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秋を絞り採る作業を
定数で合わせようすると
声が出ないことに気がついた

黙っていろ、という事なのかと思い
あめ玉を舐める

れーろ、
 ....
―――水脈と暗殺のためのエチュード
{引用=
 「水脈」

蛙たちが、並列させられ
陽光を反射しながら追いかけてくる
眉間とこめかみの、土色とゴールドの表皮上で
古い汗は、不規則にぼくら ....
千利休が七輪でツバメを焼いて食べている、
そんな絵葉書が一枚届く
彼女はそれを見ながらテレビ画面を舌で舐めている
その姿が、どことなく黄昏ていて
テレサ・テンの歌声とともに
無限増殖するスー ....
のぞいてごらん、おまえは蓮華畑で興奮している、鼻腔を刺激する春の芳香のなかで、何かを追いかけ、また何かに追われて、ちいさな蓮華の花を踏み潰すたびに熱くなっている、いけないことをし過ぎて気持ち良くなった .... 私たち 午後には散文を開いてエレクトロニカにする どうしても、というなら黒人霊歌でもいいわ だけど、こうして眼を閉じるわね 表通りのニレの木に(嗚呼、もうこんな時間)絹のつやをした鴉が居る 美しい眼を .... {引用=


  事実、失われたものたちが/こどもみたいなことを
  眉間に集束して、にこやかに手を振っている/窓際に並べ合って、トランプしている
  夏の蜃気楼に酔った、寂しさの群れが/失 ....
                                   あたしは、
                         綿のスカートを翻して逃げる。
誰もいない、
  ....
{引用=




  くろ、ぼくら くろになる やまどりと まつばやしが 
  よるに のまれて しずみ ささやく 「いいか、めを その高音域の 大きな歌が
  とじる かんかくを きく ....
黒になる。全てが黒になって沈んでゆく。ぼくらは恐怖ではなく、惑星に同化する幸福感に包まれる。呼吸が面倒に感じた。夜光虫というものを体感したのもこのときがはじめてだった。赤潮だとも知らずに、はしゃい ....                     チューシャは少女のようにはしゃいでいた。午後の陽射しが強いスジャータ村の大きな木の陰で、普段はサドゥなんかがルンギーとして愛用するオレンヂの布を大地に広 .... くろに燻ったぼくのいかりと、きのうのゆめが
ちらかったなつのよる、小さなさんぶんをぬりつぶします。
くれよんとかえんぴつをなめて、蛍のうみをえがこう。

あじさいのはなびらが、 ....
From: はらだまさる <xxmasaruxx@hotmail.com>
To:★@hotmail.com
Subject: RE:おまんこ
Date: Fri, 22 Jun 2 ....
東京、ぼくの見た東京
髪や服に滲みついた煙草と、酒と青春と


01/06/2007
イヤフォンは四六時中、質問を繰り返す
だから答えばかり眺めている
きみのいないところで
間違い ....
{引用=



     しうしう、と

沈黙する。 アシッドに。
並んでいる  夜が逃げる、
山羊の、惰性と  六月。
 女の乳房を噛む弦、
  GとFを繰り返す
    挑発 ....
ああ、今日も雲が浮んでいる。
青青と吟する空の重さに酷く狼狽し、暮れへ連ねてあるく。
おまえは「きょうもええ天気やったね」と暢気に
両手をうえに、背を反らせて伸びをする。
 ....
素潜りで
{ルビ鮑=あわび}を密漁する


丹後半島の
夜明け


海で生まれた太陽と
山に入る月の夢、
肩がこる


髭の男が少年や
座礁した五月


白身のま ....
{引用=長いのでお暇なときに読んで頂ければうれしいです}



 reonさんの散文『フォーラムのポイント付与あるいは詩と批評についての考察』を読んで、「詩を描かない批評家がいない」ってのは、 ....
山鳥は、
 語りえない

ゴム、しゃぼん
 せかいは いとも
  かんたんに

 喧嘩する
  きみを ぼくは零す
しゃぼんのせかい しゃ
 ぼんの せかいは 簡単に
 ....
八十円切手を
丁寧に千切りながら、考えていた
軽四輪だったかどうだか
切断された偉そうな記憶だけが
粗大ゴミみたいに

音、

みいいんって
ああ、またかまただ
 ....
こわれた、かぜを
かぞえている


とめられないから
ぼくには

ひとーつ、
ふたーつって

やわらかいところから

ふいている
こわれた、かぜを


 ....
傘を刺す
左手にはつめたい砂を詰めた
ビニイルの袋、


死んだ、
しあわせに笑い過ぎて
太陽が


死んだんや


聖歌隊が
空に吸い込まれる


 ....
シロイ、

がたくさん

シロイがたくさん

かさなっていて

シロイのむこうに

エイエンがあって

エイエンが

ケハイを

ころしながら

 ....
まっ赤で
おおきな歌に
くだかれた夕暮れの
かけらをよせあつめて
ぼくはトルソーを
つくった


奄美の島ざらめを
たくさん、うみにながしたら
おおきな涙に ....
プラットフォームのうえで
学生が夕焼けにさよならしてる
桜色の空の真ん中では
ぐるぐるトンビが廻ってる


ぼくは君がくれた
読みかけの詩集を閉じて
琵琶湖と比 ....
{引用=註)まず、めちゃめちゃ長いと思うので時間がない人は、時間があるときに読んでいただけるとうれしいです、そして、長くてごめんなさい、拝}








   一


おれ ....
{引用=




  手紙のうえを 匍匐する 春の補色残像と 虚飾で
  ペン先が 紙を愛撫する この前頭葉には 潤いが
              どうも足りず 西洋風の
  横書き ....
うさぎの
みみが
ぐんぐんのびて
ふしぎになるのを
だまってみてた


ぼくは、
そんなに
できたオトコ
じゃない


しっと

むねやけして
かおの ....
明星が
響いて
眉間から
無邪気さだけが
踊りだす


畦道から
蓮華の色彩だけを
怯えながら
手折るように
ことばを
間引くと
やっと

 ....
  


不在に打ち震えとんのや
誰もかれもが
ひとりや


コップ、まだ洗い終わってへんねんって、
やめろって、水かけんぞ、ボケ


AIWAのCDデッキに
ジャック・ジョ ....
東京、
その日もひとりで
幡ヶ谷の太陽と
馬鹿みたいに重い、
心細さを背負って
唇を噛んでた


夏の
だれるような湿度と
車の排気ガスと
肌に纏わりつく
人間、の ....
前田ふむふむさんのはらだまさるさんおすすめリスト(45)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あめ玉- はらだま ...自由詩13*07-10-30
kirameki- はらだま ...未詩・独白10*07-10-3
ボブソン- はらだま ...自由詩10*07-10-1
収穫- はらだま ...自由詩13*07-9-28
散文詩- はらだま ...自由詩8*07-9-11
yuugi- はらだま ...自由詩21*07-8-30
FREE_FORM- はらだま ...自由詩21*07-7-31
hibiki- はらだま ...自由詩16*07-7-10
Soundness- はらだま ...自由詩10*07-7-9
熱射病- はらだま ...自由詩14*07-7-3
やせいのなかでおどれ- はらだま ...自由詩25*07-6-30
おまんこ- はらだま ...自由詩14*07-6-20
東京無音日記- はらだま ...自由詩32*07-6-8
yubisaki- はらだま ...自由詩16*07-5-31
醜い雲- はらだま ...自由詩27*07-5-25
密漁- はらだま ...自由詩29*07-5-21
松井浄蓮の垢を煎じて呑むべき人々へ- はらだま ...散文(批評 ...25+*07-5-20
ゴム- はらだま ...自由詩38*07-5-10
山翡翠- はらだま ...自由詩14*07-5-1
こわれた、かぜ- はらだま ...自由詩17*07-4-24
残響- はらだま ...自由詩11*07-4-22
シロイ- はらだま ...自由詩15*07-4-17
トルソー- はらだま ...自由詩44*07-4-11
湖西線- はらだま ...自由詩20*07-4-8
ひっくりかえすひみつ- はらだま ...未詩・独白16*07-4-6
tegami- はらだま ...自由詩11*07-4-5
センヤイチヤ的- はらだま ...未詩・独白14*07-4-3
蓮華- はらだま ...自由詩15*07-4-2
コパ・カバーナに連れてって- はらだま ...自由詩11*07-3-27
三十二行- はらだま ...自由詩30*07-3-16

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