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ミランダ やさしい亜麻色の髪
青い瞳で微笑みかける
ボッティチェリの絵から抜け出た天使
裸足で草原を歩くのが似合う
ミランダ 白鳥の細い首筋
もうすぐ居なくなると告げた
はかなげな ....
霜葉ふむ皮のブーツの小気味よさこのままいつか見知らぬ冬に
窓ガラスくもる吐息にだまりこむ人のしぐさのその残酷さ
冬{ルビ薔薇=そうび}あかい棘さす指先の血のにじむ{ルビ孤悲=こい} ....
高い塔がある
空を突き抜け街を{ルビ睥睨=へいげい}するように
その塔はそそり立っている
塔には一人の姫が住んでいた
囚われているのではない
自ら閉じこもっているのだ
目も耳も口も絹糸で縫 ....
{引用=───それは全宇宙での
些細な惑星衝突なのだ
おまえとわたし
という星の}
角を曲がったとたんに
猫と目があった
どこにでもいるような
ありふれた灰色猫 ....
きょとんと首をかしげる
(鬼サンコチラ)
木の実をついばんで
天気雨とかくれんぼ
*
二羽がくちばし
頰よせあって
(フレンチキスっていう ....
放課後のプールサイドに一人きり石を投げれば割れる太陽
まだ細い腕もいつかはヘラクレス鏡にうつる半裸少年
肝だめし墓場を歩く君とぼく怖くないよと結ぶゆびさき
花火あがる綿菓 ....
たたたろろろろさんの石瀬琳々さんおすすめリスト
(6)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ミランダ
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石瀬琳々
自由詩
19*
07-2-9
【短歌祭】見知らぬ冬
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石瀬琳々
短歌
19*
06-12-18
鳥籠あるいは高い塔
-
石瀬琳々
自由詩
19*
06-11-28
灰色猫とわたし
-
石瀬琳々
自由詩
20*
06-11-13
小鳥
-
石瀬琳々
自由詩
14*
06-10-31
【短歌祭参加作品】半裸少年
-
石瀬琳々
短歌
24*
06-7-21
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