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切りつけられた痛みは何処へも行けない
刻まれたままで足が無いもの
誰も消そうとはしなかった
その努力すら切り捨てられた
何者もその跡を追跡しなかった
僕はそうして大人になった

理不尽で ....
ふとした瞬間に
還ってくる彼らの声

意味もないことで
笑い合ったね

支えあうとか
本当の意味も分からずに
薄っぺらい情愛が
僕らを包んでた

本気、だったよね

かりそめ ....
昨夜の飲み会で終電を逃し
駅前のネットカフェに泊まり仮眠を取った

リクライニングの個室で夜明け前に目が覚めて
出勤時間よりも一時間早く職場に着いたので
シャワーを浴びた後
休憩室の畳の上 ....
ふいにはじまり
ふいに終わり
悲しくそこにとどまるもの
晴れた夜の無灯火の群れ
光をちぎり 与える誰か
ちぎれる前の 光のありか
地に倒れた外灯が
赤い星を聴いている
青に ....
もう下校時刻だと言うのに
未だに君は
鉄棒と
対峙して

地面を 蹴る 蹴る

この歳になって
逆上がりもできないのかよ、と
馬鹿にされたのが
悔しかったのかな

それとも ....
好きだから、近づけなくなる。



好きだから、見れなくなる。



好きだから、好きすぎて







好きだから、もう会わない。




 


 ....
ベランダは東向きだから
朝はとても眩しいよ

  彼ね
  厳しい審査の結果
  高得点で合格しないと見せないよ
  足の親指を齧ったあとの
  くりん、とキャット半回転

  もう ....
 遅すぎたかもしれない出会い
 僕は遠回りしすぎた
 時刻票なんてみてなかったから
 終電に乗り遅れた
 歩いて帰らなければならない
 誰もいない深夜の曲がりくねった道
 それでも
 ....
はかなく燃える この哀しみは

灰になることなく 燃え続ける・・・・

たった1つ狂っただけで すべてのネジが狂ってゆく

自分の心を ただ見つめている

どうしようもないこともあるし ....
一人分の命、今零れた
その手の平の温度で溶けて
一つになりたい
一つになりたい
君と一つになりたい

私が消えれば貴方になれるの?
貴方が消えれば私になるの?
溶け合う心より確かな ....
大切なモノが何か わからなくて僕は探してた

だけどわかったんだ 大切なモノなんて

探す前にここにあるんだと

辺りを見てごらん 君の側で笑っている人たちや

泣いている人たち

 ....
上昇していく海を
泳いでいた


常に水面から顔を出しているのに
何故か息苦しい
いっそ
どこまでも沈んで
深海魚の餌になりたかった

けれど
空気を吸いすぎてしまったからか
 ....
昨日 男が欲しかった

非常に発情しているのがわかるの、”らん”は左側から排出されていてよ。

けれども赤く、流れてしまった

あなたが早く来ないから、流れてしまった

お会いできるの ....
「笑顔」に

角や棘がとれ心は温かくなる

言葉で笑顔になれたら

言葉で笑顔を伝えられたら

言葉で笑顔をあげられたら

人生はもっと肌触り良くなるのだろう
別れを告げられて
泣かずにやり過ごしたのに
今になって涙が出た

降り頻る雨の中
涙を誤魔化すように泣く私
浮かれて逢いにいった結果
別れ話だったなんて
想いもしなかったよ

私の ....
周辺部から凍った窓ガラスの中心付近だけから
 おぼろげに見えるような暖かい部屋の中に
 私が居て
 娘と息子が居て
 そして妻が居た

 何年前の、いや
 何十年前の光景だろうか ....
   いつも君はボクに

   『アホ』って言って八重歯を見せて笑う



  その笑顔はもぅ見れない


写真の中にしかない。



      逢いたいと願っても ....
  人のためにこのことばを投げてみたが
  笑ったのは自分なのでそれは
  自分のためのことばでなのだった

  自分のためにあのことばを吐いてみたが
  泣いたのは人なのでそれは
  人 ....
私が泣いていたら
一緒に泣いてくれて
楽しければ
一緒に笑ってくれる

人見知りする私に
毎日声かけてくれたね
どうしようもない時
傍にいてくれて
ひとりじゃないって実感してた

 ....
ぎゅっとして
きみのむねから
くるしみやかなしみ
でちまったら
いいのにな

そしたら
ふにゃふにゃの
きみをおふろにいれて
あたまにタオルのせて
はぁー いい湯 ....
私が持っている鍵を使って
あなたの心に入り込む

でも今は
鍵穴が新しくなり
私の鍵では入れなくなった

私への想いがなくなった証拠
使えなくなった鍵は
捨ててしまおうか

私の ....
こな雪がつもった
前髪につもった
この大都市で
吐息がきこえた
君の
吐息がきこえた
3歳の夏にわたしは赤ちゃんを産んだのだった

やわらかい栗毛を愛おしいと思った
乳母車はわたしの筋力のなさをあざ笑ったが
幸せな光はいつもわたしの頭上で放たれていた

母親になる幸せを誰に ....
想うだけで
心があたたかくなる
そんな人が
私にはいるから

大丈夫

まだがんばれるよ
飲みすぎたアルコールとともに吐き出した
苦しみも 悲しみも 寂しさも
苛立ちも 憤りも何もかもが
それはもう呆気なく
それはもう大きな渦となって
便器の穴から消えてゆく


吐き出した ....
「グットナイト」

全て流れていったみたい

時は人々を押し流し

何時しか

悲しみと安らぎの海に着く

確かにそこにいた生命

もう何処にもいない・・・

 

泣 ....
国道に掛かる歩道
午前四時に佇む僕の
肩に降りかかる雨は
思うより冷たくもなく

疎らに通り行く車
水飛沫を避けて歩く
十一月の雲を眺めても
滴が落ちてくるだけで

長い土曜の終わ ....
寒い夜に
誰も相手にしてくれない
誰もマッチを買ってくれない

女は暖まろうとマッチを1本擦ると
炎の中から声がした
「おまえは我侭だからみんな近寄らない」

もう1本擦るとまた声がし ....
老人ホームの廊下にぽつんと置かれた
老婆の横たわるリクライニング

動かない首をギブスで固定され
閉じた瞳を{ルビ顰=しか}め
入浴の順番を待つ

「{ルビ今日=こんにち}は」

 ....
家屋は言葉のように
優しく朽ち果てていた
時間があればそこかしこで
両親は笑顔を絶やさなかった
幸せな玄関ホール
その壁には今でも
兄と私の指紋が残されていて
静かに機械の匂いが ....
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