すべてのおすすめ
常々思いますのは、いつしかのあなたに会いたいということだけなんです
それだけの女なのでしょうか
過去に引きずられている私は無様でしょうか
笑いたいのならば笑って下さい
それを見て私もきっと笑顔 ....
おじいさんが
ランドセルを背負って
元気に登校していく
おじいさんは
まだ三時間目なのに
給食を食べる

お父さんは
車輪のない自転車で
道なき道を
どこまでも走 ....
ある日小さなねずみが言ったのさ

「大きなチーズはこの奥だ!」

小さなチーズに目もくれず
走り出すねずみ達

ある日またその小さなねずみが言ったのさ

「いまならこのチーズを貸して ....
寝たきりの祖母が一週間の大半を
天井を見て過ごすことがかなしい
私の顔も忘れた瞳が
時にきれぎれの記憶を思い出す
その輝きが
新しく覚えることがらを無くしても
ふと寂しさを宿して見える ....
一円の雪が降った朝
十円のゴミを収集する車が
難しい顔をして通り過ぎる
百二十円のココアを
二千九百円の手袋で包み
三円分のリップクリームを塗った唇に持っていきながら
それを見つめていた
 ....
電球の切れた部屋は薄暗く
机の上のランプだけが部屋の隅を照らす
ゆれる煙草の煙
歪む視界の隅
眠気を切り裂く犬の遠吠えとクラクション
思い出すように右手で銃の形を作る

エアギターエア合 ....
重箱の隅で体育座り
蜘蛛の死骸を突ッ付いてたら
急に訪ねて来た宇佐美の馬鹿が言うこっちゃあ
「ネガチヴつのは要するに過保護の御加護の籠、」
何を分かってんだか分かってねえんだか
我が道進んで ....
「タンポポまるかじりー」というセリフが何の漫画に出てきたのか思い出せなかった日
たとえば夜中にひとり歩くと
暗闇がとてつもなく怖いもののように感じてしまう
野生のチカテツが草むらの影からこちらを ....
渋谷の町で何をためらうのか野良犬がひとり
歩道橋の前で階段を見上げている
さもエスカレーターかのように
タイミングをはかって
揺れている

俺はそれを見ながらネギ焼きで焼酎を飲んでいる
 ....
しっかくうい部屋ー

:粘ぁって糸を引くぅ が
:負けぇじと弾く指ぃ が
:飛沫を上げて仕舞う仕舞う仕舞う仕舞う

これはもう色おはじき!



”冷 ....
飛び込み台の上に立つ女
もちろん服は着ている

回送の飛行船が夕方のまぶたをなぞれば
陽は瞑ってシジミ売り屋が喘ぐ

学生は皆帰ってしまって
校庭には
スクールバンド部のトランペットと ....
甘栗むいちゃいました
三点倒立で甘栗むいちゃいました
航空ショーで甘栗むいちゃいました
筋肉ミュージカルで甘栗むいちゃいました
死海で浮かびながら甘栗むいちゃいました
女性専用車両で甘栗むい ....
自転車にひょっとこ
荷台ボロボロ
俺、激しくペダル
自転車にひょっとこ
走れ
俺号
うおーっ、うおーっと雄叫び
おまえの背中が春に似ていて、俺
自転車にひょっとこ
泣けるねえ ....
娘は将来アイス屋になりたいと言う
好物のアイスを好きなだけ食べられるから
ではなくて
沢山の人を幸せにしたいからだそうだ

いっしょにお風呂に入ると必ずその話題になって
バニラ ....
N哉さんの自由詩おすすめリスト(14)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
これから少し、嘘をつきます- 無知アコ自由詩1*08-1-29
足りないもの- 小川 葉自由詩308-1-24
ねずみ- ark-eyes自由詩3*08-1-23
かなしみ- soft_machine自由詩14*08-1-23
一円の雪- 小原あき自由詩19*08-1-23
- 虹村 凌自由詩5*08-1-23
Smells_Like_U-SAN_stupid- 人間自由詩107-1-6
内なるチカテツ- ---自由詩406-1-11
ディキシーの幽霊- ---自由詩6*06-1-11
まなかいおはじき_しかくいおあそび- 人間自由詩305-9-19
放課後人ら- 人間自由詩505-9-17
甘栗むいちゃいました- マスイジ ...自由詩58*05-5-18
自転車にひょっとこ- たもつ自由詩1705-5-12
十階の家族- たもつ自由詩100+04-12-11

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