すべてのおすすめ
夜ふけて
妻と語らう
ラーメン談義
最後のカード
ねぎラーメン
チャルメラが
漆黒の闇を
切り裂いて
走りゆく街
いまはまぼろし
餌のような
肉野菜には
たえられない
....
虹色の
鱗がきらり
冬の午後
タナゴがゆらり
昼を楽しむ
らんちうの
静かな泳ぎ
かいま見て
今宵の夕餉
楽しみにする
梅花藻の
ゆれる水槽
眺めては
こしかた想い
....
散る花の
紅色のゆく
果てはなし
行く先をいま
想いけるかも
やがて来る
冬を占い
手をさする
冷えた指先
守りながらゆく
来春の
想い遥かに
夢をみる
大魚を釣らん ....
柔肌の
紅色地図に
映りゆく
海図をたどり
明日を占う
龍を彫り
戻ることない
寂しさを
背に刻み
街角歩く
悪戯に
彫りゆく
痛みに
母は啼きゆき
後悔を知る
....
べに椿
くびから落ちる
悲しさに
静かな余韻
我が身を映す
空眺め
君なに想う
まなざしは
星々に抱かれ
明日の夢みる
板わさを
肴にしては
蕎麦啜る
今を感謝の
想い出にのせる
泥酔に
たどり着くのは
チャルメラの
ラーメン臭う
至福の余韻
東坡肉
明日の覚悟に
鍋洗い
八角さがし
老酒取り出す
香り立つ
海鮮炒飯
夢失くし
いまは静かに ....
あたらしいかたちに明けた一日を 一日かけて同色に塗る
過ぎ去りし日々
過ぎ去りし日々のそのなんと不思議なるか何時何故この書き込み
過ぎ去りし日々に読みし数々の書物くりひろげ見て懐旧のおもい
過ぎ去りし日々は帰りこず不可逆なるその価値を ....
代わりなどなりえない者のことばしか震動させないわたしの空気
残像を遠ざけるように海をみているうつくしい海をみている
右下の頁の数がにじんでく、数えられないあなたが増える、
....
閉められたドアノブ少し回しては開かないことに安堵している
「心まで閉じないように」ドクターは笑って出てゆく閉鎖病棟
消灯と同時に鍵がかけられる冷蔵庫には凍った心
見回りのフラッシュラ ....
昼下がり輝く庭を眺めてた暗い部屋から籐椅子揺らし
しゃららんと空のなる音 見上げれば28個の月の語らい
今はもういないあなたの席すわり苺みるくのストローをかむ
荒れ地には
ただ花を摘み
蜜を吸う
少年たちが
花のかんむり
{引用=
花霞 目に映るのは君の背に散りゆくたったひとひらの夢
北国の君に(好きよ)と花びらで書く 南風がさらってゆくよ
首筋に君が降らせたひとひらは淡い花より ....
April fool「知ってる?猫の瞳の裏側は月ということ」
カタログを開けば色の洪水であたしは靴の箱舟に乗る
寝室を 濃いくれないに 塗り染めて 蝋燭燈し 君とまぐわう
・・・夢野プレイ
ひかり差す春の階段かけあがる 紋白蝶のゆらぎをまねて
メール待つ そんなささいなことだけど 会えない時間埋まっていくの
コーヒーを飲んで息つくときにだけ 会いたい気持ちにやさしくなれる
会えないと言うならどうして夜の真ん中 会い ....
「さようなら。」君の言葉に泣けなくてガラスを磨けば透きとおる月
目があってコトリと胸の音がして儚い恋の散る散る満ちる
青年のヤンキー少女へすがりつく異国の街角金髪な闇
履歴書の渡す自分に行き交いに車の窓に束ねられた雨
いるホテルウミネコのいるベランダのいろいろに犬隅にて眠る
捨てられるものより捨てられないものの方が多いと気付いて泣いた
流れ星 まばたく暇さえ与えない またたく間にぼくらをスルー
きみのこと嫌いになれると思ってたのに目が合うことが えへへ ....
初夏〜秋
初夏よりも光る男が耳に触れそっと私のピアスで遊ぶ
瑞々し背中に並ぶ脊椎を一つ一つ数えて眠る
マスカラをしない瞳が好きだというそれは誰の瞳の話?
背中から ....
夏至の日に
キャンドルナイト{ルビ流行=はやり}だし
ニヤリと笑う ロウソク屋の子
来月はお誕生日があるからとアルバイトの日少なめにする
引っ越したことを忘れて志木駅で降りようとしたバイトの帰り
授業中私の前の席の子は一生懸命スーパーマリオ
しんとした教室の中響きた ....
暑いよね、暑いですよねと会話する二人は何故かつきあっている
予報なく気づかずに降る五月雨も君を迎えに行けるのならば
傘をさす理由をなくし歩いてる濡れてもそれで満足なの ....
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