

犠牲
儀式

教会の古い扉 ....
あのクエスチョンマークのような雲は
描いたの
ひみつのゆびが

あの子の涙は
ぬぐったの
ひみつのゆびが

涙でちょっとしょっぱくなったから
海で洗ったら
もっとしょっぱくなった
 ....
夜にひたる

有刺鉄線のように黒々とぎしぎしと
木々は
まだ冷えて(閉じて)

ouaaaaaouaaaaa

(あれは「からす」?)(あれは((ぬえ)))

まだ寝てなくちゃいけ ....
狂おしいまでに

自分が自分が自分が自分が自分が自分が自分が自分が自分が
自分は自分は自分は自分は自分は自分は自分は自分は自分は

と言い続ければいつか

じぶんはいくつにも名づけられ瓶 ....
みどりいろの切符を買って錆びた電車に乗りましょう
髪にすみ家を作っている鳥は「火ぃや、火ぃや」と鳴きますので
火が欲しいのでしょうね
さむいのでしょうね昨日しとしとと降る
           ....
息子(小3)が「学校行きたくない」と言ったのが今年の7月始め。話を聞くと、「死ね」「この世からいなくなって」「うざい」等の言葉の暴力、身体の方はあざなどないけど、しょっちゅう蹴られたりこずかれたりする .... 列車を降りて
たどりついたのは
ごく細い町

雨は熟しているのに
建物はアイス・バーみたいなんだ

ホテルのベッドで
ゆっくりとくたばっていく

眠ればプール
       ....
湖の絵葉書が届いた

大して親しくなかった人からだけれど
きれいなので捨てられない

大して親しくなかったけれど
その人を思い出す
お互い積極的に話しかけていれば
きっといい友達になれ ....
剥いてしまってください
私のからだを
   のように
剥いて食べてしまってください

甘くて柔らかいって
思ってみてください
切ってみてください
銀の冷たいナイフで

泣いてもいい ....
ブループードルを飼うことにした

青い物しか食べない
難儀だ

試しに、青い折り紙を置いてみたら
見向きもされなかった

旅に出た
ブループードルを連れて
青いものを探す旅

 ....
ぐるっと回ったら国道だ

しばらく走れば森がある

色なんか聞くな緑だ
緑に決まってんだろう


緑ばっかだ

なんだっけあれ
あの変な車で行けよ
あの変な車の変な色
な ....
お前の髪
蚕の繭だったらなあ

白くて細くてふわんとしてて
綺麗だろうなあ

俺はお前を紡ぐんだ
糸車を
カラカラ言わせて

それから織って
お前は美しいすべらかな生地になり
 ....
さみしく囁く
そっと静かに
夜は
流れる
川面には


さよなら言葉
これから二度と
言わない
好きだとか
嫌いだとか

忘れてしまえ
昨日も今日も
明日も未来も
全 ....
お花畑に火をつけて
全部燃やしたら
火はどんな色だろう
どんな匂いがするだろう

甘い蜜に群がる虫も
燃えるだろう
めらめらと
静かに花畑は
灰になってゆくのだろう

海に火をつ ....
怒ったあなたの瞳に光るもの

稲妻だったらすごい

それはどんなにかすごい

刃のように空を閃かせて

雨に濡れ
雨に驚く人々の顔をくっきりと切り取る

それほどの鋭さで
稲妻 ....
生まれながらにして入れられた
透明な箱
透明なので見えない
けれど箱
外には出られない

不思議なことに
透明な箱は手の中にあると錯覚される
錯覚されたまま
自在に扱っていると思われ ....
お、そ、ら



        もよん
        もよん


{引用=
                   鳥は空を彫る彫刻刀
                   うつ ....
私の部屋の金魚鉢には
金魚が一匹いる

金魚鉢を見ていたら
すうと引き込まれて
泳いでいた

涼しい青い水の中
緑の水草ゆうらゆら
赤い尻尾はひいらひら

たくさん泳いだら
す ....
サイダー
壊れたタイル

フラッシュ音
(写真は、撮らないで下さい)

果実の汁のように
飛び散るのは

海の水

天まで届いて
はたかれる

波を汚していく
サーフボー ....
シャチを吐いたなどとは
とても言えぬ

あの白と黒の

愛しい人             日傘で待ちます
私はいるから           死んだ後でも
ここにいるから          ....
彼の目は
像をまあるく切り抜いて

切り抜いたまあるの淵は
切れそうなほど鋭くて

(声)い


{引用=
夜中に眼球が旅をする話を知っているでしょうか。
主人が眠りにつくとすぐ ....
撃ち落す
画面

落下
すると
何も書いていていない真っ白なポスターが
街中にあふれ

ついで、一斉に剥がれ落
           ち            
白いものは激しく
 ....
青い青いテニスコートの結び目が
ほどける

1セット
2セット
3セット

スパン・・・                スパン・・・
と空気を切る音

その断面はゼリーのようにゆる ....
ゼロからの徒歩
                           {引用=「ちょっと休憩」}
かき混ぜるスプン
スープはさめた
温めなおしはいかが

ミンと名づけた靴
スイと名づけた ....
海で眠る


大きい貝は見えない
貝は大きいから見えない
貝は大きいから見えない貝だから
大きい貝だから見えない貝だから見えない


身体ごと


くるりと曲げてしまってしまお ....
月光を浴びて生まれた一人の少女
その唇から
言葉がツタのように伸びてからまり
あの家を覆ったの

家の中には
青白い顔をした少年が一人
小さな椅子に座っていて
コーヒーミルを回していた ....
いや、
もう私が書かなくてもねえ
素敵な書き手の方はゴマンといますね
じゃあやめるわ
読むだけにするわ
と思うときは沢山あるですよ
あるですよってどうよ
けど、
そういう時に限ってなん ....
詩と技術ということを常に考えています。
というのは、私は詩を書くとき、技術的なことはぼんやりとしか考えていないから。
ぽっと浮かんだものを何も考えないで(言葉で表せるようなことは考えてない)書いて ....
 雲ひとつない



   ここはグラスの底


{引用=


        では次に、炭酸水をきちんと測って
        フラスコにいれましょう。さあさあ
       ....
杉菜 晃さんのふるるさんおすすめリスト(44)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
冬の情景- ふるる自由詩28*06-12-5
サクリファイス- ふるる自由詩15*06-11-24
ひみつのゆび- ふるる自由詩16*06-11-22
夜明け- ふるる自由詩4*06-11-20
狂おしいまでに- ふるる未詩・独白12*06-11-16
錆びた電車で- ふるる自由詩16*06-11-13
わからないことだらけ- ふるる未詩・独白18*06-11-13
Kiss- ふるる自由詩7*06-10-31
少年- ふるる自由詩17*06-10-15
主人がオオアリクイに殺されて一年が過ぎました- ふるる自由詩15*06-10-6
ブループードル- ふるる自由詩14*06-9-27
COLOR- ふるる自由詩12*06-9-25
紡ぐ- ふるる自由詩33*06-9-23
無題- ふるる未詩・独白13*06-9-6
灰になってゆくのだろう- ふるる自由詩20*06-9-4
- ふるる自由詩10*06-9-2
透明な箱- ふるる未詩・独白8*06-8-27
空の・・・・・- ふるる自由詩7*06-8-4
金魚鉢- ふるる自由詩21*06-8-2
明日の朝、- ふるる自由詩6*06-7-22
避暑地の幻獣- ふるる自由詩10*06-7-18
- ふるる自由詩17*06-7-4
白撃- ふるる自由詩8*06-6-30
テニスコート- ふるる自由詩11*06-6-27
- ふるる自由詩13*06-6-23
大きい貝- ふるる自由詩14*06-6-13
ひとつだけお願い- ふるる自由詩22*06-6-7
ばかだよねーははは。- ふるる未詩・独白15*06-5-26
詩と技術- ふるる散文(批評 ...18*06-4-24
ソオダ光- ふるる自由詩10*06-3-29

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