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最後に
君に
最後に
カップラーメンの蓋が邪魔だけど取ってどっかに置くのも嫌だ
あの講義は睡魔との闘い
バイトの時間を間違えて謝り方を5パターンぐらい考える
親 ....
おかゆは1番最後に煮るの
さくらんぼは2番目に美味しいと思う
3番目にって何を言うか忘れちゃった
4番目・・・雲を数えていたの
あの5番目の歌は忘れられないほど
最後から ....
腕を
上げ下げする時モーター音が少しうるさいでしょう
ごめんなさい
今日はどんな一日でしたか?
駅でまたお腹が痛くなったんですか
大丈夫ですか
私ですか
私は駅のホームか ....
美しい赤ん坊のこぶしには滅びの言葉握られていた
怖い雨、怖い光を浴びまくり僕らは汚い名前をもらう
眩しくて見えない僕らの遺伝子に刻み込まれる悲しい記憶
誓い合う幼い僕たち ....
藍子は
あげは蝶 の髪留め
大切にしている
花模様のスカートからあらわれたのは
淡い足
半分開いた口で 飴 を舐めた
....
銀色の髪
明るい瞳は緑
ささやく指先は桃色
つま先はあるの?
ライラ
君はしかめっ面で花という花をみんな摘んでしまい
眩しい朝が広がるに任せる
深い深い森で
夜 ....
ぐはぐははひとじゃなかった
でもはぐはぐしちゃった
だってあったかいもん
ぐはぐはは「ぐはっぐはっ」よろこんでた
ぐはぐはいうからぐはぐはなんだよ
それってわかりやすい
....
林檎を見ています。
一つの瑞々しさをはらんだ林檎、それは歌います。
その歌は軽快なリズムでもって林檎の命、林檎がかつて実っていた木、沢山の仲間たち、
花であった時代、訪れた虫たち、そのきらめ ....
君の声がどうやって千切れてゆくのか知らない
どうか耳をよせてください
いいやよせないでください
僕はカミキリ虫みたいに叫んだ
その声は成層圏を真っ二つにした
そんなわけない
ど ....
遠くにいる人を想っている
列車は夜の手のひらをすべるように過ぎてゆく
舞い落ちる雪はその速度に蹴散らされて
散らされた後たいへん静かになり
静かに舞い落ちて
舞い落ちて
落ちて
落ち ....
ら
か 雨が生え ・・ ・・・・・・・落つ
雲 雨が生え・・・・・・・・ ・落つ
い 雨が生え・・・・・ ・・落つ
暗 雨が生え ・・・・ ・・・・ ・・落つ
の 雨が生え・・・・・・・ ....
(ここでは宇宙をスプと言います)
最前列右の左のスプを見た見たもの全て衛星で死亡
(ここでは宇宙をンと言います)
ンの声がロケット破壊しつくしてβ・γ線上の{ルビAir=アリア}
....
言わずと知れた日本が誇る言葉の芸術家、あめんぼ赤いな北原白秋です。
からまつにからまつのかぜ。北原白秋です。
短歌の音とリズムの組み合わせが最高です。
というわけで、白秋の短歌を勝手にベタ褒 ....
結婚しよう
と君は言った
僕がコップを洗っているとき。
いいよ。
ヨークシャーテリアのくしゃみ。夏の風。塩素の匂い。嬌声。虹彩。
深い緑。蝶のような。蝶のような。流水。涼風。深い影。
内臓。ガラス瓶。牡丹。薔薇。迷走。精錬。製造番号。
....
あなたのいない 空 白 を、日々うめる努力をしています。
もう、慣れました。 空が 白く 雪で染まってから随分たったので。
昨日は眠 ....
みんみん島のミンミン
みかん好き
頭にみかん乗っけてる
風が吹いてもみかんは無事よ
ミンミンみかん頂戴
やよ
みんみん島のミンミン
ミシン好き
手作りのお洋服とバッ ....
「寒い」
と君は呟く
君に街外れで告白したのは
怖かったから
君はそんなふうに
すぐ
逃げるから
「寒い」
と君は呟く
僕はその頃
埠頭で潮風の匂いを嗅いでいた
....
椅子を引いたとき
床と
椅子の足
どっちが鳴ったか知らないよね
坂道をのぼるとき
ちょうど追い風だったけど
僕のためにじゃないよね
遅くまで空が明るくて
不思議な色で
急に暗 ....
午後からの黄色い日差しが
薬指を切断して
といっても痛くはなかったけれど
そこからこぼれてしまったから
月はなかなか登場できない
こぼれたものを
みんなが拾って来てくれた
といっても ....
ある時あなたが産まれた
あなたを抱いた看護婦さんは
「わあ〜やわらか〜い」
と、とても暖かな気持ちになった
ある時あなたは小さな子供で
あなたのまるいほっぺたを見たおじさんは
「ああ、 ....
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