すべてのおすすめ
そっくりそのまま書くことを覚えれば
きっと
今の境遇を甘ったるく 写せるだろう
一枚のレコードが教えてくれる新しい名前
短い髪の女の子を好きだったこと
はるか彼方に望んでいたはずの人生を振り ....
うちのキッチンには
ピラニアが
生息している

いつもは
気のいい
スヌーピー面して
猫を
かぶっている

風の日も
雨の日も
雪の日も

朝晩の散歩を
愛してい ....
あったかいご飯に
かつお節をかけると踊る
ように踊りたい
と思うのだけれど
音楽がない
そういえば
動物園の温室では
数百もの蝶が飛んでいて
ダチョウは飛ばない
ゾウも飛ばない
ア ....
冷たい雪の降る夜に

わたしのからだは凍えてゆくから
わたしのからだは
小さくなる

わたしはわたしを抱き締める



冷たい雪の降る夜に

わたしのことを
わたしのほかに
 ....
底ひ無く
心 沈む
みあげれば あおい闇

青ざめてゆく風のなか
声も無く笑った

雨の夢は白らかに咲く
虹のもと影ろふ立ち姿

底ひ無く
心 沈む
みあげれば あおい闇

 ....
ぼこぼこ
ぼこぼこ
追いついてごらん
彼らは、夜の隙間を探しに行った
そこには、理由などなかったのだ

通過。通過始まる
無くなる、無くなるをはじめる空

ぼこぼこ
ぼこぼこ
足 ....
コーヒーとミルクが半々
その懐かしさが痛ましいので
最近では蜂蜜を溶かし込んでしまう

あの人が元気でいることを望まない私と
いつもレモンを添え忘れるあの人と
似ていたのは身勝手ばかり ....
質の悪いことばを捕まえて
矯正したら
素直な良い子になるのだと
そう言われつづけてきたが
母は
良い子になる前に衰えて
死にそうになっている





------------ ....
角の先から尻尾の先まで
数えている間
よだれでベトベトの浴槽に
肩までつかっていると
今日の牛の冷たさが伝わってくる
それはほんの少し痛くて
やはり懐かしい
牛はただこちらを
 ....
君との 日々は せつなくて君は 変わっていく 気配もなくて ただ あたまに よぎるのは ふたりで 探したちいさな アパート    
そこで しあわせ に 暮らすのは とほうもなくて わたしは むかし ....
恋愛小説を開くように

あなたとの恋が始まった


100万回のキスをしよう

そう言ってした最初のキスは

何ページ目にあったんだろう


本当に他愛もない理由でおきた

 ....
彼女の場合

  誰からの用事、とかでなく、
  本当は私の言葉で話しかけたい。
  だけど、まだ無理。
  視線が向くと、声がふるえてる。
  いつか、きっと、だけど、
  それまでは ....
三つの茶碗が二つになり
よそおう手も男の手になり
食膳に向かって
私は父と向き合って
鍋をつつく

鍋の中から菩薩様が出てきて
食卓にこぼれた汁を布巾で拭ってくれた

父と私は一瞬黙 ....
初冬の恋は
にぎやかなコートの群れの中
熱い缶入りココアのプルトップに
手をかけたときの ぬくもり

初冬の恋は
星が目を開く夕暮れ
夕飯の匂いに顔をほころばせる
窓越しの台所の灯の  ....
携帯が鳴らなくて

心細くなる

こっちからかけてみる

「…電源が入っていないため…」

不安は的中

君は今何処で誰といるの?

もう僕の元には…

誰かが走りよって来 ....
鳴かぬ 小鳥は 
口止めされたのでしょう

ひとつ めでられたら
無くすよりも たやすく

このくちばしで
守るのは

明日の 春では
ないのです
どうしても イライラして
とにかく その減らず口をホッチキスで
閉じこんでやりたかったが
世間の目が怖かったので
ホッチキスを渡すだけで 終わってしまった

笑いたいならば 笑え


 ....
この手の中にある
ちいさなゆびわ
幾度も
悲しみにぬれて
幾度も
喜びに踊って

今描くよ
未来への青写真
ひとつ一つが
二人の物語
会いたくて
目をとじたよ
夢の中であなたに
会うために

月光が紡ぐ
子守唄
あなたにも
届いてる?

会いたくて
会いたくて
夜の中庭に出ると
なんと 月
さっきまで聞いていた
バロックが
うそのような 静寂

私の陰は
暗い 暗い 中に
さらに くっきりと 黒く
やはり ヒトの形をしていて
やはり ヒト ....
ねしずまった まよなか
すこし さむいな と
ひとりのへやで つぶやくと

あれこれのさむさが
いちどきによりあつまって
それは もう
さむさではない
ほかのなにかに
なってしまう
 ....
かわいそうな人だといわれた
カワイソウ
なんて傲慢な響きでしょう。
いまさら思い出すなんて
電話なんかとるんじゃなかった



どうしてかな 
わからないことばかりよ


いつ ....
隣の古町家のトタンのお屋根は
いたく朽ちており
ときおり風雨に耐えきれず
一晩中じたばたすることたびたび
今朝も
初霰にあたふたとうろたえて

なんとも
かわいいのであった
生まれ落ちてから死ぬまでに
自分自身でプロデュースしていくうちの
一大イベントである事は確かで

お誕生、お七夜、お宮参り、お喰い初め
初節句、七五三、入学式に運動会
成人式、卒業 ....
0時を過ぎたら現れる
深夜組の君に逢いたいがため
貴重な睡眠時間を削って姿を探す
確証もなければ
確立もそれほど高くない
約束などあるはずもなく
連絡を取る術も持たない
いっそ、と素直に ....
一晩中浴びた
ビートでバラバラになっちゃった
からだの破片を
いつもの鞄に押し詰めて
歩く四条通りは
ビニール袋が散乱していて
海かと思った

始発が出る時間だけど
まだ今日が来てい ....
春までの道のりを
手探りするきみの指で
うたは束の間、白く結晶する

凍れる河と
色褪せた山並みと
特急列車の行方を挟み
わたしの前で野分の一陣はわらう


今日も約束の書けぬ手紙 ....
羊毛のコートを、僕にくださいますか?

腐りかけのパンを抱きしめて、

高級洋服店の前で、

おなかが空いたけれど、

今はとりあえず、

あの猫が、凍死しないように。

羽毛 ....
息をトメルのは
簡単で

走るのに疲れたら
歩いても良いと

言ってくれた

どうせなら
簡単に終わらせることができる
この道の先を

ちょっとよそ見して
誰かと手をつないで ....
今晩サラダにして食べる
ほうれん草つみながら
思い出すことは

そろそろ描かなければ
モチベーションの消えてしまう
描きかけの絵
うとましく見ながら
考えることは

今日はまだ帰ら ....
renchuさんの自由詩おすすめリスト(309)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
向上の歓び- 吉岡孝次自由詩4*05-11-25
*U*x*U/*- かおる自由詩6+*05-11-25
ねこまんま- 黒田康之自由詩405-11-25
冷たい雪の降る夜に- 千波 一 ...自由詩18*05-11-25
空想う- こしごえ自由詩14*05-11-25
ぼこぼこ- aaa and bbc自由詩2*05-11-25
カフェ- 田島オス ...自由詩205-11-25
- あおば自由詩2*05-11-24
- たもつ自由詩605-11-24
アパート_片思い____。_- すぬかん ...自由詩305-11-24
恋愛小説- ゆきお自由詩105-11-23
片想い_01.伝える言葉は- 逢坂桜自由詩3*05-11-23
二人の膳- けんご自由詩805-11-23
缶入りココアのプルトップに- 秋月 笑自由詩405-11-23
携帯- たかよし自由詩205-11-23
小雪- 砂木自由詩17*05-11-23
小悪魔- 仲本いす ...自由詩6*05-11-22
未来への青写真- 春日野佐 ...自由詩305-11-22
会いたくて- 春日野佐 ...自由詩3*05-11-22
ヒト- こむ自由詩3*05-11-22
たばこ- こむ自由詩5*05-11-22
あなたにはもうあいたくない。_- 和歌こゆ ...自由詩3*05-11-21
トタンのお屋根- 雨女自由詩105-11-21
*寿ぐ*- かおる自由詩4*05-11-21
ネット恋愛- 自由詩2+05-11-21
明け方に歩く駅までの道- むらさき自由詩2*05-11-20
六花のうた- 銀猫自由詩19*05-11-20
コート- 仲本いす ...自由詩205-11-20
未来- 自由詩205-11-20
はるかに- こむ自由詩1*05-11-20

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11