すべてのおすすめ
{引用=ルール
・それぞれのお題の文字を1首に2つ以上入れる}





{引用=春}





腹巻で播磨の晴れ間春巻をパリパリ{ルビ食=は}める春の間に間に



 ....
妙な魅力の変な娘のパンチラを短歌にせむと苦心す我は 千切れかけなお千切れざるアロエ葉をふと千切りしが持て余しけり 一回転してしまえない飛び出せないからぶらんこの鎖がたわむ

靴だけを先に逃がしてぶらんこに繋がれたまま残ったわたし

順番を待ってから乗るぶらんこはつまらないからぎりぎりねじる

ぶらんこ ....
カーテンの裾の隙間に見ゆる風桜桃の実は食べ尽くしたり 豚はどうなるんだ、と怒号が飛んだ連休前の特別会議


ファックスのそばに置かれた空き缶は明日誰かが捨てるのだろう


二度目の稟議書が読まれることなく机の上に放置されてる


唾つけ ....
{引用=
【悪魔の証明】あくまのしょうめい
「ない」ことを証明するというだけのとても簡単で難しいこと}


空白く(あれ)僕がいるはずだった夏のブラジルゆきのひこうき


ビートルズゴ ....
{引用=始めませふ 安易な位置づけ
       
               椎名林檎『真夜中は純潔』}








{引用=デイストオシオン}


うねりゆく夕空 ....
背にひたい押しあてているどこよりも海から遠い場所のざわめき



「お大事に」はさびしい言葉云いかけてやめた言葉を思う道行き



やや強き風が発ち口噤むとき岬のようだホームの端は
 ....
{引用=
伝えたいことがないけど帰らない 歌う自由が僕にあるから}


ギロチンが雨の代わりに降る夜に野外ライブは実施されない


陽の当たる時間短いこの国はかいわれ大根生えたス ....
【春】
雨上がりの桜並木を駆け抜けたフロントガラスにピンクの水玉
 
 
【梅雨】
ロックした車のシートに置き去りの鏡が空の顔色伺う
 
 
【夏】
トランクに放り投げて乗せたのはビ ....
  膨らんだ真っ赤な少女が綻べば真綿の雪に椿がぽとり

  体内で春を待ちきれずに芽吹く血潮に染まった椿のつぼみ

  花びらを散らさぬように雪の上そろりと歩くも染みが点々
 
  赤い紅 ....
霜葉ふむ皮のブーツの小気味よさこのままいつか見知らぬ冬に


窓ガラスくもる吐息にだまりこむ人のしぐさのその残酷さ


冬{ルビ薔薇=そうび}あかい棘さす指先の血のにじむ{ルビ孤悲=こい} ....
{引用=ピッピだっけ?窓の隙間に北風がこぼれるような素敵な名前だ}


なんで今日は羽根が開かないって、ああ、マイナスだらけの最低気温

君の目で体透かせば黒い部分のたくさん出来る季節がきた ....
また会える理由を探し差し出したCD3枚「今度返してね」


唇にリップクリームをすり込ませ待ち伏せをする好きです、好きです


マフラーをぐるぐる巻いて捕まえた−4℃から始まる恋


 ....
  夕暮れのスケートリンクすみれいろ映画のフィルムにひとすじの傷





                     吹きさらしお腹の弱い星たちが
                    ....
放課後の淡い窓から金管の音よ羽ばたけ青のたかみへ




とおせんぼされてる明日に手を伸ばすように螺旋階段のぼる




コピー機が光をシャッフルする影でちがう切札のぞむ我がまま
 ....
生きるのは/疲れましたと祖母が言う/空に刺さった冬の三日月

死にたいと/言えてしまう程わたしは自由/くたばることの出来ない自由

黄昏る/冬の寂しい路地裏に/孕んだ放火魔が火を産み落とす
 ....
隆没をたゆたわせれば僕らいつか仲良し一緒になれるかも、ってね



セックスの後に知ったのは涙って舐めるとしょっぱいんだってこと



いつも降るわけじゃないから雨なんて絵になるのにね ....
立ってる君、座っている僕、違う遠さの水平線を見てる



洗濯物干しといて私ちょっと銀行強盗してくるから



ごめんなさい、なら何度でも言います。謝罪と反省はただなので


 ....
さよならと書けずにsayonaraと書く僕らのポエムは今日も悲しい



鼻のにきびをさっきから気にしてるあなたは僕の大切な人



誰にも食べさせないよと子牛を抱きしめ泣いた従兄弟と ....
白黒の無声映画がきりきりと巻き戻されて冬が始まる


泣き方が子供みたいだ やわらかい頬に吹きつけられるあわゆき


バイエルの何番だっけゆうぐれに似合うつたないものばかり降る


 ....
Tシャツで過ごし来た身に桜降るスーツの重みに耐えてゆかねば


学校まで2.6kmあるけれど1分間で着いても遅刻


「ダ・ヴィンチ」で対談をする一青窈「一青」が並べば違和感だらけ

 ....
<あきらめ>の四文字にアキとメと見つけ秋に芽生える草木を想う



片翼では飛べない空よすすき野は背中の地平線に波打つ



君の手に止まるとんぼを接写する今この時よ{ルビ ....
洗面器に金魚を二匹放したら波紋にひかる新月の影



告白に一瞬ときがとどまって乱反射する川が痛いよ



自転車に初めて乗れた日の風を呼びおこしてる恋のはじまり



まひる ....
クラクションを鳴らせばきっと終わりだねさようならって何回言えた?


好きなものリストは危険 親指の少ない俺が魅かれてく首


「花冠」という名の車命遠くヘッドライトは壊れたままだ ....
秒針が/ちくともちくとも何かを刻む/焦燥をこぼす君の眼差し

自死を希う/君の髪からフレッシュベリー/毎晩シャンプーしている癖に

此の世には/奇跡もドラマも無いけれど/幻覚や妄想なら ....
日曜の朝の家族に紛れつつ朝マックする二人はだあれ?

べたべたで手に負えなくなれパンケーキ
シロップ掛けてあげる、好きだよ

砂糖抜きの薄いコーヒー冷めるまでよその子供を眺めるのやめて  ....
ハーモニー、櫂のしずくに呼応する空が茶色に透過する午後



目という目、口という口あつまってAの会合ひらく廃村



風の影みつける蝶やカーテンのおおきく呼吸している窓辺
 ....
誰かの手、誰かの背中、誰かの舌、誰かの心、これがあたしか


10月は涼しいもんね夏休み連日連夜のお誕生会


「あたしたち群馬のまーのてんてんの下に住んでる人類なのね」


パチン ....
たたたろろろろさんの短歌おすすめリスト(66)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【短歌祭参加作品】夜桜よ涙の水は何色か手に取る月の顔に春の日- ピッピ短歌707-5-9
苦心- A-29短歌2*07-5-7
アロエ- A-29短歌6*07-5-3
ぶらんこ- 渦巻二三 ...短歌11*07-5-2
隙間- A-29短歌2*07-4-30
オフィスの休日- たもつ短歌1007-4-25
悪魔の証明- ピッピ短歌1207-3-8
NOISE_FLOOR- 本木はじ ...短歌1107-3-7
海から遠い- ソマリ短歌1707-3-5
- ピッピ短歌17*07-1-18
四季+1- 眞山小桃 ...短歌3*06-12-28
【短歌祭】赤いつぼみ- 容子短歌1006-12-20
【短歌祭】見知らぬ冬- 石瀬琳々短歌19*06-12-18
【短歌祭】シンビジウム・ホワイト・ラバー- ピッピ短歌1206-12-17
−4℃- 眞山小桃 ...短歌6*06-12-12
【短歌祭】雪の降るふるさと- ふるる短歌22*06-12-8
Line- まほし短歌21*06-12-3
考えるのは生死について、そればっかり- 吉田ぐん ...短歌2406-12-1
S[E/H]I__(生死)- ピッピ短歌706-11-22
君と見ていた- たもつ短歌1806-11-18
sayonara.com- たもつ短歌2406-11-13
スノーライン- ソマリ短歌2006-11-12
2006/10/01=2006/11/09- ピッピ短歌8*06-11-9
千秋_(side_B)- まほし短歌15*06-10-30
一夏_(side_A)- まほし短歌13*06-10-30
喪葬- ピッピ短歌806-10-25
父やその他の皆の為に- 吉田ぐん ...短歌1606-10-22
ハッシュドポテト- 山田せば ...短歌606-10-21
白彼岸- 本木はじ ...短歌806-10-4
誉められるものじゃなくても- ピッピ短歌6*06-9-14

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