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春が
はるが
傘の水滴に溶けて
声も密やに
幼いまるみの春の子に
子守唄を聴かせる
まだ固く木肌の一部の様子で
繚乱、を隠した蕾は
雨にまどろみ
陽射しに背 ....
もう 会えなくなるね
あなたとわたし
明日から、違う道
心細くなる
寄り添ってた人がいなくなるから
寂しくなる
隣にいた人がいなくなるから
でも 泣かない
....
キミの大きな瞳は
ついつい僕に衝撃を与える
そのくせ、目をそらすチャンスは
与えちゃくれない
僕ときたら
手に持ったお茶を何度も口に運び
キミなんか気にしてもいないフリをするのに一苦労 ....
訳がわからなくなったから
まっすぐに道を歩けなくなった
その横をハイスピードで
きみみたいなひとが
駆け抜けていった
最期にひとつだけお願いがしたくて
大声で叫んだ
「どうもありがとう ....
あなたが一番きれいだったとき
しがらみの廃墟に靡く 硝煙を仰ぎ
自由とは このことかと
愛しき髑髏ひとつ 胸に抱き 街を彷徨う
あなたが一番きれいだったとき
一枚のルオーに なりたい ....
君の言う単なる恋愛に
僕は幾度となく涙を流してきた
君の言う単なる恋愛に
僕は幾度となく命をかけてきた
なぜなら
そこに世界で一番大切な真実があるから
....
さぁ出かけよう
冒険の旅へ
地図なんていらないさ
行きたいところへゆけばいい
風に吹かれて
ぼくらはいつも感じてる
空の青
太陽の光
春の息吹を
感じてゆこう
たくさんの光 ....
ほんの小さな・・・小さな言葉で、君を傷つけ、君を泣かして。
君の涙、拭えなかった僕の手は・・・何のためにあるんだろ?
君の涙、拭うため。 君のこと抱きしめるため。
それなら・・ ....
波打つみどり、
敵味方の風、
追われていく
ひとつの鍵盤に向かって
端から指が流れてくる。
とたんに、
空に生まれた
子供にかえる
見つけたカタバミは、
探していたものと ....
今、あなたに
隣にいてほしい
寒くて
さみしくって
自分を保てないよ
{引用=
暗い空
暗い部屋
息が詰まりそう
}
何を言っても言い訳にしかならないけれど
もう ....
背なか 背なか
もたれかかった珪藻土の壁には
真昼の温みが宿り
後ろから
春の衣をふうわり掛ける
あし
足もと
埃だらけのズックの下で
蒲公英は蹲り
カタバミが少し緑を思 ....
コートの袖口に
凍った風が刺さり
いつか繋いだ掌を思った
小さな歴史が吹き飛びそうな日には
冷静を乱し
きみ行きの列車に
乗ろうかと考えたりする
枕木に光る足跡を
小さな獣 ....
終わった恋には
もう戻れない
相手の想い
私から遠のいてゆく
残るのは未練
断ち切らないと
新たな恋には進めない
心の痛みは
いつか
遠い彼方へ消えてゆく
冬の朝空
七時の悲しい羊たち
隙間無く群れをなす
東を目指す羊らが
見つめる先はどこの地か
無言で光に染められていく
たどりついた羊らは
美しく映え
空に融けていった
白い部屋を好んだ君は
自分を気が違った人なのだと言った
黒い部屋を好んだ貴方は
自分を汚れた人なのだと言った
赤い部屋を好んだ私は
自分を自意識過剰だと言って笑った
話して
離さない
どうして話してくれないの?
君を愛してるから離したくないんだ。
私だって愛してるわ
だったら!
だからこそ話して欲しいの
僕は絶対に離さ ....
1.僕が許せないこと
僕のお菓子を食べること
知らない誰かにメールすること
時々黙って家を空けること
僕は君を愛している
世界で一番愛している
だから僕は君を許せない
....
くじら 大きな水 おしのけ
くじら 大きな水 のみこみ
くじら 大きな力
およぐ すすむ
海へ 空へ
青い青い宇宙の中
くじら の 確かさ
自分の中の秘密は自分自身
誰かとの間の秘密は友情そのもの
秘密をバラしてしまうということは、
自分にとってかけがえのないものを
自ら破壊してしまうということ。
人は人生のなかでど ....
一月の風が
凍りつく 窓を叩く
眠りに至らぬ 冷たい夜半
明日出て行く この部屋を
片付けても 片付けても
きりがない
少女の玩具は 置いてゆこう
がらくたに 埋もれた
わたしの魂よ ....
私はとても小さいので
海を見れば
海でいっぱいになってしまう
私はとても小さいので
空を見れば
空でいっぱいになってしまう
私はとても小さいので
風を匂えば
風で ....
君はいつも勝手なことばかり言って・・・僕を困らせるね。
あるときは「大好き」あるときは「大嫌い」
そんな君の言葉に戸惑いながら
それでも君を愛する僕がいる
君が ....
花が 舞います 栗が 落ちます
全部 月に 返せそうにありません
月には いるのです
亡くなった 祖父が
病死の 祖母と 共に
水が 腐っています 水は 海に 消えます
畜生! ....
旅人よ
君は何処へゆくのか
その靴がすり切れるほどに
過ぎ去った悲しみの日々は背後に遠のき
名もない無人の映画館のスクリーンに
モノクロームの情景は映し出される
「ひとりの ....
時間とともに わたしは
うしなわれる だから未来を
待ち望まない というのは嘘だ
明るいうちに できるだけ早く
きみのところまで たどりつきたい
笑顔を見ると永遠がある気がしてしまう
この手をつないで人のぬくもりを感じて
永遠を期待してしまう
いつか深夜に見た映画の台詞が頭の中を侵食する
私は暗い海の底から来たの
いつか貴方は私か ....
ソラを見上げれば果てしなく広がる星
このソラはどこまで続いているかわからない
果てしなく終わりがないかもしれない
それともすぐそこに壁があるかもしれない
でも今の僕らにはそんな ....
僕からそう遠くないところで
少女は泣いている
時代は弱肉強食
弱き者は部屋に束縛され
いずれ病院に搬送される
僕からそう遠くないところで
少年は処理できない情熱を ....
はじまりはいつも真っ暗闇の中で
終わりの光は見えない。
だけど、一歩踏み出したその時から
歩くべき道がみえてくる。
もちろん、その一歩を道からはずしてしまうかもしれない
そんな気持ち ....
風は思いのほか近くから来る
雨はほぼ真上から
あなたの街は遠くて
僕は想うより他に知る事が出来ない
いつか
そこに立ったとき
僕は何を感じるのだろう
暑い暑い日差しに
....
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