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ため息は
紅茶の香りとともに
茜色の椅子ににじんでいく

夕日をスプーンでかき混ぜたら
もう一度新しい夕日が
生まれ変わる

角砂糖は
白い四角い砂のお城
きらきらと輝くけど
さ ....
あのあおい波が沖まで連れて行くんだわ
そうよ私たち逃げるの
あそこにあかい鳥がいるわ
そそり立つ岸壁はまるで斧

こわいなんて言っては駄目
だってあんな絵本は嫌い
小鳥は飛ぶことを諦め
 ....
夕暮れて
暮れなずみ

夕闇に
うちしずみ

静かに
   下がっていく
         温度
静かに
   暮れていくの
         音

あなたがノオトをめくる音 ....
レースのような緑だった
君の髪に触れる
やわらかい
なつかしい

君が起き上がるだけでゆれる
緑のような僕だった

「そっとあげるの、たくさんはだめ」
霧吹きでしめらせて
あつい光 ....
ベイビー
俺の右腕の曲線は
夜中の海より気持ちいい
そうくっつくな
急かすなよ
さっきハンバーガーショップでマスタード抜きって言っただろ
あれはまずいな

俺達は追われる身
なんてこ ....
メロンのきみどり震えてる
君のリボンのちょうちょの模様
キスはまったく騙し絵のよう
眩暈を起こしてうずくまる

めくらぬ日めくりゆらゆら揺れる
きみどり色が褪せぬよう
きれいな君を守るよ ....
髪をゆるやかに洗う春
花たちを促し
か細くささやく夜
はらはらとお話

本は開いたままに
ゆらり眠り
ホルンの音が耳に
夢に妖精が踊り

そっと見ていて
あの歌
空と大地に触れ ....
{引用=
雨は左に向かって降っていた
空虚になっていくかかと
「全国駅弁フェア」のチラシ}

ああ、スーパーのカートで
一度でいいからすっとばしたい
新幹線や飛行機とデットレース
しま ....
      がっこうのりかしつにはウーパールーパーがいます
      ちいさいときはすごくかわいかったけどいまはぜんぜんかわいくありません

{引用=

       
         ....
クレープをキスのようだとのたまった


家出だよジャージをはいていないもん


ソニプラで見初めた彼氏プラスちっく


爪の色みんなちがってみんないい


花子たちなんかフラワ ....

 ん
  だっ
    て          てる
     なんだっ   まがっ  た                に
         てこう       のむまっすぐ ....
{引用=その靴は履かないけれど捨てられないロボットの足音が聞こえる}




バイテクで創った人魚抱きかかえ海へ駆け落ちロボットの恋



風俗に生身の女消え果ててロボット小指を切り ....
春風がごうごうぴゅーとやってきた激しいような優しいような



雨降りの急行列車に花びらが季節はゆっくりゆっくり過ぎて



北からの夜行列車はトンネル出すれ違ったよ桜前線


 ....
 雲ひとつない



   ここはグラスの底


{引用=


        では次に、炭酸水をきちんと測って
        フラスコにいれましょう。さあさあ
       ....
 空 


        桜

                        空
   散る


              花び ら 
                    ....
  バニラアイス


  一番星

{引用=
         クラスのみんなとプラネタリウムを見に行った。
         隣に座ったボブがそっと手を握ってきて、星を
       ....
太陽のしずく

果てしない海


{引用=            
      港では妻が夫の帰りを待ちわびていた。
      妻は夫のために編んでいる、縄模様の
      セータ ....
    少女を見たら
    壊れてしまう



{引用=

             冷凍のストロベリー
             沸騰したミルクパン
             バ ....
軽業師
ビルとビルの間のロープ

バランス



 く
   ず
      し


{引用=

砂時計ははかないものの象徴のように
いつも扱われていたのに嫌気がさし ....
あれはどこからきたのかな
きいろくひかるまるいもの
だれかにきいてみたいけど
だあれもいないいないみた




{引用=
             海沿いの一軒家
         ....
お日様が眩しい日は耳が痛くなるの

私はほっぺたが膨らむ感じがするわ


きれいなきれいなお水を
汲んで飲みたいな

私も飲みたい


蜘蛛の巣に
ダイヤモンドのネックレス
 ....
初めてね海を見たの

 うん



                         きれい・・・・・


                         怖いくらいだね


 ....
ザラメ ザラメ
その名を呼べば    
甘い夜風が
    
         う
        ょ
      び
     
と吹く

夜のお祭り
始まって
裸電球

 ....
海は
暮れながら
静かに凪いで

潮風は
夕日を寝かしつけて

あんず色に染まった薄い雲は
迷子の子猫の形に似ていた

風に流されて
おかあさんを探していた

みい
みい
 ....
五つの星は夜生まれた
けれどその話はまた今度

青い とつぶやくと
その唇の形から魚だった時代のことが思い出される
泡は真珠とまんまるな月との間に生まれた

苦しくなって止めてしまう
 ....

あの足が
トマトのように
霧のように

あなたに食べられて
消えていって
そうして
コマドリはどこかへ飛んでいって


あの瞳が
甘いお酒のように
火事のように

 ....
                私は大きな蝶の仮面で 
                  あなたは骸骨                                      
        ....
腐ったリンゴを上手に切り分けても
誰にも食べてもらえない

手の中の熊蜂
うるさいわ。

黄色い布張りの
銀色の装丁の本
ある文字だけ黒く塗りつぶされている

「エチカ」
そうい ....
戒律

日曜の教会の君の白い指若い和尚の無駄なき仕草



口移しそうっとくれたマシュマロは口に出してはいけない祈り



まっすぐな背中や胸を這い回る無意味な戒律汝犯せよ

 ....
シャムラン
とっても魅力的な
姿で

風をまとって現れた

シャムラン
本屋でばったり
かわいい唇
シャムラン

色々あって
僕の妻

どこからきたのか
何してたのか
 ....
ルナクさんのふるるさんおすすめリスト(201)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ため息- ふるる自由詩14*06-5-8
海へ- ふるる自由詩8*06-5-4
- ふるる自由詩13*06-4-25
アジアンタム- ふるる自由詩8*06-4-25
バーガー- ふるる自由詩7*06-4-23
メロンのリボン- ふるる自由詩11*06-4-18
- ふるる自由詩16*06-4-14
カート- ふるる自由詩10*06-4-13
ピアニカ- ふるる自由詩10*06-4-10
ファンタレーベル- ふるる川柳11+*06-4-5
ながしそうめんリフレイン_(視覚短歌)- ふるる短歌12*06-4-5
ながしそうめんリフレイン(ロボ短歌)- ふるる短歌11*06-4-4
ながしそうめんリフレイン_とおまけ_(桜の季節)- ふるる短歌12*06-4-2
ソオダ光- ふるる自由詩10*06-3-29
- ふるる自由詩4*06-3-27
夏_に- ふるる自由詩5*06-3-26
航海- ふるる自由詩9*06-3-26
ミオ- ふるる自由詩5*06-3-24
静止- ふるる自由詩5*06-3-24
満月- ふるる自由詩3*06-3-23
春雷- ふるる自由詩5*06-3-22
センチメンタル- ふるる自由詩6*06-3-21
ザラメ- ふるる自由詩7*06-3-20
夜の- ふるる自由詩9*06-3-20
星の話その他- ふるる自由詩8*06-3-16
わかれ- ふるる自由詩2*06-3-9
______________________ロンド- ふるる自由詩9*06-3-6
エチカ- ふるる自由詩8*06-3-6
【短歌祭参加作品】キッチンではだめ・・・- ふるる短歌16+*06-3-3
シャムラン- ふるる自由詩5*06-3-2

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