背徳の烙印
朧月
生きるということをうたうことは
今の私にはむずかしい
でも
生きているということは
当たり前のようにここにある
私がそれを阻まない限り
なにかがそれを阻まない限り
その
なにかが
明日への希望になるときがある
明日終わっていることを
全ての人が望んだことはないか
全ての人は
明日目覚めることを願って眠るのか
私の背に朝日が眩しく降り注ぐ
それは
背徳の烙印のように
自由詩
背徳の烙印
Copyright
朧月
2009-12-04 18:37:59
縦